赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで続く?原因と対処法

赤ちゃんが今までは誰に抱っこされてもニコニコしていたはずなのに、急にママ以外の人に抱っこされるとグズりだす、挙句の果てにはギャン泣き…なんてことはありませんか?
これは、人見知りが始まった証拠です。
子供を必死になだめながら同時に相手のフォローをしないといけないお母さんにとっては冷や汗ものですよね
今回は、赤ちゃんの人見知りの原因や始まる時期から終わる時期、気になるその対処法を詳しくお伝えしていきます!
目次
赤ちゃんの人見知りの原因って?
赤ちゃんは、成長につれていつも愛情をくれているお母さんやお父さんを認識できるようになります。
そうすると、もちろんお母さんやお父さん以外の人が近づいてくると、「初めて会う人だ」「いつもと違う人」だということも分かってきます。
赤ちゃんは、「この人どんな人なんだろう」と知らない相手にも興味を示します。
それと同時に「ママやパパと違う人が近づいてきた」「何かされないかな」と不安も覚えるのです。
この両者の気持ちが葛藤し合うことで人見知りとなって表れるといわれています。
昔は、後者の「不安だから泣く」「お母さんやお父さんがいいから泣く」と言われていましたがそれは違います。
むしろ他人に興味のある赤ちゃんほど人見知りが強くなるということあるようです。
人見知りは、お母さんやお父さんとの愛着形成がうまくできている証拠でもあり、見方によっては喜ばしい成長の証でもあるのです。
たまに、おばあちゃんや親戚に「色んな人に会わせないから人見知りになっちゃって…」などと言われることがあるかと思いますが、赤ちゃんの性格でもあり、親子の愛着形成がうまく確立していることなのでお母さんのせいでは決してありません。
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?
一般的には、お母さんやお父さんを認識し始める生後6~7か月頃から始まる子が多いと言われています。
ただ、赤ちゃんの人見知りには個人差が大きくあります!
5か月頃から人見知りをする赤ちゃんもいれば、1歳を超えてから人見知りが始まる子など本当に幅広いです。
人見知りが終わる時期に関しても、人見知りが始まった時期や個人差にもよりますが、ほとんどの子は2~3歳頃には終わるといわれています。
しかし、1歳頃までには人見知りがなくなった子もいれば、最後まで人見知りをすることがなかったという子もいます。
その子のもともとの性格で人見知りをする子であったり、人に接する機会が多いため人見知りをしない子など社会的要因や環境的要因などいろいろな理由があります。
それらが人見知りの時期を左右してきます。
人見知りをしないといっても、人見知りの度合いも個人差がかなりあります。
ギャン泣きをする子から、不思議そうな表情をしながら見つめる程度の人見知りなどさまざまです。
赤ちゃんが人見知りをしてしまった時の4つの対処法
実際に赤ちゃんが人見知りをして泣きだした際には、お母さんも必死になってしまいますよね。
ここでは赤ちゃんが人見知りをしてしまった際の対処法をご紹介します。
お母さんがニコニコしながら相手の人と続けて会話をする
先ほども述べたように、赤ちゃんは相手に対しての興味心と不安感情で葛藤しています。
ここで、お母さんが「どうしたの!?」「びっくりしちゃった!」と過剰に反応してしまうと赤ちゃんも過剰に反応してしまいます。
この関わり方が、赤ちゃんの人見知りを強くしてしまうといわれています。
お母さんがいつもと変わりなく笑顔で相手の人と会話をする様子を赤ちゃんに見せることで、赤ちゃんも「この人は大丈夫なんだな」と思います。
相手に人見知りが始まっていることを伝える
相手の人も赤ちゃんに急に泣き出したりなどの反応をされると、「自分の顔がもしかしたら怖かったのかな」「接し方がまずかったかな」とびっくりしてしまう人も多いかと思います。
ここで「実は人見知りが始まっているんです」と一声かけることで、相手の人も納得してくれます。
ほとんどの人が赤ちゃんは人見知りをするということを把握していますので、相手をフォローする意味でも人見知りのことは伝えておくとよいでしょう。
軽いタッチングから接してもらう
大人でも急に近い距離感をとられるとびっくりしますよね。
赤ちゃんを抱っこしてもらいたい気持ちはもちろん分かりますが、いきなりお母さんから離されて知らない人に抱っこされると赤ちゃんもびっくりします。
最初は、ほっぺを優しくつんつんしたり、おててを軽く触るなど軽いタッチングから接してもらうようにするとよいでしょう。
赤ちゃんも少しずつ慣れてきたら様子を見ながら抱っこに挑戦してもよいです。
最初は嫌がっていたのに、すんなり抱っこさせてくれたという場面も多くあります。
お出かけする機会を増やしてみる
赤ちゃんの体調がいいときは、ぜひ一緒にお出かけもしてみましょう。
お出かけをすると、色んな人に出会いますね。
たくさんの人の顔を見ることは、人見知りの克服だけでなく脳にとってもいい影響があるともいわれています。
もちろん、赤ちゃんの人見知りは今まで外出をしてこなかったせいではありませんが、やはりたくさんの人と出会うことで赤ちゃんも少しずつ他人にも慣れてくるようになります。
お母さんが挨拶をしたり、話しかけてくれた人と楽しそうに会話をしている様子を赤ちゃんはちゃんと見ていますので、まずはお母さんが会話を楽しむことがポイントです。
お父さんにも人見知りをする?
お母さんといると楽しそうにしていたのに、お父さんが遊ぼうとすると泣きだした!なんてことはありませんか?
赤ちゃんがお父さんに人見知りをすることは珍しくありません。
どうしてもお父さんよりはお母さんと日々過ごす時間が長いことから、お母さんと一緒にいる時が居心地がいい時期であったりするためです。
また、お父さんのお仕事が忙しいご家庭では赤ちゃんと接する時間がかなり少ないことも原因の1つです。
「せっかく遊ぼうとしたのに…」とシュンとしてしまうお父さんも多いかと思いますが、人見知りは永遠に続くものではありません。
このひと時だけですので気楽に考えましょう。
赤ちゃんが機嫌が良さそうなときや、お母さんと一緒になってコミュニケーションをとっていくことで赤ちゃんも必ず慣れていきます。
どうせ泣かれるからと諦めずに、根気強くコミュニケーションをとっていきましょう。
場所見知りがある子もいる
赤ちゃんの「場所見知り」という言葉はご存じですか?
初めていく場所や慣れていない場所に行った際、戸惑うことで不安そうな表情をしたり泣いたりと反応することを言います。
赤ちゃんは人だけではなく、場所でも反応する子もいます。
赤ちゃんがそれだけ感性が豊かということですね。
知らない場所に来て不安になって泣いているのでお母さんが抱っこしたり話しかけてあげながら安心させるようにしましょう。
場所見知りの対策としては、人見知りの対策と大きくは変わりません。
お母さんがこの場所で楽しそうに過ごすことで赤ちゃんも安心していきます。
お気に入りのオモチャを持っていったりすると不安の気が紛れるかもしれません。
少しずつお出かけをしながら、赤ちゃんのお気に入りの場所を見つけられるといいですね。
お出かけといっても散歩をしたり公園へ遊びに行くだけでも赤ちゃんにとってはいい刺激になります。
公園やお散歩にも慣れてきたら、児童館や子育て支援センターなど、もし赤ちゃんがギャン泣きしてしまったとしても比較的安心できるような場所へも挑戦してみるのもよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんの人見知りは、お母さんのせいでも赤ちゃんのせいでもなく、成長の証でもありそれだけ親子の絆がうまく結びついているということです。
「今はこの時期。いつかは終わるもの。」と気楽に考えながら乗り越えていけるといいですね。
お出かけ先などで、人見知りされてどうしよう…などと思うこともあるかもしれませんが、ぜひ今回の記事も試しながら赤ちゃんに合う対処法を探してみてくださいね。