妊娠中に電気治療しても大丈夫なの?危険?赤ちゃんへの影響は?!

妊娠中は腰の痛みや膝の痛みに見舞われやすくなりますね。
ひどい肩こりも起こります。
そんな毎日のコリと痛みの中、解消するために整形外科や接骨院などで電気治療をうけたいなと思うことがありますね。
しかし、妊娠中となると、電気治療を受けることができるのか、何らかのリスクがあるのではないか、赤ちゃんへの影響も不安になりますよね。
そこで今回は妊娠中に電気治療を受けても大丈夫なのか、電気治療について、赤ちゃんへの影響などについても詳しくご紹介していきますね。
目次
妊娠中は身体のあちこちが痛む?!
妊娠すると、妊娠期間中、徐々に体重が増えていきますね。
体重の増加が少なくても7kgほどは増え、多い場合は15kgほど増えてしまうこともあります。
短い期間でかなり体重が増えるので、身体への負担も相当なものです。
そのため身体には様々な不具合や不調が起こるのですね。
太っただけではなく、全体的に大きくなるのではなく、お腹の部分だけが大きくなるので、身体の重心が前になり、身体のバランスが取りにくくなり、バランスを撮ろうとするとより身体は疲れてしまいます。
お腹が前に突き出て、背中の骨が反るので、腰にも膝にも負担がかかります。
また、お腹が圧迫され、血管も圧迫されるので、血流も悪くなりがちです。
するとよりひどい肩こりやむくみがおこるのですね。
電気治療とは?
電気治療は筋肉に電気の刺激を与えることで、ほぐされ、血行がよくなったり、痛みが和らぎます。
患部を直接刺激することができないと言う場合でも、患部の近くの筋肉を電気により刺激することで痛みなどの解消に繋がります。
他にも電気治療は、自律神経の働きを整えたり、内分泌系の働きをよくしたり、調整作用の効果もあります。
花粉症の改善、便秘や下痢の症状の改善効果も期待できます。
電気治療のメカニズム
電気治療は体内の脳や筋肉を形成している細胞には電気が帯びているため、常に弱い電気が発生しています。
そこで、身体は思い通りに動くのですね。
体内の電気により脳に動き指令が届き、身体が動きます。
しかしケガなどにより細胞が損傷されると、傷を癒やすための体内の細胞から微弱な電気が流れ、患部の自然治癒が行なわれます。
そんなメカニズムを活かした治療方法が電気治療です。
うまく身体を動かすことができなくなった状態に体内で発生する電気の代わりに生体電気に似た電気を電気治療により与え、痛みやコリを解消します。
電気治療の種類とは?!
電気治療には様々な種類があります。
周波数のち外、使用する機器によっても異なります。
低周波治療法
まずは低周波治療法ですね。
肩こりや痛みに効果的な治療方法となります。
一般的な接骨院などでもよく見かけるもので、TENSというものを使用して行います。
低周波の電気を流すことにより、血行がよくなり、自律神経が活性化され、筋肉が和らぎ、痛みや肩こりの軽減につながるのですね。
低周波の電気を 流すことで、筋肉が刺激をうけると、筋肉は緩んだり緊張したりします。
この緩んだときに大量の血液が筋肉へと流れ、緊張すると老廃物を含む血液が排出されることとなります。
そうして繰り返しているうちに血行がものすごく良くなり、痛みやコリの改善になるのですね。
ほかにも、打撲や捻挫などの痛みを和らげる効果もあります。
干渉派治療法
干渉波治療器を使用することにより、周波数の違う2種類の電気が身体に流れます。
交互に2つの電気を干渉させるという治療方法ですね。
低周波治療と同じように、筋肉を収縮させたり緩めたりすることで筋肉がほぐれ、血行がよくなり、痛みやコリの軽減に繋がります。
違いとしては、低周波治療よりも深部まで治療の効果を及ばせることができます。
微弱電流治療法
微弱電流治療法は、体内に流れている生体電流ににた電流を流すことで、細胞組織の収縮を早めてくれる効果があります。
自然治癒を促す電気治療でえすね。
自然治癒力が長く継続するため、肩こりや疲労も回復します。
高圧電流刺激両方
高圧電流刺激方法は高い電圧を短い時間流すという方法です。
普通の低周波では届かないほど深い筋肉に電気を流し、痛みやコリを解消する治療法となります。
自然治癒もたかまりますし、神経に直接働きかけられます。
立体動態波刺激法
電流を三次元的に交互に干渉させ、干渉波を発生させることにより、患部の治療を行います。
浅い部分から深いところまで幅広い治療を行うことができるというメリットがあります。
血行促進にもなりますし、筋肉や神経の痛みの解消にもなります。
神経筋電気刺激療法
EMSという筋肉や運動神経に電気刺激を与えるおとにより、筋肉を収縮させるものとなります。
自分の意思で身体を動かすことができない麻痺などがおこったときにリハビリとして使用されることが多いものです。
妊娠中に電気治療を受けても大丈夫なの?!
電気を流すときは、電磁波が出ているだけなので、妊娠中は影響が気になりますよね。
しかし、電磁波は普段生活している中で、電子レンジやテレビ、こたつやパソコンやタブレット、スマホなどからも出ているものです。
電磁波が母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼすのか否かは解明されていないものの、グレーだと言われています。
一般的な整形外科や接骨院での電気治療で使われているものは最大電圧が85V ほど最大電流量は75mA ほどとなります。
そのため、赤ちゃんに与える影響はまずないといえます。
赤ちゃんがいる体内の深いところまで電流が届くことはなく、赤ちゃんには影響ないと言われています。
もちろん絶対に安全と言い切れるものではありませんが、影響はなく施術を受けられると判断できます。
しかし、万が一のこともあるため治療はしないという判断も間違っていませんね。
肩こりや腰痛が辛い妊婦さんは?!
肩こりや腰痛が辛い妊婦さんは、自己判断で電気治療受ける前に、かかりつけの意思に相談してみる事をおすすめします。
しかし、産婦人科では基本的に電気治療は行なわれませんね。
電気治療を受けられないと言うわけではなくので、受けたい場合は医師に相談してからがよいですね。
また、整形外科や接骨院などでも、妊婦さんは受け入れないと言われることもあるので、妊婦さんの施術も可能である所を見つける必要がありますね。
まとめ
妊娠中の妊婦さんにとって、肩こりや腰痛はとてもつらいものです。
そこで電気治療をうけたいなと思った場合は、赤ちゃんへの影響は極めて少ないといえますが、絶対に安全に受けられるとも言い切れません。
まずはかかりつけの医師に相談し、電気治療をうけたいという意向も相談してみましょう。
また、実際に受ける場合は、施術する方に妊娠中であると言うことは伝えておいた方がよいですね。
身体が楽になり、素敵なマタニティーライフとなりますように。