ファミサポ(ファミリーサポート)とは?内容、利用条件、利用方法!

子育て支援の一環として、各自治体でファミサポ(ファミリーサポート)というものがあります。
ファミサポの内容や利用条件、利用方法や利用する際に必要となる料金などについて詳しくご紹介していきますね。
目次
ファミサポ(ファミリーサポート)とは?
ファミリーサポート、ファミサポとは、乳幼児や小学生の子供がいる家庭のサポートをしてくれる制度となります。
会員制の子育て相互支援サービスと呼ばれることもあります。
子育てをする人の中で援助を受けたい人が依頼会員となり、アドバイザーが仲介し、育児を手伝いたいとう提供会員(協力会員)がサポートを行なうという仕組みの制度です。
利用する際は、事前登録、利用料金などが必要となります。
身近に頼ることができる人がいないと言う場合、助けてもらうことができるサービスとなりますね。
依頼会員数
ファミリーサポートを提供しているサポートセンターの関連事業所は、自治体の様々なところに存在しています。
各自治体で運営していることもありますし、市町村から委託をうけ運営しています。
援助を行いたいということで登録している人は全国で13万人もいます。
依頼会員、援助を頼みたいとしている人は55万人にも及びます。
年々会員数は増加しています。
ファミサポの内容とは?
ファミサポ(ファミリーサポート)では、どのような内容のサービスを受けることができるのでしょうか。
子供の送り迎え
仕事の都合により保育園のお迎えの時間に間に合わないときなど、サポートに申し入れることで、提供会員が保護者の代わりとして保育園に迎えに行ってくれます。
保育施設、学校、学童保育、自宅の間で送り迎えをしてくれるのはもちろんですが、習い事への送り迎え、学校から習い事先への送り迎え等を頼むことも可能です。
子供の預かり
ファミサポでは子供の預かりも行ってくれます。
保育園に迎えに行ってもらったあと、そのまま預けることもできますし、夏休みや長期休暇中に預けることもできます。
また、保護者の冠婚葬祭などで子供を連れて行くことができないというような場合も預けることができますし、病気による通院時なども預ける事が可能です。
ファミサポの利用条件とは?
ファミサポを利用する際の条件についてです。
対象年齢や時間
ファミサポの対象年齢や対象となる時間は自治体ごとに異なります。
ほとんどの場合は、市町村が0歳から小学校6年生までとしていることが多いですね。
0歳児の場合は、生後〇〇日以上などという制限がある場合があります。
利用する前に事前に自治体の方で調べましょう。
利用時間はだいたいの場合、午前7時から午後5時、午前8時から午後9時などです
利用時間も自治体ごとに異なります。
時間外の利用が必要な場合は、仲介アドバイザーと相談することで、調整してもらえることもあります。
時間帯によっては利用料金が変わることもあるのでその点はよく確認しましょう。
一部病児のあずかり
一部ですが、保育園などに病気、病気のあとで預けることができないという場合に預かってくれる病児預かり、病児後預かりを実施していることもあります。
早朝からのあずかりや宿泊で預かってくれるという場合もあります。
病児預かり、夜間早朝預かりは、自治体によっては行われておらず、限られたセンターでのも利用できる状態です。
事前にかかりつけの病院で受診を済ませておくなどという細かい条件もあるのでよく確認しておきましょう。
ファミサポの利用方法
ファミサポの利用方法の流れをご紹介しますね。
依頼会員として登録
まずはファミサポを利用したいという場合は、住んでいる地域のファミリーサポートセンターで事前に会員登録を済ませておきましょう。
会員登録をする際は、面接や説明会に参加しておく事が必要となる場合もあるので、事前に電話などで確認しておきましょう。
マッチング・事前打ち合わせ
登録が完了しても、援助や依頼をすぐに受けられるというわけではありません。
最初の依頼の際に、依頼会員と提供会員のマッチングを行います。
双方が顔をあわせ面接や打ち合わせを行います。
この場では依頼会員の要望や依頼内容の確認が行われます。
提供会員に事前に会っておくことで、利用前にお互いのことを知り、スムーズに必要に応じて利用することができますね。
自治体によっては提供会員数が少ないため、すべての要望には答えられないという場合もあります。
ファミサポを毎日利用したい場合などは、事前打ち合わせで毎日利用可能かなども確認しておきましょう。
支援申し入れ
マッチングの際、提供会員に依頼したい場合は、サポートセンターに援助の申し入れを行います。
援助依頼はスケジュールをあわせて提供会員にお願いします。
自治体や地域によってことなるものの、予約は実際に利用する日の1週間から2週間前くらいに済ませて置かなければいけないということもあります。
サポートセンターに利用依頼の連絡を行い、その後対応知てくれる提供会員と直接電話でやりとりなどを行い、当日の打ち合わせをします。
利用時のルールなどは、登録時に説明してもらえるので確認しましょう。
緊急で当日お願いしなければいけなくなったというような場合の方法も確認しておきましょう。
利用当日
利用当日は提供完飲のサポートを受け、サポートが終了したときに現金で支払います。
毎日利用する場合も、利用後に現金で支払うという形が一般的です。
ファミサポの利用料金は?
基本的にはファミサポの年会費や登録は無料となります。
利用時にその都度料金がかかるということになりますね。
1時間1000円未満
利用料金のこまかくは自治体によりことなります。
しかし、一般的には平日の昼間の利用であれば1時間600円から1000円程度が平均です。
土日祝日の利用や夜間の利用場合は、平均料金は1時間あたりの料金プラス100円か200円ほどの場合が多いですね。
2人目行こうの預かりの場合も半額などがかかります。
病児、宿泊、緊急は高め
自治体によって、病児、宿泊、緊急の対応も行ってくれていることがあります。
その場合は、1時間あたり数百円高い傾向があります。
宿泊の場合は、1泊あたり5000円から10000円くらいが平均ですが、自治体ごとに大きくことなります。
また宿泊の場合、3歳児未満の場合は料金がより高い傾向がありますね。
サポート以外の別途料金
ファミサポの料金は送迎や預かりのサポート料となります。
そのため子供に食事やおやつを食べさせてもらうという場合は別途実費がかかります。
送迎にかかった交通費なども、一定金額を依頼会員が負担します。
ひとり親の場合は助成を
ファミサポを利用するひとり親家庭の場合は、利用料金の一部を負担知てくれる助成制度がある場合もあります。
助成があるとサポートを受けながら、助けてもらうことができますね。
一時間あたりの利用料金が半額になるような場合もあるので、ひとり親の助成はあるのか、助成額などについても市町村のサポートセンターで確認しましょう。
ファミサポの保険制度
ファミサポには保険制度があります。
万が一のケガや事故のために、補償保険に加入をしています。
地域子育て支援補償保険、ファミリーサポート補償保険など、子供や提供会員自身が支援中に事故やケガにあった場合の賠償責任を負うための事業向け保険制度となります。
保険制度は事業やセンターが加入するので、依頼感院や利用者側で保険料を負担しなければいけないということはないので安心し利用することができますね。
ファミサポの提供会員になるためには?
ではファミサポの提供会員になる方法についてです。
資格は不要
特別な資格は不要となります。
子供が好き、地域で困っている人を助けたいというような気持ちで、提供会員としてサポートすることができます。
普段は利用者側として使用している場合でも、ときに提供者として利用することもできます。
20歳以上の健康な人、市町村に在住、勤務しているなどという条件がある場合もあるので確認しましょう。
保育士やシッターの資格を持っている会員が多いものの、特別な資格はいりません。
しかし、登録をする際は、子育ての安全に関する研修を受ける必要があります。
給料ではなく利用料金
ファミサポは仕事ではなく、地域のサポートサービスとなります。
サポートを行った提供会員に対して、自治体から給料が発生するというようなことはありません。
しかし、支援を行なった際に依頼会員から支払われた利用料金は謝礼としてそのまま受け取ることができます。
子供を預かるという責任のある活動ですが、たくさんの子育て世代の助けになることができます。
まとめ
身近に頼ることができる人がいないというような場合、ファミサポは大きな味方となってくれますね。
利用料金も比較的安く、ベビーシッターや一時保育は利用できないという場合も利用を検討することができますね。
ファミサポを安心して利用するために、申込みの事前登録が必要なので、登録は無料でできるため登録しておくといざというときに助かるのでおすすめです。