初めての行事に参加したくない!子供のやる気スイッチを押した方法とは?
我が家では保育所に通っている3人の運動会の練習が始まった頃、かなり悩んだことがありました。
それは次男が「運動会の練習をしたくない」と言い毎日練習に参加せず、みんなの練習を見るだけという日が続いたのです。
初めての運動会、長男と3番目は運動会に参加する中、次男だけが練習に参加していないという状況を担任の先生に聞き、とても不安になりましたし、心配になりました。
なぜ自分の子供だけ練習しないのだろう・・・。
みんなはしているのに、どうしたら良いのだろう。なんと声をかければよいのだろうと・・・。
目次
私の子供はおかしい?!
みんなは運動会の練習をスムーズに始めた中、我が子だけが練習に参加していないと聞いた時、本人に聞いても「やりたくない」というだけでした。
自分の子供だけ何かみんなと違うのか、もしかしておかしい?などと不安になりました。
他にもそういった子は要るのかが気になったのです。
しかし、色々な方に相談しアドバイスをもらいましたが、おかしなことではないと聞き、とても安心しました。
踊ったりお遊戯をしたりすることが苦手な子はいるのです。
また、間違えるのが嫌だったり、負けるのが嫌で最初から「やらない」とふさぎ込んでしまいます。
練習には参加していたものの、両親や他のお友達の家族が見に来ているという事で、当日になり参加したくないという子もいます。
専門の教育が必要な子なのか・・・などの心配になると思うのですが、練習に参加しないという事で、お子さんがおかしいのではないかと過剰に心配することはありません。
運動会の練習に参加しない息子は・・・
普段から新しいことに挑戦することが苦手、感じやすいタイプで、落ち込みやすかったり恥ずかしがり屋で、その気持ちのあてどころが分らず、泣いてしまったり怒ったり、黙ってしまうことがあります。
保育所の担任の先生にも感じやすいタイプだと教えてもらいました。
よく言えば感受性が豊かと言えるのだと思います。
なぜ、その息子が運動会に参加しないのか考えたときに、息子は自分が兄弟やお友達と何かをするときに、間違えたところを見られるとものすごく恥ずかしがるタイプでした。
間違えるのが恥ずかしいため、自分が分らない初めての事に挑戦するのが苦手なのです。
運動会の練習に参加させるために試した2つの方法
運動会の練習に参加させるべく、私が働きかけられることは何かを考えました。
- 「頑張ろう!」と励ます。
- 厳しく「練習しなさい」と諭す。
まずはどうしたら良いかわからなかったので、2つとも試しました。
励ました結果
「○○も運動会の練習みんなと頑張ろうよ!」「今日は運動会の練習頑張れた~?」と優しく応援してみました。
しかし、本人は「やだ!」「したくない!しない!」と変化なしでした。
厳しくした結果
数日間励まし続けても、練習に参加しないという次男。
1人が練習に参加しない姿を見て、他の子も真似してしまい、クラスが練習が出来ない状態になってもおかしくないと思いました。
そこで「運動会の練習しなさい!」「みんな頑張ってるよ!」「運動会出られなくなっちゃうよ!」と強めに伝えました。
すると見事に逆効果・・・。
「もう行かない!」「運動会休む!」と大拒絶!
毎日朝も「今日行きたくない~」と駄々をこね、大変なことになりました。
練習に参加するようになったきっかけは?
我が子は途中から急に練習に参加してくれるようになりました。
それは担任の先生からのアドバイスがきっかけでした。
次男にとっては初めての運動会だったのです。
運動会に参加しないという事ばかりに意識が向き、気が付けていなかったのですが、「運動会がどんなものなのか具体的にわかっていなかった」のです。
その為未知のものに挑戦しろと言われても、子供はどんどん不安を感じていたのですね。
「運動会のビデオか何か探してみますね」と言ってくれたのです。
そこで帰宅後、さっそくインターネットで運動会の動画を探し見せたところ、翌日から運動会の練習に参加してくれるようになったのです。
初めての行事に参加したくないという子には、怒ったり焦らせたりするのは逆効果です。
その行事がどんなものなのか、楽しいものだという事を伝えてあげることが大切ですね。
かけっこにドキドキの子供には?
もちろん順位つくかけっこで、子供たちも1位になりたいと意気込んでいいました。
しかし、次男は長男が順位を気にしているのを見て緊張しているようでした。
「最後まで走り切るところを見れたら、ママうれしいよ」と声をかけると、「今日も走ったよ!」と楽しげに話してくれました。
本番の様子は?
担任の先生から、本番は大勢の大人が見に来るため、緊張して出来なくなってしまうかもしれないが、その時は観客席でみていても良いと言われていました。
しかし、オープニングからすべての競技、最後の閉会式まで、しっかりと参加してくれました。
踊りもかけっこも最後まで頑張ってくれた姿を見て、感動しました。
終わった後はとってもかっこよかったと褒めると、来年の運動会を既に楽しみにしていて、練習を拒んでいたころが嘘のようでした。
まとめ
我が子が行事の練習に参加しないと拒んでいると、とても心配になりますし、不安に襲われますよね。
どうしてやってくれないの?
我が子の担任の先生はやる気になるまで待ってくれて、出来なければ今年は見ているだけでも良いと言ってくれたので気持ちが楽になりましたが、担任の先生によっては、できないという事を責める先生、どうにか練習に参加させるようにと熱心過ぎてママの負担になってしまうこともあるでしょう。
しかし、冒頭でも伝えたと通り、性格によって参加しない子、当日もやらないという子はいますし、おかしいことではありません。
我が子も同じです。
安心してくださいね。
そしてお子さんも大きな不安やストレスを感じているかもしれません。
ママが一番傍で不安や心配を受け止めてあげたいですよね。
行事の動画を見せたり、行事は楽しいものだと伝えることでやる気を出してくれると思います。
今後も我が子は新しいことに遭遇するたびに、他の行事も参加したくない、やりたくないと言うと思います。
それでも、我が子はそういう性格!スタートまで時間がかかる、心配性で不安が解消されないと出来ない子なのだと割り切り、手助けしながらゆっくり見守っていこうと思います。
そして意外とそういう子は、周囲の変化に敏感で、やる気がないのではなく、やりたいのに行動に移せないというだけで、みんなの練習風景をしっかり見ていて覚えている事もあります。
練習に参加していなくても本番で急に踊りだしたり走り出すこともあります。
自宅で何気なく踊っている事もあるかもしれません。
そんな時はたくさん褒めてあげたいですね。
褒め方、叱り方をまとめた記事も参考にしてみてください。