妊娠中は目が疲れやすい?!目薬はOK?眼精疲労の予防とおすすめの食べ物

パソコンやタブレット、スマホなどの電子機器を使う日々。目を酷使してしまうことが増えている現代ですね。
スマホやパソコンを一切使わない日はないことでしょう。
とても便利なものなのですが、その反面、目を休める暇がなく、目に疲れが溜まってしまいやすくなっています。
そんな時、妊娠中でも目薬をさしても大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は妊娠中に目が疲れたときの目薬について、使ってもよいのか、また目が疲れやすい原因や予防法など詳しくご紹介していきますね。
目次
妊娠中は目が疲れやすい?原因は?
妊娠中は体の状態も変わりますし、なんとなく全身が疲れやすくなりますよね。
妊娠するとホルモンのバランスが急激に変化するため、その影響で目も疲れやすくなります。
また、赤ちゃんのために、たくさんの血液が必要となり、ママの血液量は増えます。
すると、普段の生活に比べ、血圧は上昇しやすく、全身疲れやすくなりがちです。
眼圧も上昇しやすくなるので、目は疲れやすくなります。
妊娠中は一時的に視力が低下したように感じたり、見えにくい状態で一生懸命見ようとすると、目に力が入り、必要異常に目が疲れやすくなってしまいます。
目の疲れが異常で続くような場合は、専門医を受診し、妊娠していることを伝え、診てもらうとよいですね。
また、十分な睡眠をとったり、目を休めてあげることで、症状が改善されることは少なくありません。
ストレスで目が疲れる
妊娠中はゆったりとした気持ちで過ごしたいものの、体調の変化やつわりなどにより、ストレスを感じてしまいます。
また、なんとなく体がだるくて、つい横になってスマホをいじってしまっているということもありますよね。
過度なストレスは一時的に視野が狭くなってしまいます。
ストレスにより自律神経が乱れることも疲れの原因となると言われています。
貧血・妊娠高血圧症候群
貧血や妊娠高血圧症候群が原因で目が疲れやすくなってしまってこともあります。
目が疲れていると感じると共に、目がチカチカするような感じがするという場合、貧血や妊娠高血圧症候群の可能性が高いと考えられます。
目が疲れたと感じると共に、寒気、ふらつき、手足のしびれなどの症状も診られがちです。
症状が見られる場合は、医師に相談しましょう。
妊娠中の目の疲れに目薬の使用は?
妊娠中は、お腹の赤ちゃんへの影響もあるので、薬の服用は極力さけたいものですよね。
安心な薬だと言われている薬でも、赤ちゃんに全く影響が無いのかと言われると言い切れない部分です。
目薬は目にだけ使用するものであり、ごく少量しか使用しないため、基本的に赤ちゃんへの影響はなく使用できると考えられます。
しかし、妊娠初期の妊婦さんは気をつけて使用する必要がありますね。
使うときは、用法を守るようにしましょう。
目薬のさしかたにも注意が必要
妊娠中は、赤ちゃんへの影響を与えないためにも、目薬のさし方に注意しましょう。
- 目薬を使用する前は、必ず手を石鹸で洗い、清潔な状態で使用する。
- 目薬の中栓に触れないように使用する
- まつげなどに触れないように使用する
- 一滴だけ点眼する
- 点眼後は軽く目を閉じ、40秒から1分ほど、目頭を指で抑えておく
- 目の周りに溢れた目薬はかぶれなどの原因になるためティッシュで軽く押さえ拭き取る
目頭を抑えないと、口や鼻への目薬が流てしまいます。
目薬をさしたあと、目をパチパチしてしまいがちですが、パチパチせずに静かに目を閉じた方が効果的です。
妊娠中に使用してはいけない目薬とは?
妊娠中に使用してはいけない目薬もあります。
目のかゆみやアレルギーの症状を抑える目薬によく使用されている、プラノプロフェンという成分に注意が必要です。
プラノプロフェンは、炎症を鎮める効果がある消炎作用のある成分です。
しかし、プラノプロフェンを使用すると、出産を遅れさせてしまうことがあります。
また動物実験では奇形のリスクもあると出ています。
アレルギー用の目薬、市販の目薬にも配合されている成分なので、よく確認したり、医師や薬剤師に尋ね、使用を避けましょう。
また、目薬のケースに妊娠中の方は医師への相談の上使用ください。妊娠している人は使用しないようになどと、記載されている場合もあるので注意しましょう。
妊娠中に気をつける目薬
妊娠中に気をつける目薬として、交感神経や副交感神経への影響がある成分が配合されている目薬の使用も避けましょう。
目にだけ使用するものなので、赤ちゃんへの影響は少ないものの、絶対に影響がないとは言い切れません。
注意して使用するようにしましょう。
目薬を使用せずに眼精疲労を予防する方法!
では、目薬を使用せずに目の疲れを解消したり、予防する方法をご紹介します。
目が疲れにくい環境を
目が疲れにくい環境を作りましょう。
コンやスマホやテレビなどを長時間使用知続けないようにしましょう。
また、使用する場合は、照明器具の配置や椅子の高さ等を調節し、目に負担がかからない環境で使用するようにしましょう。
テレビやパソコンの画面などを、目の高さよりも下にすることで、まぶたが下がるため、露出面積が減り、目が乾きにくくなるのでおすすめです。
また、目の疲れの原因となるブルーライトの影響から目を守ることができる、メガネをし状態で行なうのもよいですね。
更に、画面を凝視知ていると、まばたきの回数が少なくなり、乾燥したり、疲れやすくなるので、意識的にまばたきの回数を増やすようにしましょう。
目のストレッチ
目のストレッチを行いましょう。
パソコンやスマホを使用し目を酷使しているときは、目のストレッチをご紹介します。
- 上下左右のできるだけ遠くの物を意識して約3秒ほど見つめる
- 目をゆっくりと右回転させる。左回転も行なう
- 遠くの建物、木々の緑を集中して見る
- 目を思いっきり閉じてすぐに開くを2,3回行なう
- 顔の前に親指を立て、見る、遠くを見るを交互に繰り返す
また、目のかすみなどを感じる場合は、血行不良が起こってしまっているので、適温の蒸しタオルで暖めるとよいです。
乾燥を防ぐ
目の乾燥を防ぎましょう。
目が乾燥しているとより疲れを感じやすくなります。
- 目に直接冷房や煖房の風が当たらないようにする。
- 加湿器を使用する。
- 濡れタオルを干す
などし、湿度を保つようにしましょう。
また、紫外線が強い日は、サングラスを使用し、紫外線から目を守るようにしましょう。
メガネやコンタクトレンズ
メガネやコンタクトレンズは、自分の度数に合う物を使用しましょう。
度数があっていないと目は疲れてしまいます。
目の疲れに効果的!!摂取したい食べ物は?
妊娠中の目の疲れに対して、目の疲れを解消するために効果的なおすすめの食べ物をご紹介します。
人参・ かぼちゃ
人参やかぼちゃには、βカロチンが豊富に含まれています。
緑黄色野菜には豊富に含まれており、βカロチンが体内に入ると、粘膜の保護や粘膜の正常化に効果的なビタミンA に変化します。
ビタミンA が不足してしまうと、眼精疲労、夜盲症、視力低下になってしまいます。
積極的に摂取しましょう。
ブロッコリー
ブロッコリーには豊富に葉酸が含まれています。
網膜の健康維持に欠かせないルチン、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンcも豊富です。
積極的に摂取しましょう。
プルーン・ブルーベリー
プルーンやブルーベリーには、目の疲れの予防、視力の回復に効果的なアントシアニンが豊富です。
また、妊娠中に欠かせない鉄分も豊富です。
食事に取り入れたいですね。
まとめ
妊娠中は目が疲れやすくなってしまいます。
目が疲れないように予防したり疲れたときは疲れを解消しましょう。
目薬の使用は問題ないものの、使い方と一部の成分には注意が必要ですね。
目の疲れに効果的な食べ物も豊富に取り入れたいですね。