妊娠中のひどい動悸や息切れ…息苦しい!原因は?正しい対処法!

妊娠初期から息苦しいと感じることがあります。
肺に異常があるわけでもなく、お腹もまだ大きくないのにも関わらず、息切れをしたり動悸がひどかったりと息苦しく感じることがあるのです。
心臓病などの持病がない場合、息苦しくなるのはなぜなのでしょうか。
そこで今回は妊娠中に息苦しいと感じるとき、動悸や息切れの原因や対処法をご紹介していきますね。
目次
妊娠中の動悸や息切れ!息苦しい原因は?!
なぜ妊娠中に息苦しいと感じることがあるのでしょうか。
妊娠初期の息苦しさの原因
妊娠すると女性ホルモンのプロゲステロンというホルモンの分泌量が増加します。
プロゲステロンというホルモンは妊娠を継続するために必要なホルモンとなります。
しかし、呼吸中枢を刺激するため、息切れや動悸が起こってしまいます。
赤ちゃんにも酸素や栄養素を供給するために血液量も増加するため血液全体の量は増えるものの、赤血球は増えずに足りない状態となります。
すると、鉄欠乏性貧血が起こりやすくなり、動悸や息切れが起こり息苦しく感じるのですね。
妊娠中期以降の息苦しさ
妊娠初期はお腹の大きさが目立たないものの、中期を過ぎるころにはお腹がどんどん大きくなってきます。
赤ちゃんも子宮も大きくなってくると、横隔膜が刺押されるため、肺が圧迫され息苦しくなってしまいます。
横隔膜の位置も変化していき、酸素を大量に取り入れなければいけなくなり、息苦しさを余計に感じます。
赤ちゃんが大きくなってくると血液量もより増え、ママの心臓への負担も増え、動悸がよりひどくなり息切れに繋がります。
お腹がお大きくなればなるほど横隔膜が押されてしまい、臨月に近づけば近づくほど苦しさが増します。
お腹の臓器が圧迫されるので苦しくなるのは当たり前ですね。
妊娠中の息苦しさの症状は
妊娠中、少し動いただけなのに動悸がする、息苦しく感じるということがあります。
血流が悪くなり、鉄分不足と貧血により息苦しさを感じることもあります。
息苦しさと貧血によりかなり辛い状態となるので、鉄分をしっかりと補給する必要がありますね。
妊娠初期だとまだまだ身体に変化はないだろうと思い、息苦しさを我慢してしまい、急に倒れてしまうということもあります。
妊娠中の息苦しさへの対処法!
妊娠中に息苦しく感じたり、動悸や息切れが起こった場合の対処法についてです。
横になる
お腹が圧迫されていても、妊娠中のなのでお腹の圧迫感をなくすことはできませんね。
そこで地道に深呼吸や腹式呼吸を行い、体内の換気を行なうしかアリません。
そこで、身体を横にすることで、少し楽になり、呼吸もしやすくなります。
立っているときに苦しく感じたら横になるようにしましょう。
特に息苦しいときは身体の左側を下にして横になることをおすすめします。
頭部を若干高くして横になるとよりよいです。
楽だと感じる姿勢になりゆっくりとしましょう。
背中や足など不安定な部分には布団やクッション、座布団などを入れて調節しましょう。
貧血
貧血も息苦しさの原因となります。
妊娠中は赤ちゃんに血液が必要となるため、ママの血液が不足したり、鉄分が不足しがちです。
普段から血液を作る働きを担う食べ物を積極的に摂取するようにしましょう。
しかしあまりにもひどく食べ物から補給してもまったくよくならないと言う場合や食事がうまく取れないときは、鉄剤、やサプリメントを活用して鉄分を補給しましょう。
姿勢
姿勢を整えることも大切です。
頭が下がる状態、前かがみの状態となると肺が圧迫されてしまい、より苦しくなります。
背筋を伸ばすように心がけることで良い姿勢となり、姿勢が良くなると呼吸器が正常に働きやすくなり、息苦しさが解消されます。
妊娠前から猫背だったという場合、より胃や肺が圧迫サれてしまいやすいため、背筋を伸ばすことを意識しましょう。
姿勢が良いと妊娠中に悩みやすい腰痛予防にもなりますよ。
上半身を起こして寝る
ベッドや布団にそのまま寝ると、肺が圧迫されてしまい苦しさが増す傾向があります。
そこで枕を高いものにしたり、クッションなどで高さを調節し、上半身を持ち上げるようにしましょう。
すると肺が圧迫されにくく、息苦しさを解消することができます。
また、仰向けに寝ると圧迫されてしまい苦しいため、横向きになったりすると良いですね。
仰向けよりも横向きの方が腰痛への対処にもなるのでおすすめです。
むくみ予防
息苦しいとむくみが同時に見られることがあります。
体内の血液や体液の循環がスムーズに行われていないと、息苦しさとむくみが見られます・。
妊娠中にむくみやすくなるのはしょうがないことなのですが、できるだけむくみを解消することが息苦しさの解消にも繋がります。
妊娠中のむくみにはマッサージを行なうとよいです。
マッサージをしたり、入浴中に軽いストレッチを行なったり、適度な運動を行なうことでむくみを軽減させることができます。
酸素を取り入れる
酸素を十分に身体に取り入れることも大切です。
息苦しさを感じたら深呼吸をしましょう。
普段よりも倍近くの時間をかけてたっぷりと酸素を吸い込みます。
たっぷりと吸い込んだ酸素を吐くだけでも、多少息苦しさが軽減します。
息苦しいまま我慢していても、ストレスに感じどんどん苦しくなってしまいます。
息苦しいときはまずは深呼吸をして酸素を取り入れてみるとよいですね。
張りどめの薬
お腹が良く張るため、張りどめの薬を処方してもらっているという場合、副作用により息苦しさを感じることがあります。
そこで息苦しさを相談し、張りどめの薬を変えてもらうと息苦しさが軽減することがあります。
血流の促進
血流を促進することも大切です。
血流が悪いと息苦しさを予防することができます。
普段から身体を冷やさないようにすることで、血流がよくなり、息苦しさが軽減します。
長湯はおすすめできませんが入浴したり、身体を温める食材を摂取したり、リラックス効果もありますし身体もあたたまるのでおすすめです。
足湯だけでも効果的なので、バケツや洗面器にあたたかいお湯を張り行ってみるとよいですね。
動悸への対処でもありますが、リラックス効果もあるので妊娠中のママにおすすめの対処法です。
まとめ
妊娠中は動悸や息切れを感じ、息苦しいと感じ、不安に思ったり心配になったり、息苦しさがストレスとなってしまうこともあります。
しかし、妊娠中の息苦しさはよくあることで、自分だけに異変が起こっているのだとあまり気にしすぎるのもよくありません。
妊娠するということはそれだけ身体にも負担がかかることであり、大きな変化も起こります。
しかし、出産すれば元通りの楽な呼吸への改善されます。
妊娠中の息苦しさは対処法で楽にして乗り越える歯科ありませんね。
しかし、動悸や息切れが激しく日常生活もまともに送ることができないという場合は、かかりつけの産婦人科の医師に談してみることをおすすめします。
不安になったときは助産師さんや看護師さんに相談してみるのもよいですね。