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秋から流行る感染症!気を付けたい子供の病気とは?

夏の暑さから解放され、過ごしやすい季節「秋」

これまで、暑くてなかなか満足に外で遊べなかった子供達も気持ちよく外で遊べる季節となってきました。

外から帰ったら「手洗い・うがい」徹底してますか?

季節の変わり目である秋は、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱、とびひなど夏に広がる感染症から、今度は冬にピークとなる感染症へ移り変わりのシーズンでもあります。

気温の変化も激しく、1日の中でも朝と夜では大きく変化し、冬が近づくにつれ空気は乾燥し始め大人でも体調管理が難しく、病気になってしまうことも増えていく季節です。

小さい子供なら、なおさら気を付けてあげたいですよね。

そこで、今回は秋から気を付けたい子供の感染症についてまとめたいと思います。

あらかじめ頭に入れておき、流行の兆候が見られたら、早めに予防を徹底し、病気に負けず、秋冬を元気にのりきりましょう!

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秋から気を付けたい病気って?

季節が移り変わっていく季節である秋は、移動性高気圧に覆われ、秋晴れなんてこともありますが、長くは続かず、低気圧と高気圧が激しく入れ替わる季節です。

気圧の変化が激しく、ぜんそくや気管支炎、アレルギーなど季節の変わり目にひどくなる人は大人でも多いですよね。

冬が近づいてくると急激に寒くなることで体調も崩しやすく、室内で過ごすことも増えるこの季節は、空気が乾燥していることもあり感染症も広がりやすい季節と言えます。

ただの風邪だと安易に構えず、早め早めに対処し重症化しないように気を付けて行きましょうね。

秋から冬にかけてピークを迎える感染症

  • マイコプラズマ肺炎
  • RSウイルス

冬にピークとなる感染症

  • 溶連菌感染症
  • インフルエンザ
  • 感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)

では、一つずつ症状や予防方法、対処の仕方をまとめていきますね。

マイコプラズマ肺炎

肺炎マイコプラズマという細菌に感染することで引き起こされる肺炎です。

乾いた咳が続く、そんな時にはマイコプラズマ肺炎の可能性を疑ってみてください。

潜伏期間:約2~3週間

症状:頭痛、発熱、全身倦怠感などが3~4日ほど続き、咳は解熱後も1ヶ月近く続きます。

風邪とよく似た症状で見分けがつきづらいのですが、乾いた咳が長く続く場合には早めに受診しましょう。

肺炎マイコプラズマ細菌は、くしゃみや咳などでの飛沫感染、手や鼻、口などを触ることでの接触感染で広がります。

症状が軽い場合は、気管支炎程度でおさまりますが、重症化すると肺炎を引き起こし、中耳炎、肝炎、脳炎など合併症を引き起こすこともあります。

予防方法

予防接種はなく、手洗い・うがいの徹底しかありません。

アルコールを含んだ消毒液での手の消毒も有効とされています。

患者との接触をさけ、流行っている時には人混みを避けるようにしましょう。

RSウイルス

RSウイルスに感染することで引き起こされる呼吸器系の感染症です。

9月ころから感染が広がると言われていましたが、最近では夏ごろから流行し始めることも多いようです。

マイコプラズマ肺炎と同様に乾いた咳をするのが特徴です。

潜伏期間:典型4~6日

症状:発熱、鼻水、咳など風邪によく似た症状です。

RSウイルスは、感染力が強く何度も感染します。

多くの子供は軽症であることが多く、1週間程度で軽快することから、風邪かな?と思っていることも多いようです。

2歳までのうちに、ほとんどの子供が知らず知らずに1度は、感染していると言われています。

何度も感染するうちの一度目の感染が一番症状が強くでることが多く、初めての感染が、6か月未満の乳児は重症化しやすいとも言われています。

悪化すれば、喘鳴、呼吸困難などの症状、合併症なども引き起こすこともあり、この季節の咳には注意が必要です。

予防方法

ワクチンはなく、手洗い、うがい、アルコール消毒が有効です。

RSウイルスは、飛沫、接触感染すると言われているのでよく触るもの(おもちゃやドアノブなど)こまめにアルコール消毒しておくのもおすすめです。

症状が軽く、RSウイルスとは気が付かずに大人や兄弟などから移されることもあるので、風邪かな?と思う時には、乳児にはなるべく近づかないようにしましょう。

溶連菌感染症

溶連菌による感染症です。子供が「のどが痛い」と言ってきた場合には注意が必要です。

潜伏期間:2~5日

症状:のどの痛み、発熱、頭痛、発疹、舌の表面の赤いブツブツなど

のどの痛みに加え、高熱が出ます。

風邪の症状によく似ているので、風邪かな?と思ったら早めの受診が大切です。

決められた期間きちんと薬を服用することで感染力はなくなり、症状は治まりますが、完全に完治したかどうかは再度検査を行う必要があります。

溶連菌はしっかり完治しなければ、重度の合併症を引き起す可能性が高い細菌です。

抗生物質を与えられた期間内きっちりと飲むことでリスクを下げられますが、もし体内に細菌が残っていれば再発します。

完治の診断がでるまで油断はできません。

予防方法

予防接種がなく、手洗い・うがいの徹底しかありません。

飛沫感染のリスクを下げるためにマスクも有効な手段と言えます。

家族内で感染者がでてしまった時には、同じ食器やコップの使用、タオルの使いまわしには気を付けるようにしましょう。

インフルエンザ

子供だけでなく、大人でも脅威を振るうインフルエンザ。

インフルエンザウイルスに感染することで発症します。

人に移るインフルエンザウイルスには、A型とB型がありますが、突然変異することがあり、新型のウイルスが発生することがあります。

潜伏期間:1~4日

症状:高熱、全身倦怠感、食欲不振、咳、のどの痛み、頭痛、関節痛、筋肉痛など

風邪とよく似た症状のインフルエンザ。大きく違うことは、急激に襲ってくる38度以上の高熱、頭痛、関節通、倦怠感です。

予防接種を打っているとひどく症状がでない人もいます。

合併症として気管支炎、肺炎、脳炎、中耳炎、インフルエンザ脳症、熱性けいれんなどを引き起こすこともあるので、特に5歳未満の子供や65歳以上の高齢者は注意が必要です。

予防方法

予防接種、手洗い、うがい、アルコール消毒、マスクの使用

感染力が強いため、急激に広がってしてしまうことが多く、家族内で感染者がでてしまった場合には、基本的に隔離するのが理想です。

ですが近年、小児・未成年のインフルエンザ感染によっての異常行動が話題となりましたよね。

高熱が続いている時(2日程度)は、子供の行動には注意しておきましょう。

感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)

感染力が強く、子供が幼稚園や保育園へ行きだすと必ずと言っていいほどかかってしまう感染性胃腸炎。

秋口にはノロウイルス、そして春先にはロタウイルスが急激に流行りだします。

潜伏期間:ノロウイルス24~48時間・ロタウイルス24~72時間

症状:吐き気、嘔吐、下痢、軽い発熱(ロタウイルスの場合には高熱)

ノロ、ロタウイルスは、感染力がとても強く、経口感染、接触感染、飛沫感染します。

保菌者が触ったおもちゃ、ドアノブ、使用したトイレなどですぐに感染してしまいます。

有効な抗ウイルス薬がないため、しっかり予防することが大切です。

予防方法

手洗い、うがいの徹底。アルコール消毒は効き目がなく、「次亜塩素酸ナトリウム」での消毒が効果的です。

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、家庭内の塩素系漂白剤を薄めたものですぐに作ることができます。

*感染者が手で触れたものは塩素系漂白剤を0.02%に薄めたもので消毒する。

*嘔吐や便などが直接触れたものは、塩素系漂白剤を0.1%に薄めたもので消毒する。

また、嘔吐してしまったものをママが片付けている時にママが感染してしまうことも多く、使い捨て手袋、マスクの使用は大切です。

使用後のおむつもビニール袋に入れしっかりと縛ってから捨てるようにしましょう。

調理器具、食器などもしっかり消毒することで家族内感染の拡大は防げます。

まとめ

いかがでしたか?

これからの季節で最も気を付けておきたい子供の感染症についてまとめました。

一緒にいる時間が多いママだからこそ、ちょっとした子供の体調の変化に気づくことができます。

悪化してしまうと重症化してしまうこともあるので、「あれ?おかしいな」と思ったら早めに受診することが大切ですね。

もちろんこれ以外にも風邪、おたふくかぜ、水ぼうそうなども冬に多くなる傾向があります。

一番簡単で、すぐにでもできる予防方法はやっぱり「手洗いうがい」なんですね。

これからの季節は、子供も大人も手洗いうがいでしっかり予防し、栄養、睡眠を十分に取ることで免疫力をしっかり高め、ウイルスや細菌に負けない体づくりをしていきましょう。

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