子供のお腹の調子悪い!食事はどうする?!消化の良い食材と悪い食材!

子供のお腹の調子が悪い時や、冬の時期によく流行する胃腸炎などのときなど、下痢や嘔吐の症状があると、何を食べさせても良いのか、何を食べさせると悪いのか、食事について悩みますよね。
できるだけ負担のかからない、食べやすい食べ物を食べさせたいものです。
そこで今回は、子供のお腹の調子が悪いときの食事について、与えても良い食材と避けるべき悪い食材についてご紹介していきます。
目次
与えても良い消化の良い食材!
お腹の調子が悪いときに与えても良い食事のポイントとしては【消化が良い】です。
おかゆなどがよいですね。
しかしおかゆだけでは飽きてしまったり、おかゆが嫌いで食べられないという子もいますね。
おかゆ以外の良い食べ物もあるのでご紹介していきますね。
おかゆや柔らかい白米
まずは定番のおかゆや柔らかく炊いた白米です。
消化吸収が良いため、お腹の調子が悪いときにもってこいの食材となります。
おかゆが苦手で食べられないという場合は、水分をいつもより少し多めの柔らかく炊いた白米がよいですね。
味気のないおかゆで味付けを濃くすると食べてくれるということもありますが、できるだけ薄味で塩分を控えた状態で与えましょう。
うどん
うどんもおすすめです。
しかし、うどんは注意点があり、消化が良いと思われがちですが、しっかりと茹でていないうどんは消化が悪い食材となります。
クタクタになるくらいしっかりとよく茹でたうどんであれば消化が良いのでお腹の調子が悪いときにもおすすめの食材となります。
またよく噛んで食べるように促すことも大切ですね。
食パン
食パンも良い食材です。
しかし、食パンの耳の部分は消化が悪いので切り落としましょう。
白い部分だけを食べることで、お腹に優しい食材となります。
また、全粒粉のパン、雑穀が入っているパンなどは消化が悪くなります。
小麦や米粉でできている白いパンを選び与えましょう。
スープや牛乳などにヒタヒタに付けた状態で食べるのも、消化がよくなるのでおすすめです。
半熟のたまご
タンパク質は調子が悪いときも積極的に摂取したい食べ物となります。
そのためタンパク質が豊富な卵はおすすめの食材となります。
しかし、たまごは固茹でのゆで卵やしっかりと火を通した卵焼き、生卵は消化に悪い食材となります。
半熟であるということがポイントです。
まだ離乳食中で固茹での卵しか食べたことがないという場合は、アレルギー症状が起こる原因ともなりうるので、お腹の調子が悪いときにトライするのはやめましょう。
白身魚
白身魚も消化が良い食材なのでおすすめです。
- 鯛
- さわら
- カレイ
などは消化が良い魚となります。
焼き魚として食べるよりも、煮魚にして食べたほうが調子がよいのでおすすめです。
白身魚がはんぺんになっているものなども消化がよい食材なのでよいですよ。
鶏ひき肉・ささみ
お肉は消化が悪いイメージがありますよね。
しかし鶏ひき肉やささみなら消化がよい方なので大丈夫です。
脂身が少ないため、調子が悪いお腹負担をかけずに食べることができます。
おかゆに混ぜれば子供も美味しくおかゆを食べてくれるでしょう。
熟したバナナ
熟したバナナもおすすめです。
バナナは消化がよいと思われていますが、よく熟したバナナのみです。
熟していないバナナは消化が良くないので避けましょう。
熟していないバナナの場合、食物繊維やオリゴ糖が豊富なので、下痢を悪化させる可能性があるため注意してください。
体も冷えてしまうので避けましょう。
りんご
りんごもおすすめです。
りんごはすりおろすとより消化がよくなるのでおすすめです。
また、すりおろしたりんごをレンジで温めることにより、一度火を通した状態で食べさせるとよいですね。
青菜
青菜も消化がよいものはおすすめです。
- 小松菜
- キャベツ
- ほうれん草
などの青菜は消化がよいですし、体の調子を取り戻すために必要なビタミン類も豊富です。
ビタミン類は茹でたときに水に溶け出してしまうため、栄養素もしっかりと摂取するために、ラップで包み電子レンジで加熱した状態で火を通して食べるようにするとよいですね。
梅干し
梅干しもおすすめの食材となります。
整腸効果と殺菌作用があるため、下痢の改善に効果が期待できます。
唾液の分泌も促してくれるため、消化吸収を助けます。
しかし、塩分量が多いため、少量におさえましょう。
豆腐
豆腐も消化がよい食材ですね。
のどごしも良いので、食べやすく、食欲がないときも食べやすいのでおすすめです。
冷奴ではなく、温かい湯豆腐などにして食べるようにしましょう。
カステラ・パウンドケーキ
カステラやパウンドケーキも良いです。
食欲がないとき、ご飯を食べられない時は、お菓子でエネルギーを補給するとよいです。
小麦粉を使用しているお菓子は消化がよいのでおすすめです。
- カステラ
- パウンドケーキ
- ビスケット
- ボーロ
などのお菓子を活用しましょう。
与えると悪い消化の悪い食材!
与えると悪い食材のポイントは【消化の悪い食材】となります。
乳製品
- 牛乳
- チーズ
- ヨーグルト
などの乳製品は、お腹の調子が悪いときによい食材というイメージですが、実は消化が悪い食材なのです。
特に冷えた状態の牛乳は、お腹にとっての大きな負担となってしまうので控えたほうがよいですね。
柑橘類
- 柑橘類である
- グレープフルーツ
- みかん
レモンなどは、嘔吐しているときなどにさっぱりとするので良さそうだなと思いますよね。
しかし、柑橘類は胃腸への刺激が大きいため、負担をかけてしまうので、控えたほうがよいですね。
オレンジジュース、柑橘系の酸味のあるジューズも負担となるので注意しましょう。
さつまいも
さつまいも食物繊維が豊富なので、お腹への負担が大きくなります。
芋類が食べたいと言う場合は、じゃがいも、里芋ならまだ消化がよいのでおすすめです。
さつまいもだけではなく、ごぼう、セロリなども食物繊維が多く負担となるのでさけましょう。
チョコレート
お腹の調子が悪いけど、チョコレートが食べたいということがあるでしょう。
しかし、チョコレートは脂肪分が多く、胃への滞留時間が長いため、消化が悪いので避けましょう。
ココアも同じく控えたほうがよい食材となりますね。
まとめ
お腹の調子が悪い時、胃腸炎などが流行し始め、嘔吐や下痢、高熱が起こると、小さな子どもがとても苦しそうで、見るに耐えませんよね。
どうにか少しでも楽にしてあげたい、早く回復させてあげたいという気持ちになりますよね。
そんな時、悪化させることなく、栄養素をたっぷりと摂取でき、早く回復できるように、避けるべき食材を控え、美味しい食事を作りたいですね。
また、もし離乳食中、離乳食を卒業したばかりという場合は、一段階前の離乳食を与えたり、完了食から一度離乳食後期に戻したりすると、胃腸に負担のかかりにくい食事となりますね。
負担をかけずに、栄養の摂取ができると、弱った体が早く回復しますね。
消化のよい食事を作る調理法としても、離乳食期の調理方法を思い出して行うとよいですよ♪
栄養が摂取できていないと心配になりますが、どうしても食べたくないという場合は、無理に食べさせなくても大丈夫です。
摂取できない日が続き、明らかに弱ってしまっているという場合は、もう一度病院へ受診し相談しましょう。