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新食事教育?!出されたものを残さず食べる!は間違えだった?!

 2018/03/11 幼児
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近年、出されたものは全て食べるように教育するという考えは食事のコントロールが出来なくなってしまうということが重要視されつつあるというのです。

私は幼いころから、出されたものは残さず食べるという教育を受けてきました。

給食も残さず食べる、自宅でも残さず食べるのが当たり前というような・・・。

残そうとすれば大人から「もう少し食べなさい。」「あと1口食べよう!」「半分食べたらいいよ!」というような言葉をかけられてきました。

もちろん私もそれが正しいと思って育児をしてきました。

「出されたものは無駄にせず完食する。食べ物は大切だから。作ってくれた人への感謝の気持ちを大切に。栄養のバランスを考えて残さず食べる。」

しかし、この教育が、自分がどのくらいお腹が空いているのか、どのくらい食べると満腹になるのか、満腹はこの程度の腹具合だ、ということを自分で理解しコントロールできなくなってしまうというのです。

その結果、ストレスが原因の暴飲暴食や日々の慢性的な食べ過ぎなどによる生活習慣病の恐れもあるようです。

そういわれてみると、我が子が残したものがあると、全て完食しなければいけないという意識があるため、自分が満腹でもつい無理をして食べたりしてしまっているな・・・。と思い当たる節があります。

実際食事を作る側としては、栄養バランスを考えた食事を作っている訳で、せっかく作ったのだから完食してもらうとうれしいのですが、その親心が子供を食事のコントロールが出来なくしてしまうのであれば、考え治す必要がありそうですよね・・・。

子供に満腹感を感じさせ、いつ「ごちそうさま」をするのが適切なのかということを教えるための方法についてみていきましょう。

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子供の規則的な生活が乱れる!栄養のバランスは?

まず、この新しい考え方によると、子供がごちそうさまと言えばごちそうさま、子供が残すと言えば残させるというようなことになってしまいますよね。

しかし、これだと子供はさっきごちそうしたのに、またお腹が空いたと言っているよ・・・。

規則的な食事が身に付かなくなるということになりますよね。

更に、好きなモノだけで満腹になり、栄養のバランスも崩れてしまいます。

子供の気まぐれにそこまで甘やかしてしまって良いのでしょうか。

ごちそうさまのタイミング

ごちそうさまのタイミングは最初はやはりお腹が満腹ではない状態で食事を辞め、食事の時間になっていないのに、お腹が空いたと言いだすことがあるようです。

しかし、それを改善するためにはこの後の子供に対する正しい声掛けというもので徐々に改善されていきます。

栄養のバランスは?

もちろん、偏食や食べムラが激しく、栄養のバランスが著しく悪い状態が長期にわたり続いたり、病的な理由がある場合は、もう少し食べさせる、あと一口食べさせるということが必要な場合もあります。

しかし、健康な子供の場合は、少々嫌いなものを残していても健康状態には影響がなく、あまり気にする必要はないということがあります。

更に子供は気分や体調などにより、食べムラや偏食となることがあるようです。

正しいごちそうさまのための声掛けは?

子供がごちそうさまをしたら、正しい声掛けとしては残っている食事量をみて「あと一口・・・」という声掛けをするのではなく、子供のお腹の具合を尋ねる声掛けをします。

「ものすごくお腹がいっぱい?」

「すこしお腹いっぱい?」

「もう入らないくらいお腹パンパン?」

などという声掛けです。

すると、子供は自分の満腹状態について自問自答をし、満腹な状態はどういった感じなのかということが良く分かるようになります。

更に、物凄くお腹いっぱいであれば、本物の御馳走様ですし、少しお腹がいっぱいという場合は、子供が自分でもう少し食べたほうが良いかなと考えて決められるようになるのです。

食事のあとにすぐにお腹がすいたら?

ここで何かを間食させてしまうのは正しいごちそうさまが身に尽きませんね。

そこで、お腹の具合を聞いた後は、次の食事の時間を指定しておく声掛けをします。

「次のごはんは夕方だからね。」

「次のごはんがパパが帰ってきてからね。」

などと子供が解りやすいように次の食事の時間を指定しておきます。

すると徐々に、それまでの時間の間、この満腹感でお腹が減らないかと子供が自分で考えられるようになり、ただしいごちそうさまが出来るようになるのですね。

手の付けないものを食べさせるには?

自分で自分の満腹を決め、ごちそうさまをするようになると、全く手を付けずにごちそうさまをするメニューが出てくることでしょう。

しかし、そこで「もう一口食べなさい。」ではなく、子供が自分であとすこし食べるようにお手伝いをすると良いです。

子供が手を付けずに残す場合、見た目で残す、何か追加したくて残すという場合があります。

例えば、御飯の上に肉がのっているものを全く食べずにごちそうさまをした場合、ご飯と肉を別々の更に分けてあげると食べることがあります。

また、蒸し野菜やサラダだけを残した場合は、そこにマヨネーズをかけたい、ドレッシングをかけたい、もう少し足したいという気持ちが隠されていることもあります。

そんな時の声掛けは「これどうしたらもっと美味しく食べられるかな・・・。」です。

すると子供からの要望があり、ごちそうさまではなくそれを食べてからのごちそうさまになるでしょう。

自分の好きな量を決めさせる!

子供に完食をするときの達成感を感じさせ、食事を進んで食べさせる、食事を残さず食べさせるということはこれまでの食育にもあったものですね。

しかし、分けられたものを無理に間食し、完食した達成感を味わわせると、食事のコントロールが出来なくなるというのです。

それでも食べ物を無駄にしないという心や、完食する大切さというものは教えるべきことでもあります。

そこで、子供たちに食べられる量を決めさせるという方法が良いです。

自分で食べられる分だけよそわせる、よそったものをいただきますの前に、多いからどれくらい減らしてほしいと言わせるという形です。

そうすることで、残すことがあたかも良い事である、完食する必要はないというような考えを生まれさせてしまうことなく、子供の食事のコントロールも身に付けさせてあげられますね。

まとめ

私の育った食育だと、自分で自分の食事量を調節するという機会はあまりなく、大人に装ってもらったものを全て完食するという考えでした。

そのため、この新しい食育に最初は驚いたのですが、今までの食育に取り入れるということも必要かもしれないなと思うようになりました。

この食育を知り、詳しく調べていた時に、思い出したのです。

幼い頃、自宅では分けられたものを全て食べるということが当たり前になっていましたが、

良く家族と外食へ行くと、つい普段の量からすれば食べられないようなものを食べたいからと言って食べられる!と頼んでいました。

しかし結局残し、残したものは無理して父親母親が食べるというようなこと・・・。

それって子供が自分で自分の満腹の限界を知らずに、自分の適量もわかっていないということですよね・・・。

自分自身の食事量や満腹度合いをしっかり知るということも大切なことだと思います。

実際に現代のある動画サイトでも、食べきれない量の注文をレストランでして、大半を残して帰るという事もありますね。

そんなことも関係しているのでしょうかね・・・。

我が家では、自分の食べられる量を先に言い、少なくしたり多くしたりするということを取り入れてみたところ、テーブルに並べたものはしっかりと完食されるようになり、私としても食材が無駄になるというイライラも無くなりましたし、子供たちも自分の適量を知る機会を毎日実践的にできているなと思います。

新食育、昔の食育を上手くマッチングさせて、美味しく楽しく正しい食事が出来るようになると良いですね♪

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