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赤ちゃんにおしゃぶりは使っていいの?いつまでにやめればいい?

赤ちゃんにおしゃぶりを与えたいけど、癖になるのが心配、歯の噛み合わせに影響が出ないか気になる!そんなママはいませんか?

おしゃぶりをしている姿もなかなかかわいい赤ちゃん、おしゃぶりを上手に使うことが出来ればママの育児も楽になりますよね。

今回はおしゃぶりの長所と短所や正しい使い方、上手にやめさせる方法などをまとめてみました。

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おしゃぶりのメリット・デメリット

赤ちゃんは、生まれながらにして「吸う」ことが得意です。

これは、ママのおっぱいを吸って生きていくための本能である「吸啜(きゅうてつ)反射」が備わっているからです。

つまり、おしゃぶりにはおっぱいを吸うのと同じような動作をさせることで、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる効果が備わっているんです。

現在、赤ちゃん用品売り場には、たくさんの種類のおしゃぶりが並んでいます。

それだけ、使っているママが多いんですね。

ただ、おしゃぶりのことが話題になると、「歯並びが悪くなるからやめたほうがいいよ」なんて言う声も聞こえてきます。

一体おしゃぶりにはどんな効果があるのでしょうか?

おしゃぶりを使うメリットとデメリットを考えてみました。

おしゃぶりのメリット

  • 赤ちゃんを泣き止ませることができる
  • 気持ちが落ち着く
  • 早く寝てくれる
  • 使うとママも楽になる
  • 鼻で呼吸することが習慣づく
    

おしゃぶりのデメリット

  • コミュニケーションが取れない
  • 感情表現がしづらく言葉の発達が遅れがち
  • 長期の使用で歯の噛み合わせに影響を及ぼす
  • 赤ちゃんが喋ったり、物をなめたりして学習する機会が減る
  • くせになる
    

確かにおしゃぶりを使うと、赤ちゃんの入眠がスムーズになったり、泣いている赤ちゃんを簡単に泣き止ませることが出来たりと、いいことがあります。

ただ、長期間使用を続けると、歯の噛み合わせに悪影響です。

また、赤ちゃんは幼いうちは色々なものをなめながら物の存在を学習するのに、おしゃぶりを使っていたらそれもできませんよね。

クーイングや喃語といった、発話を手助けする言葉の発達段階において、自分から話すことが出来ないおしゃぶりをはめた状態というのは、確かに妨げになりそうです。

泣いているからと言って安易におしゃぶりを使ってしまうと、赤ちゃんがどうして泣いているのかを分かってあげられないまま黙らせてしまう結果になってしまい、コミュニケーション不足に陥ってしまうこともあります。

それに、おしゃぶりを使い続けると赤ちゃんにとって習慣化してしまい、やめることが難しくなってしまいます。

何だかデメリットの方が多く感じてしまいますね。 どうしたらおしゃぶりを上手に使うことが出来るでしょうか?

おしゃぶりのルールを決めよう!

おしゃぶりを上手に使いこなすためには、ルールを決めておくことが不可欠です。 新生児用をはじめ、おしゃぶりにはサイズがあります。

大体のメーカーでは

Sサイズ…新生児から

Mサイズ…生後3カ月頃から

Lサイズ…生後6カ月頃から

といったような製品を販売しており、パッケージの裏に使用時期の目安が書いてあります。

もちろん赤ちゃんの口のサイズによって多少時期がずれることもありますが、基本的には 赤ちゃんの発達にあったサイズのものを使用するようにしましょう。

泣いたらすぐにおしゃぶりを使うことは絶対にやめ、公共の場などでどうしても静かにしていてほしい時や、どうしても寝てくれない時など、使用する時間や場所を限定して使うようにすると、おしゃぶりへの依存が少なくて済みますよ。

また、おしゃぶりを使って眠った時は、赤ちゃんが寝ている間付けっぱなしにしておくことは避けて、眠りが深くなった時点でそっと外してあげましょう。

寝始めや眠りが浅い時は強くおしゃぶりを吸っているかもしれませんが、眠りが深くなって身体の力が抜けると、赤ちゃんの口からすっぽりとおしゃぶりを抜くことが出来ます。

その時を狙えば、赤ちゃんの眠りを妨げずに外せます。

また、夜中おしゃぶりがないことに気づいて泣いてしまう場合は、添い寝して背中をさすってあげながら眠りを促してみましょう。

長時間おしゃぶりをしていることはおしゃぶりへの依存性を高め、歯が生え始める大切な時期におしゃぶりを吸うことが習慣化してしまうことで、歯の正常な発達が妨げられ出っ歯になったり、歯並びが悪くなってしまったりする可能性があります。

おしゃぶりはいつから使ってもいい?

おしゃぶりは新生児から使えるものがありますが、完母で育児をするママは注意が必要です。

というのも、おしゃぶりに赤ちゃんが慣れてしまうと、吸いづらいおっぱいを嫌がってしまう乳頭混乱を引き起こす可能性があるからです。

新生児期はまだ哺乳力(おっぱいを吸う力)が弱く、なかなか上手に母乳を飲むことが出来ませんが、毎日飲むことで徐々に鍛えられていきます。

そこに吸う力が未熟な赤ちゃんでも吸いやすい仕組みに作られているおしゃぶりをあげてしまうと、赤ちゃんはおっぱいよりもおしゃぶりを好きになってしまい、力と根気のいるおっぱいを吸うことをやめてしまうことがあるのです。

一度、乳頭混乱になってしまうと、元のリズムを取り戻すのに大変な労力と根気が必要になります。

なので、できればおしゃぶりは授乳に慣れた生後1か月以降から使い始めるのが良いでしょう。

おしゃぶりを卒業するのはいつ?

おしゃぶりを使い続けていると、出っ歯や歯並びや噛み合わせが悪いといったリスクが高まります。

日本小児歯科学会によれば、遅くとも乳歯の生えそろう2歳頃までにやめれば、発育とともに噛み合わせは改善されていくといわれています。

それ以上の長期に使い続けると、幼児の噛み合わせなどに異常が残ってしまいかねませんので、個人差はありますが奥歯が生えそろうまでにおしゃぶりを卒業するのが理想的です。

突然与えなくなると、赤ちゃんにとってもストレスになってしまいますので、やめるには準備期間が必要になります。

まずは使用する頻度や時間を少しずつ減らしていくことからはじめ、たくさんスキンシップすることで赤ちゃんに安心感を与えてあげましょうね。

もしも、入眠儀式としておしゃぶりを寝る前に使うことがくせになってしまっている場合は、おしゃぶりをやめる代わりに絵本を読み聞かせたり、新しい入眠儀式を提案したりして、慣れさせてあげることがおしゃぶり卒業の第一歩になります。

おしゃぶりがないと上手に寝てくれない赤ちゃんの場合は、昼間にたくさんお出かけして身体を動かし、生活習慣を見直すことも必要になってきます。

程よく疲れることで、夜もおしゃぶりなしで寝てくれるかもしれません。

喃語が始まると、どんどん大人の声や周りにあるものに興味を示すので、その頃からおしゃぶりを減らしていくとうまく赤ちゃんの興味を他に移すことが出来ますよ。

まとめ

おしゃぶりは赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる効果があり、ママの育児を助けてくれる便利なツールです。

しかし、使いすぎると言葉の発達が遅れたり歯並びや噛み合わせにも悪影響を及ぼしたりする諸刃の剣です。

歯が生えてきたらおしゃぶりを与える頻度や時間を減らしていき、生えそろう頃に卒業することが理想です。

成長に伴い赤ちゃんの自我が芽生えてくると余計に依存し、卒業が難しくなるので、ママが先を見据えてコントロールしていってください。

必要なときは頼りつつ、上手に使いこなしていきたいですね!

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