産後クライシスって?離婚の原因になることも…。上手な解決方法は?

産後クライシスというものを知っていますか?
赤ちゃんが生まれ、理想的には可愛い自分の赤ちゃんと旦那さんと幸せな生活が始まるはずですね。
しかし、現実的に歯生活のリズムが大きく変わり、精神的にも不安定な時期となります。
その結果、夫婦関係にも今までとの違いが生まれ、離婚したいと考えることが多くなってしまうことがあります。
そんな産後に夫婦関係に亀裂が入り離婚を考えてしまうような状況が産後クライシスなのです。
私は当時そんな気持ちになったことがあっても、まさか産後クライシスというものがあるとは知らず悩みました。
私の場合は離婚には至らなかったものの、知らずに産後クライシスに見舞われそのまま離婚していた可能性も十分に考えられます。
産後クライシスを知っていれば、今はこんな時期なのかもと思い、離婚を踏みとどまることもあるかもしれませんね。
そこで今回は産後クライシスにつおいて原因や解決方法をご紹介していきたいと思います。
目次
産後クライシスって?!
産後クライシスというのは、上記でも触れましたが、産後に夫婦関係がギクシャクし亀裂が生まれる状態です。
産後に起こる夫婦の危機が産後クライシスですね。
出産前まではあんなに仲がよく幸せだったのに、産後急に夫婦仲が悪くなってしまうのです。
実は産後のこういった状況は昔からよく合ったものの、NHKで産後クライシスという言葉が使われ始め、産後クライシスと言われるようになりました。
産後クライシスになる原因は?
では産後クライシスはなぜ起こってしまうのでしょう。
原因をご紹介していきます。
ホルモンバランス
1つ目に考えられる原因歯ホルモンんバランスの変化による影響です。
妊娠中のママの体では、プロゲステロンとエストロゲンという2つの女性ホルモンが大量に分泌されます。
しかし、出産後にこの2つのホルモンは一気に分泌量が減少してしまうのです。
するとホルモンバランスの乱れにより自律神経の乱れが生じ、感情のコントロールがうまくできなくなってしまうのです。
そのためイライラしやすくなったり、感情的になってしまいやすくなります。
また、エストロゲンは幸せホルモンと呼ばれるほど、精神を安定させ幸せな気持ちにしてくれます。
ところが産後エストロゲンが減少するため、産後うつになりやすくなり、それが原因で気持ちも考えもネガティブになり産後クライシスの原因となっていることがあります。
生活環境の変化
産後は一気に生活環境が変わります。
好きな時間に好きなこともできませんし、眠い時に眠ることができないときもあります。
自由な時間はなくなり、赤ちゃん中心の生活となります。
そんなことは重々承知であっても、実際の急激な変化に精神的についていくことができず、イライラしてしまうことがあり、産後クライシスの原因となります。
また睡眠不足により神経が過敏になってしまうことも原因ですね。
夫婦生活のすれ違い
ママは産後の夫婦生活は1ヶ月検診までは絶対にできませんね。
また産後1ヶ月検診でOKが出ても会陰切開部分が怖かったり、そういう気分に慣れるほど余裕がなく避けがちです。
しかしパパの方は言ってしまえば出産で痛みを感じることもなく、ホルモンバランスの変化もないので、今まで通りの性欲があります。
そのためパパは夫婦生活を求めるけどママはそんな気分に慣れる場合ではなく、そういったすれ違いが溝が生まれる原因となり産後クライシスに繋がることもあります。
産後クライシスのせいで離婚もある?!
産後クライシスが原因で離婚に至ってしまうというケースは少なくありませ
0歳から2歳の間に母子家庭となる過程は全体の約35%で、その原因の多くは産後クライシスだと考えられます。
ママはパパに対して
- 手伝わない
- 協力しない
- 寄り添わない
- 不手際
- 手伝うことについて恩着せがましい
などということを感じ、産後クライシスが悪化します。
そんな状態が積み重なり、徐々にパパの何気ない行動や言動にも嫌気がさし、溜まりに溜まった結果、限界となりパパへの愛情自体がなくなってしまい離婚を考えるようになるのです。
産後クライシスの解決方法は?
産後クライシスが原因で離婚ということはあるなと私もその気持ちが分かります。
今となれば、あの時どうしてあんなに旦那に対してイライラしてしまったのだろう。
手伝ってくれているのに嫌気がさすときもあるほどでした。
仕事があるとは分かっていても連日睡眠不足が続く中、旦那の寝息や寝顔に苛ついてしまったり…。笑
子供と2人のほうがイライラすることもないし一緒にいないほうが良いのではと思うときもありました。
しかし、あの時の自分は産後クライシスだったのだなと思います。
今となってはあの時の感情にまかせてあの時離婚しなくて本当に良かったと感じます。
もちろん中には産後クライシスだけが原因ではなく、実際に旦那さんの行動に問題があり一緒にいるべきではないこともあるのは確かです。
一方で私のように産後クライシスが原因でカッとなってしまっていることもあるので解決方法を行ってみましょう。
ママ友との交流
近所のママともや同級生のママともなどでも良いです。
いとこのママ、親戚のママでも良いです。
ママ友と話す時間を設けましょう。
また児童館に出向き新しいママ友を作り話す場とするのも良いです。
ママ同士同じ不満を抱えていることが多いので、一緒に話しているとどんどん自分の気持ちも晴れて来ます。
同じように思っているんだなと安心もします。
落ち着いて考えられるようになります。
毎日の育児の中で気分転換も大切です。
赤ちゃんとの会話、旦那との会話だけではなく、他人との会話は気分転換になりますよ。
不満に対して感情的にならないように
不満を感じる面は色々ありますよね。
パパも初めてのこととなると、ママがこんな時どんな気持ちでいるのだろう、なにを手伝えばよいのかなどがまだわからないのです。
察して欲しい気持ちがあるのは確かです。同じ子供の親なのだから同じように頑張ってもらいたい、参加してもらいたいという気持ちもありますよね。
しかしホルモンバランスの影響などにより、自分が思っているよりも感情的になりがちです。
冷静に気持ちを伝えれば良い場面でも急に怒ったり泣いたりしてパパに不満をぶつけると、より夫婦仲が悪化してしまう原因となります。
ものすごく難しいことですし、なんでこんなことを伝えないとわからないのだろう…。とよりイライラしてしまう気持ちもありますが、冷静に落ち着いて不満を打ち明けるように意識しましょう。
また、〇〇やって!と不満をぶつけるよりも、〇〇で大変なのだけど…と相談して解決策としてパパが手伝うという案が浮かぶように不満を打ち明ける方法がおすすめですよ!
一人で抱え込まない
産後、自分の子供のお世話なのだからと一人で育児を抱え込んでしまいますよね。
サボることは行けないこと、手を抜くことは行けないこと、自分がなんとかこなさなければ行けないことだと、人に育児を頼ることができませんでした。
頼ると悪いママ、だらしない、不甲斐ないと自分を責めてしまうのですよね。
しかし、誰かを頼って育児をするということは悪いことではないのですよね。
最初はものすごく頼りにくいです。
でも時には実家の力を借りたり託児サービスを利用したり自分の時間を1時間でも2時間でもとり休むことで、パパにも感情的になりにくくなったり、気持ちが落ち着き穏やかになれますよ。
一人で今詰めて育児をして悲しい顔をしているママよりも、少し休憩してママが穏やかに笑顔のほうが、赤ちゃんは安心しますよ。
パパを褒める
なにかを手伝ってくれることは当たり前のことであるはずなのに。
なにか間違っている時に×を出すことはママが悪くないはずなのに。
そういった気持ちがあり、なぜ褒めなければいけないの!!と思いますよね。
しかし。最初は×を出さず、注意せず、ありがとう!!こんなに手伝ってくれたの!?助かるよー!!と褒めましょう。
怒られてしまったり注意されてしまうと、んじゃあ、やんないほうがよいな。。。となってしまうのですよね。
当たり前!間違っている!という気持ちを抑え、まずは褒めましょう。
褒めているうちにどんどんパパも慣れて上手になったり手際がよくなったり、よく育児に参加してくれるようになります。
徐々に慣れてきたら、こうするともっと簡単なのにー!などと少しアドバイスをするとよいでしょう。
産後クライシスのママにパパができることは?!
上記のようにママは産後、産後クライシスという状態で離婚の危機にもなりかねません。
そこでパパが意識を替え、ちょっとした気遣いでママの気持ちが落ち着いたり、産後クライシスへの解決方法となりますよ。
子育てを手伝うという考えを変える
まず1番最初に子供の育児に対して、ママの手伝いをする、手伝ってあげているという考えを変える必要があります。
その考えでいる限り、ママが臨む行動もできませんし、ママの気に触る言葉を言ってしまう原因となります。
子育ては一緒にするものであると考えるようにすることをおすすめします。
子供の育児はママだけのものではありませんよね。
2人の子供。2人で育てる。
手伝うではなく助け合うですね。
ママに1人になれる時間をあげる
短時間で良いのです。
ママがスーパーに買い物に行く時だけでも良いのです。
ママを自宅に置いて子供を散歩につれて行ってあげるのも良いです。
時にトイレにこもってまで一人になりたいと感じるほど疲れてしまうこともあります。
少しだけでも1人の時間を作ってあげると心が落ち着きますよ。
ホルモンバランスの変化であると認識
産後にママが今までとは違う性格に感じたり、すぐにイライラするなと感じたり、冷静でいられないママにおかしいなと感じることがあるでしょう。
しかし、それはママの性格の変化ではなく、ホルモンバランスの乱れによるものです。
気持ちを自分でコントロールできない時期であるという事を理解してあげるとよいですね。
夫婦生活
夫婦生活を無理に求めないようにしましょう。
赤ちゃんが寝静まった時など、寝ているときは物音立てずに自分も寝たい!!という時期です。
心も体もクタクタです。
産後1ヶ月が経っていても、しばらくはできないということを理解してあげましょう。
産後クライシスで離婚したいと思った時は!?
産後に離婚したいと強く感じるようになった時、それの原因は産後クライシスである場合が多いです。
ホルモンバランスの乱れや生活環境の変化により、気持ちが冷静にコントロールできません。
毎日小さなことでイライラしてしまったり、旦那がムカつくというような時もそれは産後クライシスの影響であり、あなただけではありません。
離婚を考えてしまうこともしょうがないのですが、今すぐ離れなければ行けないような、ママと赤ちゃんに大きな危害を加えるようなことがなければ、一度離婚はもう少ししたら決断しようと置いておくことをおすすめします。
まとめ
産後クライシスは出産を終えたママ誰にでも起こりうるものです。
自分では気づいていなくても産後クライシスに陥ってしまっていることもあります。
しかし産後クライシスは夫婦が協力することで乗り越えられます。
乗り越えた末には幸せな生活が待っていますし、今よりも絆が深まり理解しあえる夫婦となります。
カップルではなく夫婦として、両親として成長するための大きな壁なのですね。
お互いに引くところは引いたり、理解しあい産後クライシスを乗り越えましょう。