子供が黙って喋らない!場面沈黙症かも?!パパママができる対処法!

子供が沈黙する。
口をつぐみ一切喋らない。
子供は場面沈黙症なのかもしれません。
人見知りが激しいのかな、なぜしゃべらなくなるのだろうと困ってSまいますよね。
子供が話せなくなるのは親のせいしつけのせいなどと言われてしまうこともありますが、場面沈黙症である可能性があります。
目次
場面沈黙症
場面沈黙症は選択性沈黙症と呼ばれることもあります。
場面や特定の人に対して話すことができなくなってしまいます。
発音や発生などには問題がないのにも関わらず、家族などの慣れ親しんだ人にしか離さないなどの症状が見られます。
3歳から8歳、5歳前後に起こることが多いものです。
男の子よりも女の子に多い傾向があります。
人見知りや引っ込み思案であるという場合はなれると話すことができるようになります。
しかし、場面沈黙症の場合は新しい環境や見知らぬ人になれるまでに時間がかかってしまいます。
1ヶ月以上たっているのにも関わらず、話すことができないという場合もあります。
家では普通に話すことができるのにも関わらず、学校や幼稚園や保育園では話さない、おとなしいということもあります。
親も先生も気づくことができずに症状が長く続いてしまうこともあるので注意しましょう。
場面沈黙症になると見られる特徴
軽度の場合は限られた人とは話すことができます。
しかし、重度になると話せなくなる+フリーズしたように体も動かなくなります。
トイレに行きたいのにいけない、給食を食べることができないというような状態になることもあります。
恥ずかしがり屋で大人しいだけと思われがちですが、以下の特徴が見られる場合は場面沈黙症の可能性が高いです。
- 自宅では流暢に話すのに、特定の場所や場面になると話すことができない
- 先生、近所の人などと上手にしゃべることができない
- 見知らぬ人に話しかけられると答えない
- 特定の場所にいくと動くことができない
- 話すことを求められると拒否する
- 指先やうなずくなどで意思表示をする
- 他人との関わりを避ける
- 家庭以外の場所で表情を表にださない
- 自己主張が少なく目立たない
- 慎重な生活
- 保育園や学校で約1ヶ月ほど話さないことがある
場面沈黙症になる要因
不安を感じやすい、慎重に行動するというような本来の性格や環境や心理的な要因が影響します。
新しい環境に回避的
新しい環境にくると不安を感じやすくなったり、慎重になりすぎてしまう傾向があります。
話すという行動が抑制されてしまいます。
他の子にくらべ環境の変化に慣れてしまい時間がかかる、長時間話すことができなくなります。
言葉への苦手意識
発音の遅れによりうまく話すことができない、周囲から話し方を指摘されると話すことが不安になってしまいます。
話さないでいると楽だと感じて話さないままでいるようになってしまうことがあります。
環境の変化によるストレス
入園、入学の環境の変化で起こることもあります。
子供が新しい環境に対して処理することができず、不安な気持ちや恐怖心が強くストレスを感じ場面沈黙症を引き起こしてしまいます。
場面沈黙症の場合パパママができる対処法
話すことを強要しない
話すことを強要しないようにしましょう。
どうしてはなすことができないの?と本人が一番よくわかっています。
ママが一番の理解者となり、気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
周囲の大人への理解
周囲に理解されにくいため、集団生活の場で誤解をうけてしまうことがあります。
保育士さん、学校の先生に場面沈黙症であるということを知ってもらっておきましょう。
医療機関への相談
大人になると自然に治ると言われています。
しかし、情緒が発達してくる時期に支援をうけない状態で過ごすと、不登校やうつや人間不信などの問題が発生してしまうことがあります。
早期発見 早期治療で悪化を防ぐことができます。
なかなかなおらない、ひどくなっているというような場合はかかりつけ医に相談してみるとよいです。
生活環境の症状などを詳しく聞いてもらい、臨床心理士や小児精神科に紹介してもらうとよいです。
- 遊戯療法
遊びを通し適応力を養う方法です。
遊びによりストレスも発散し、人間関係も構築することができます。
子供に話すことをうながし、言葉で自己表現強いるということもなく、負担なく治療することができます。
- 認知行動療法
子供の捉え方にはたらきかけ、話すことは怖くないのだ、恐怖心はいらないのだということを伝えます。
場面ごとの行動や感情をコントロールする方法を学びます。
- 薬物療法
不安や緊張を和らげる薬を使用しや薬物療法もあります。
副作用の恐れもあるため分量や使用量には十分に注意しましょう。
まとめ
子供が急にしゃべらなくなったり、周囲の人とはなさないというとき、不安におもったり、しゃべってよ。と思ってしまいます。
しかし焦らずに一番身近で一番しゃべりやすいと子供が感じている人が、子供の気持ちを理解してあげることが大切ですね。
しゃべられなくなるということを一番本人が気にしていて、自分でよくわかっているので、責めないようにしましょう。