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新生児のあくびは病気のサイン?!あくびが多い場合に注意すべきこと!

新生児の赤ちゃんがするあくび。

まだ生まれたばかりなのに、一丁前にあくびをする姿はなんとも言えない可愛さがあります。

しかし、そんなあくびが実は新生児の赤ちゃんにとっては病気のサインだったということがあるのです。

まだ言葉では病気の症状等を伝えることのできない赤ちゃんからのサインだとすれば、しっかりと気づいてあげたいですね。

そこで今回は新生児のあくびについて、どんなときに出るか、どんな病気が隠されているのか、注意すべきことについてご紹介していきますね。

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あくびってどんなときに出るの?

あくびはどうしてどんなときに出るのかという質問をされると、大抵の大人は睡眠不足や寝不足、疲れなどと答えます。

あくびは眠い時だけではなく、緊張しているときも出ます。

そのため、こんなときにあくびなんてしたくないのに…というときにでてしまうことがあります。

仕事中や会議中など…。

あくびがでる原因はいくつかあり、病気のサインとしてあくびが出ているという場合もあります。

大人のあくびの場合も病気が隠されていることがあります。

あくびが出る原因とは?

あくびについて、メカニズムははっきりとわかっていないというのが現状です。

しかし、いくつかの原因が考えられており、身体の不調が原因となり出る場合と、一時的に出る場合があります。

眠くてあくびが出ることもあれば、体調が悪いときに出る場合、なぜか毎日あくびがでる場合など様々なシュチュエーションがありますね。

シュチュエーションごとに原因を見てきます。

眠い・退屈なときのあくび

睡眠不足により眠い時、現状が退屈だと感じている時などは、脳の働きが低下します。

すると、脳の動きを促すためにとあくびが出るのです。

また、眠い時や退屈な時、脳の血行はよくありません。

あくびをして酸素を取り入れ、脳の血液の流れをよくしようとするのですね。

口を大きく開けることにより、顔の筋肉が刺激され、大脳へと伝わり、瞬間的に意識が張り詰めます。

新生児は、退屈だと感じる感情はないため、赤ちゃんは眠かったり退屈な時にあくびが出るという原因は当てはまりません。

緊張

緊張しているときもあくびが出ます。

緊張をほぐすために脳から信号が送られ、あくびが出ます。

人が緊張状態にある時、交感神経が優位になります。

緊張状態から開放されるために、副交感神経が優位になるようにとあくびがでます。

精神的に緊張している際は、肩、胸、身体の筋肉も緊張状態となります。

胸周りの筋肉も萎縮し、呼吸が浅くなります。

酸素をしっかり吸えなくなるため、血行を良くするためにあくびが出ます。

緊張状態にあり、あくびがでるという原因は赤ちゃんにも当てはまります。

赤ちゃんが何らかの影響により極度の緊張状態となり、あくびが出ている可能性は考えられますね。

脳の疲労

脳が疲労し鈍った脳の働きを活性化させるためにあくびが出ることもあります。

頭を使い、長時間のストレスがたまると、アンモニアが発生します。

アンモニアが脳に蓄積され、身体にとって有害なものであるため、脳の疲れによりアンモニアがこれ以上増えないようにと脳の働きは一時的に弱まるのです。

そこで弱まった脳のを活性化させるためにあくびが出ます。

脳の温度調節

脳は体温が上がりやすい場所です。

呼吸で外の空気を脳へと送り、温度を下げようとします。

その際の呼吸法としてあくびが出ます。

脳の温度調節がしやすい冷たい冬は夏よりもあくびが出やすくなります。

人から移る

あくびが人から移り出るということがありますね。

この現象は科学的にも実証されています。

人間だけではなく動物も同じ現象が起こります。

自分のあくびにより他人のあくびを誘発します。

感情移入が関係し、あくびをしてる人を見たときに反射的に眠いと脳が捉えます。

あくびを見る → 睡眠不足 → 眠いというように理解します。

眠い→あくびというサインが送られるため、あくびが出ます。

脳の錯覚ではなく、あくびをしている人への感情移入で出るのですね。

小さな子でも動物でも、人への関心、共感性があるとあくびが移ります。

親しい人のあくびであるほどあくびが移るという結果もあります。

病気

病気が原因であくびが出ることもあります。

眠い時、脳の温度調節などにより、自然にあくびがでるというのが基本です。

ところが不自然にあくびを繰り返す【生あくび】の場合は、病気の症状である可能性があります。

大人の場合、睡眠障害、低酸素血症、脳梗塞、自律神経失調症、狭心症、更年期障害が考えられます。

しかし、子供の場合はまた違った病気が疑われますね。

子供の生あくびには要注意が必要となります。

生あくびが増えた場合、自家中毒が考えられます。

自家中毒となると、元気な子供が急に嘔吐、嘔吐した後に元気になるということを数日おきに繰り返します。

数日間何度も吐き続け、その後ケロッとなおり、その後数日間何度も嘔吐するといった症状が起こることもあります。

自家中毒は体内で脂肪を分解し糖を作る際、副産物として生産されているケトン体という物質が関係します。

ケトン体が血液中で増加した際に一種の中毒症状が起こり、吐き気が起こるのですね。

代謝機能が未熟な時期である、2歳から10歳の間に発症しやすい病気となります。

何度も嘔吐を繰り返す周期性嘔吐症、アセトン血性嘔吐症などと呼ばれることもあります。

生あくびをして、嘔吐や頭痛などの症状が起こる場合は、自家中毒を疑い、医師への相談が必要となりますね。

しかし、赤ちゃんというよりも子供、お姉さんお兄さんになった頃に起こるものなので、新生児で自家中毒であくびが出ているということは考えにくいです。

新生児のあくびに隠されている病気とは!?

では、新生児のあくびにはどんな病気が隠されていると考えれるのでしょう。

新生児、赤ちゃんがあくびをする場合、吐き気などを感じ、体調が悪い、具合が悪い、吐きそう、気持ちが悪いと感じている時です。

また、胃腸が弱っているときですね。

食欲もなくなるため気づくことができます。

無理に食べさせてしまうと逆効果となるので、医師に相談しましょう。

舌癒着症の可能性は?

舌癒着症が原因であくびが出ていることがあり、これは絶対に見逃してはいけません。

正式名称は先天性舌癒着症、喉頭蓋、喉頭偏位症といいます

あまり知られていない名前ですよね。

名前のごとく癒着症、通常離れているべき、くっついてはいけないところがくっついてしまいます。

舌とその他の粘膜が癒着してしまっている状態となります。

舌の下面に、下小帯という薄いひだがあります。

舌癒着症は先天的に下の付け根が前にあり、下の後ろにある喉頭蓋、、喉頭が前上方に引っ張られ曲がります。

下と下顎への付き方の不具合が起こり、舌が正常ではない状態となります。

舌癒着症だと舌の付着部が正常よりも前側となります。

通常よりも前に偏っているという特徴がありますね。

舌癒着症の原因は?

舌癒着症の原因は、母体の中で体を形成している時、胎生期の成長過程で、口腔内の舌と粘膜が分離不全を起こし癒着してしまいます。

先天的な病気です。

しかし、後天的なものもあり、生まれてからの舌の成長過程に問題があり起こる場合もあります。

舌から唇の外傷、手術などにより癒着が起こることがあります。

赤ちゃんの舌癒着で起こる影響とは?

では赤ちゃんが舌癒着だった場合、どのような影響が起こるのでしょう。

呼吸の症状

舌癒着症の赤ちゃんは、舌と咽頭をつなぐ器官が癒着し、舌で塞がれてしまうため、口呼吸が多くなります。

口呼吸が多くなってしまうと、寝ているときにイビキをかき、無呼吸となる場合があります。

舌の付け根は喉頭という気管の入り口部分と繋がります。

舌全体が前方に偏ると、喉頭の位置も置くへと移動してしまいます。

気道は空気の通り道であり、喉頭はその通り道の入り口部分の大切な気管となります。

呼吸がしづらくなり、赤ちゃんにとって大きな負担となります。

授乳障害

授乳障害が起こることもあります。

正常な飲み方は舌が前に出て乳首を包み込み、乳輪部を噛み、口内に溢れた乳を咀嚼して飲むということになります。

呼吸しながらでも飲めます。

ところが、舌癒着症の場合、舌の全体が前についているため舌を前に出そうとすると鼻と咽頭がずれるため息が上手にできなくなります。

授乳も浅くなり、すぐにむせたり吐いてしまいます。

母乳を飲んでいるのに苦しくて飲むのを辞めてハアハアしたり、自分でおっぱいをだすことができなくなることもあります。

発語への影響

発語への影響も出る可能性が高いです。

舌の位置が偏る舌癒着症の場合、少なからず発音がしにくかったり、話しにくくなります。

直接的な関係性はないものの、怒りっぽい、落ち着かない、というような影響を受けている傾向もあると言われています。

舌癒着の症状は?

舌癒着の症状についてです。

  • 頭蓋…いびつ、上から見ると三角、後頭部の絶壁
  • 毛髪…抜けやすい、薄い、たっている、くっついている
  • 顔…こめかみの陥没、眉毛が薄い、眉間にシワがよる、目が腫れぼったい、頬が下膨れ
  • 口腔…舌背が白く角化、声が低い、声が太い、泣き声が濁る
  • 喉…黄疸、咽頭軟化症
  • 皮膚…チアノーゼ、大理石のような模様、冷たい、唇の色が悪い、顔色が悪い、黄疸
  • 足…冷たい、指が細い、立たない、股関節が硬い
  • 生活…抱き癖、鼻閉様呼吸音・あくびが多い
  • 哺乳…よくむせる、よく吐く、途中で寝る、母乳がでなくなる
  • 睡眠…寝付きが悪い、すぐに目をさます、呼吸音が荒い、無呼吸になることがある
  • その他…硬いはなくそが溜まりやすい、脈拍が多い、しゃべるのが遅い

舌癒着症の場合、乳幼児突然死の原因となることもあるので、あくびが良く出る場合、またその他の舌癒着症が疑われる症状が見られる場合は、小児科の医師に早めに相談しましょう。

まとめ

あくびがよく出るということがきっかけで舌癒着症がわかった場合、手術が必要となることがあります。

しかし、必ずしも手術をしなければいけないというわけでもありません。

まずはかかりつけの小児科に受診し相談するとよいですね。

小児科でもよいのですが、小児歯科や口腔外科が望ましいですね。

双方と連携をとるとよいです。

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