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二人目不妊とは?不妊の原因と治療法は?不妊を克服するための方法

一人目はスムーズに妊娠できたのにも関わらず、二人目になり不妊になってしまったということがあります。

二人目不妊はなぜ起こるのでしょうか。

そこで今回は二人目不妊の原因や二人目を授かるための治療法や克服法、二人目不妊に適した病院の選び方などをご紹介していきますね。

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二人目不妊とは?

二人目不妊とは、一人目はスムーズに授かることができたのにも関わらず、避妊もせず、2、3年間以上性行為をしているのにも関わらず、第二子の妊娠に至らない状態をさします。

一度も妊娠に至らない状態の場合は、不妊症の中でも原発性不妊と呼びますが、二人目不妊の場合は、一度は妊娠することができているので、続発性不妊となります。

二人目不妊の場合、一人目を授かった経緯に規定はないので、自然妊娠で授かることができた人もいれば、一人目から不妊治療をおこなっていたという場合もあります。

一人目を自然妊娠で授かっている場合、不妊という言葉を思い浮かべ憎いのですが、日本産婦人科学会では、不妊症の定義は妊娠を望んで避妊せず性行為をしても1年以上妊娠しないことをさします。

一人目を妊娠できても、その後なかなか妊娠できない場合は不妊症となるのですね。

35歳以上の人は早めの治療を

女性は35歳を過ぎると、妊娠する可能性がどんどん低下してしまいます。

妊娠できない期間は半年以上に渡る場合、不妊を考慮した検査、検診をうけることを推奨しています。

2005年に行われた出生動向基本調査によると、二人目不妊に悩む女性は5万人にのぼるとも言われています。

二人目は欲しいと感じた場合は、早めの対処が必要となります。

二人目不妊の原因は?!

では二人目不妊の原因として考えられることを挙げていきますね。

高齢出産で卵子・精子の質が低下

一人目を出産したときから、二人目が欲しいと妊活を始まるまで、時間が進みますね。

その時間の中で第一子の出産は若かったものの、第二子を希望しているときは、お互いに年齢があがり、卵子や精子が老化してしまいます。

卵子が老化してしまうと、排卵をするための成熟卵胞が減り、遺伝子に異常が起こりやすくなります。

精子が老化すると、一度に射精される精子の数が減少したり、運動率が低下してしまいます。

形態不良が見られる場合もあります。

老化した卵子と精子が受精する確率も低く、受精しても遺伝子異常などが起こり、流産に至るケースも多くなります。

性交渉の回数の減少

産後の授乳期間中、夫婦の間の営みはどうしても回数が減ってしまいがちです。

二人目不妊の原因として、夫婦の性交渉の回数の減少が原因となると挙げられます。

兄弟や姉妹が欲しい場合、子供は2人異常などという希望がある場合、年齢を考慮し夫婦間でしっかりと話し合いましょう。

アッシャーマン症候群

二人目の不妊の場合、妊娠や出産の経験が影響し不妊となる場合があります。

特に事例として多いのが、子宮内膜の組織が癒着してしまうアッシャーマン症候群となります。

アッシャーマン症候群の場合、流産や中絶、帝王切開などにより、子宮の手術をした際に、子宮内膜が傷つき、炎症が起こることが原因で起こります。

子宮内膜の癒着は子宮内膜症にもよく見られますね。

子宮内膜は癒着があると着床時に必要な厚さが育ちにくいため、着床障害、流産などを引き起こしてしまいやすくなります。

生理の経血の量が減少したり、無月経という症状が起こることもありますが、無自覚な場合も多いのが特徵です。

卵管狭窄・卵管閉塞

二人目不妊の原因として、卵管の癒着が起きた状態の卵管狭窄や、卵管閉塞の場合があります。

卵巣や卵管は左右に2つあるため、どちらかひとつが閉じていても妊娠することはできます。

しかし、癒着がいつから起きているものなのか、原因がなにかを明確にするのが難しいところです。

卵管狭窄や閉塞の場合、アッシャーマン症候群と同じように自覚症状が乏しいため、医療機関で不妊の原因を探る検査をうけ、はじめて判明することもあります。

妊娠を意識したら、少しでもきになることがある場合、大きな自覚症状を感じていなくても、検査を受けることをおすすめします。

感染症

感染症が原因で二人目不妊になっている場合もあります。

膣からウイルスや細菌が侵入してしまった場合、適切な処置を行わないと、子宮頸管から子宮へ、卵管から卵巣へと上行感染が起こります。

感染により、卵管炎や子宮頸管炎などが発症してしまい、慢性化してしまうと卵管やその他の臓器の癒着が起こってしまいます。

近年は性感染症のクラミジア感染症、淋病感染症が多く報告されています。

過労、睡眠不足、体の抵抗力が低下していると、常在菌の中でも悪影響を与える細菌性膣炎症も起こりやすくなります。

感染症を防ぐためにも、パートナー以外の人と性行為をしないようにしましょう。

また、下着やタオル、浴槽などの清潔を保つことも大切です。

子育てによるストレス

妊娠するためには、規則正しい生理や排卵が必需です。

しかし、育児疲れによりストレスが蓄積してしまっていると、ホルモンバランスが乱れてしまいます

生理周期はエストロゲンとプロゲステロンの分泌量や分泌のタイミングが大きく関わるため、ホルモンバランスが乱れてしまうと、妊娠におおきな影響が及びます。

視床下部がストレスを受けてしまうと、排卵を起こすための性腺刺激ホルモンの分泌が行われにくくなり、無排卵月経となってしまうこともあります。

黄体ホルモンの分泌が抑えられてしまうと、黄体機能不全となり、子宮内膜が上手に育たず、着床障害が起こることもあります。

ストレスにより自律神経が乱れると、睡眠の質、血流の低下も招かれます。

血流が滞ることで、視床下部から分泌さてやホルモンは卵巣に届きにくくなってしまいます。

ストレスにより増える活性化酸素は卵子の質の低下を招きます。

ストレスは妊活の最大の敵であると行っても過言ではありません。

リラックスできる時間をつくることも大切ですね。

機能性不妊

不妊症の場合、卵巣や子宮に異常があるだけではなく、男性側に原因がある場合もあります。

排卵も生理も正常に行なわれているのに、男性側の精子に問題がなくても不妊になってしまうこともあります。

検査では原因が見つからないのにも関わらず、妊娠に至ることができないケースとしては、機能性不妊と呼ばれます。

不妊症の全体はおよそ10~20%となり、なにも問題が見当たらないのです。

しかし問題は見当たらないものの、検査に引っかからないように理由が潜んでいるということもあります。

排卵した卵子をうまく卵管へと取り込むことができないピックアップ障害なども検査では見つかりにくい原因となります。

通常は排卵した卵子は卵巣の先にある卵管采が吸い上げるのですが、卵管采が正常に機能していないと不妊になってしまいます。

卵管癒着が原因となる場合もあります。

生活習慣や体質

生活習慣の乱れや体質により不妊になってしまっている場合もあります。

栄養不足や運動不足、ストレスや血行不良などが原因となり、ホルモンの運搬に影響が及び、不妊となることがあります。

また、冷え性体質、偏食による肥満などの場合も妊娠しにくい体となってしまいます。

規則正しい生活習慣を心がけ、妊娠しやすい体つくりをすることも大切です。

二人目不妊の検査方法は?!

では二人目不妊が疑われる場合、どのような検査が行われるのでしょうか。

不妊症の診断

二人目不妊の場合も、一般的な不妊症の検査とさほど変わらない検査が行なわれます。

検査は生理周期の中で排卵のタイミングを伺いながら行なわれます。

そのためすべての検査が終わるまで、2,3ヶ月かかる場合もあります。

検査が行われるのは排卵の有無を確認するための基礎体温のチェックや、感染症の確認をするための粘液検査、卵巣の状態をみる経腟超音波検査などがあります。

卵巣機能や下垂体機能を判断するためのホルモン検査などが行なわれます。

フーナーテスト

男女ともに行なわれる検査です。

フーナーテストは排卵日に性交渉を行い、膣の中で精子がどのように動くのか、どのくらいの数があるのかを確認します。

性交渉後に12時間以内に検査をうけ、膣からの分泌物を採取し、検査を実施することになります。

おりものの中に元気な精子が見つからない場合は、おりものと精子の相性が悪い可能性があります。

不妊の時期、フーナー検査の結果により、今後の検査や治療の内容が決定します。

卵管の詰まりを調べる検査

卵管狭窄や卵管閉塞が起こっていないかどうかを検査するものもあります 。

卵管造影検査というもので、子宮口から造影剤を注入することにより、卵管が閉じているのか正常なのかを判断する検査となります。

卵管が塞がってしまっている場合、造影剤はその先に進むことができません。

卵管内から腹腔内にかけ、造影剤が両側に広がっていることが確認できた場合、両側の卵管が通じていると判断できますね。

男性側の不妊検査

男性側の不妊検査もあります。

精液検査、感染症検査を通じて、男性側にも不妊の原因があると疑われた場合行なわれます。

採取した精液の中に含まれている精子の量や運動率、形態不良などの状態を確認し不妊の原因を探ります。

既往歴

二人目不妊で行なう検査は今後の治療を決定するために必要なものとなります。

既往症や以前の妊娠や出産についても大切な情報となります。

過去の妊娠や出産、それに伴うストレスがあった場合、卵巣や子宮に既往歴がある場合、診察を受けていた産婦人科から紹介状をかいてもらいましょう。

二人目不妊の治療はいつから?!

母乳育児を行なう授乳期間中、母乳を作るために分泌去れるホルモンであるプロラクチンの働きにより、基本的には排卵や生理が抑制されてしまいます。

そのため二人目不妊の治療に取り掛かる目安としては、卒乳後、または卒乳後の生理が再開してから一年程度たってからがおすすめです。

授乳が終わるとプロラクチンの分泌量が正常に戻るため、排卵や生理も再開します。

それでも、一年以上避妊をしない性交渉を続けても妊娠に至らないという場合は、二人目不妊を疑い検査を受けましょう。

二人目不妊の通院は大変?!病院選びのポイント

子育てと通院が負担に

二人目不妊の検査や治療のために病院に通う場合、第一子がいることを考慮する必要があります。

未就園児の場合は、一緒につれている必要がありますね。

検査や診察は頻繁にあるので、一緒につれていくのがものすごく大変です。

就園年齢に達しても、子供の体調によっては通院が思うようにできないときもあるでしょう。

数日間病院にいくことができず、排卵のタイミングを何度も逃してしまうということもあります。

子供連れに気がひける

不妊治療を行なうクリニックでは、二人目不妊ではなく、一人目の不妊に悩み通院している人もますね。

そのため一人目不妊の人もいるのに、子供を連れていき長い待ち時間を待つことに負い目を感じてしまい、その空間がストレスになってしまうこともあります。

自治体で提供している一時保育やファミサポなどを利用して通院するという手段もありますね。

また、民間の学童での一時預かりを探してみるのもよいでしょう。

環境が許されるのであれば、兄弟や親、祖父母にお願いするという方法もありますね。

病院選びのポイントは?!

子供を連れていくという場合、キッズスペースや二人目不妊専用フロアなどがある病院を選ぶとよいですね。

専用フロアはなくても、一人目不妊で悩む人と、二人目不妊で悩む人の診療時間が異なると言う病院もよいです。

二人目不妊の治療を希望しているということを伝え電話などで確認してみるとよいですね。

一人目出産時と同じ病院

第一子の出産時と同じ産婦人科で治療を受けることで、検査や診察がスムーズです。

安心感もありますね。

長期間に及ぶ不妊治療となることは少なくないので、医師や助産師との信頼関係を結ぶことができ納得の行く治療が受けられる病院を選びましょう。

二人目不妊助成制度

一周期あたりの費用が高額となる不妊治療なので、多くの自治体では費用を助成してくれる制度があります。

制度を利用するためには、妻の年齢、世帯収入、助成などが受けられる回数が異なります。

制度では二人目不妊の治療に対する支援が十分とはいえない状況です。

しかし、細菌は二人目以降の特定不妊医療費助成事業を実施することで、第二子の不妊治療に特化している助成を行なうことができる自治体が増えてきています。

助成対象の条件に当てはまれば、利用していきたいですね。

まとめ

二人目不妊の治療のためには忍耐力が必要です。

夫婦で協力しながら勧めていく必要があります。

不妊治療はすぐに結果がでるものではアリません。

二人三脚でお互いに思いやりを持って、不妊治療を続けていきましょう。

引き際を2人で一緒に決めるということもよく話し合う必要がありますね。

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