手軽にリラックス!授乳時期のアロマテラピーのやり方

授乳中や妊娠中は思いのほか自分の時間が取れません。
でも、体を休ませないとストレスはたまるし疲れる一方です。
そうなると、最悪母乳が出なくなることも…。
そうならないためにも、子育てで忙しい毎日の中で短時間で手軽にリラックスしてストレス解消することができるアロマテラピー。
そんなアロマテラピーを初めて行う方のために、そろえる物や選び方、そして乳児の授乳時に注意しなければならない精油の種類をご紹介いたします。
目次
そもそもアロマテラピーとは?
最近は巷のあちらこちらでリラクゼーションサロンが増えましたね。
そのせいもあり、どこかで聞いたことがあると思いますが、そもそもアロマテラピーとはなんなのでしょうか?
アロマとは、芳香、つまり香りのこと。テラピーとは、療法のこと。つまり、香りを使った民間療法のことを「アロマテラピー」といいます。
好きな香りを選びましょう!
リラックスするにあたり、効能でアロマオイル(精油)を選ぶ方がいます。
それでもいいのですが、ちゃんとリラックスするのであれば自分の好きな香りやその時の気分に合ったアロマが一番なので、店頭で試しに嗅いで選ぶことをオススメします。
手軽にできるアロマテラピー3選
アロマテラピーには、数種類のやり方があります。
ここでは、かんたんにはじめることができる3種類の方法を、利点と欠点を交えながら紹介します。
1、アロマディフューザーで香りを楽しむ
一番身近な方法が、アロマディフューザーを使い蒸気で香りを楽しむ方法です。
ディフューザーは、コンセントとアロマの精油、そして水があればあとはスイッチを入れるだけで楽しめるので、その手軽さがメリットです。
デメリットは、寝室や風通しの悪いところで使ってしまうとにおいが取れず、さらにはカビてしまう危険性があるので、窓のある風通しのいい部屋と風を通しても大丈夫な気候が必要です。
2、お風呂に垂らして楽しむ
これが最もかんたんで、一番道具を揃えなくて済む方法です。
この方法のデメリットは、香りがすぐに飛んでしまうということです。
妊娠・出産を機に、鼻が利くようになった方にはオススメですが、人並みの臭覚でしたら香りを楽しめるほどではありません。
そして、肌に触れる分アロマの成分を吸収しやすいので、入れすぎには注意し楽しんでください。
3、普段のスキンケア用品として楽しむ
あなたが普段の全身のスキンケアに、ベビーオイルや化粧水、乳液を使っているのならこの方法をオススメします。
ただし、顔だけのスキンケアで済ませてる方にはこの方法は向きません。
顔だけだとアロマオイルが薄まっても比率がどうしても高くなってしまうので、それによる肌トラブルが起きてしまいがちです。
ですから、この方法を行う時は、全身分のオイルやローションに1滴だけ垂らし、少々手間ですがまんべんなく混ぜてから使いましょう。
方法別そろえる道具と使い方
あなたに合った方法は見つかりましたか?
ここでは、上記3選に沿ってどんな道具を揃えたらいいかを紹介します。
1、アロマディフューザー/精油
使い方はかんたん。水を入れ、機器の大きさにもよりますが(説明書を参照ください)精油を2滴ほど垂らし、スイッチを入れるだけです。
ディフューザーの選び方ですが、デザインやサイズ重視でも構いません。
ただ、ひとつ気を付けたいのがお手入れのしやすさです。
たいていは、超音波式による霧状(ミスト)のものが多く、カビや雑菌対策として中を毎日洗わなければなりません。
でないと、すぐにくさいアロマディフューザーと化します。
蒸発を利用したスチーム式は、加湿器と同じ要領で、3日に1回の掃除で済みます。
また、水を沸騰させるため高温になり雑菌対策も自動でしてくれます。
ただ、こちらはやけどの心配があるので、ハイハイで動き回るお子さまがいるご家庭には向きません。
どちらにせよ洗わなければならないので、サイズが大きいものだと持ち運びに不便で洗いにくく、小さいものだと取り外したいところが外せずでこれまた洗いづらいものがありますので、その点に留意して選んでください。
2、精油
お風呂で楽しむには、アロマオイルだけで構いません。
ですが、既出のとおり肌に触れるので、入れすぎはよくありません。
だいたい、精油3滴までを目安にお湯を張った湯船に入れ、軽くかき混ぜてから入浴しましょう。
3、精油/なるべく無添加・無香料のスキンケア商品、またはキャリアオイル
スキンケア商品は、さきほど挙げたオイル、乳液、化粧水などの、全身に使うものをご用意ください。
できれば、香りが混ざらないように無香料のものにしましょう。
キャリアオイル、と聞くとなんだか難しく構えてしまいますよね。
ですが、ご安心を。
ベビーオイルも立派なキャリアオイルです。
他にも、エキストラバージンオリーブオイル・ホホバ・グレープシード・マカデミアナッツと、様々なオイルが使用可能です。
用意できればガラス製の器、ビーカーなどにスキンケア商品を使う分だけ入れ、そこに精油を1滴だけ垂らしてしっかりとかき混ぜます。
衛生面で気になる方は、お弁当用の仕切りカップや紙コップなどを使うのがオススメです。
授乳時に気を付けるべきアロマオイル
ざっくりあげると、
コリアンダー/シダーウッド/ジャスミン/ジュニパー/セージ/フェンネル/ペパーミント/マジョラム/ヤロウ
と、大型アロマ専門店では売っていないものが多いですね。
スーッとする感じのアロマが多いのが特徴ですので、爽快感が強いものは避けると憶えましょう。
授乳時でも使えるアロマオイル
こちらは、多すぎるので有名どころをあげていきます。
グレープフルーツ/ティートリー/ネロリ/ヒノキ/ベルガモット/ゆず/ラベンダー
となっております。
ただし、ここで気を付けたいのが「ラベンダー」。業界最大手のラベンダーですが、妊娠初期には禁忌とされているのでその点にはご注意ください。
まとめ
授乳時期には夜泣きもあり、十分な睡眠が得られなくてイライラしがちですよね。
そんな自分に嫌悪感を抱かないためにもアロマを使いうまくリフレッシュし、またカワイイわが子においしいお乳を出せるよう、そしてあなた自身も笑顔で幸せに過ごせるよう、アロマテラピーでストレスを解消してみてくださいね。