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つわりに吐き気止めを使用しても良い?!つわりを軽減するための薬とは?

吐き気や嘔吐などのつわりの症状を軽減するために、薬を服用することができればよいのにと感じる妊婦さんは少なくありません。

日本ではつわりの症状を軽減するために服用することができる薬がいくつかあります。

処方される薬の種類や効果、安全性、服用する際の注意点などについてご紹介していきたいと思います。

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つわりとは?薬が必要なもの?

つわりは主に、吐き気や嘔吐、食欲不振などの胃腸症状が起こります。

妊娠特有の生理現象となりますが、頭痛や倦怠感などの不快な症状が起こります。

日常生活に支障が起きてしまうことも少なく有りません。

多くの妊婦さんはつわりの辛い症状に耐えながら、家事や仕事や子育てをこなしていますね。

妊娠していなければ、頭痛には頭痛薬、吐き気には制吐剤、食欲不振には胃腸薬を使用することができますね。

つわりの時期に妊娠初期で胎児の脳幹神経や心臓などの重要な器官が作られるため、薬の服用は極力避けたほうがよいです。

つわりが軽減する薬ってある?

つわりが軽減する薬とは、どのようなものがあるのでしょうか。

プリンぺランなど吐き気止め

医師から処方してもらう吐き気止めとして、多く使用されているのが、悪心や嘔吐などの消化器官の異常を治療するための薬となります。

プリンペラン(メトクロプラミド)という薬が主に処方されます。

薬の形状としては、錠剤、細粒、注射液、シロップの4種類があります。

つわりが重症化した妊娠悪阻の場合、プリンペランに加えて、ビタミン剤やぶどう糖液が配合されている点滴が行なわれます。

嘔吐が起こってしまう原因の一つとして、筋肉を収縮させる神経伝達物質のアセチルコリンの分泌が、D2受容体により阻害されてしまうことにより、腸管運動の停滞、下部食道括約筋の低下、唾液の量の低下などが起こります。

プリンペランはD2 受容体を阻害する作用があり、下部食道括約筋を強化敷いてくれたり、胃腸の消化活動を促進してくれます。

嘔吐中枢にも働きかけてくれるため、嘔吐が引き起こす脳から送られる伝達をブロック敷いてくれます。

妊娠悪阻に使用することができる薬としては、タチオン錠やタチオン散が処方される事が多いですね。

海外では悪阻薬として抗ヒスタミンが処方されることがありますが、日本で処方されることはありません。

ビタミン剤

つわりで嘔吐してしまうことが多い場合、体の状態を維持するために、栄養素が不足しがちです。

水溶性のビタミンであるビタミンBやビタミンcは体内に蓄積していることができないために、重度のつわりの場合は点滴で補給します。

ビタミンのうち、ビタミンB6は吐き気や嘔吐を和らげる効果があるという研究結果があるため、処方されます。

また、ビタミンB1 が欠乏してしまうと、めまいやふらつきや物忘れなどの症状がおこるウェルッケ脳症を発症するリスクが高まります。

発症を抑える対策としてビタミンB1 も合わせて処方されることが多いです。

厚生労働省では妊娠初期に摂取を推奨しているビタミンB1群の一種、葉酸となります。。

レバーや緑黄色野菜などに多く含まれている成分となり、先天性奇形のリスクを抑えたり、海外ではつわりが軽減すると推奨されています。

嘔吐が強くて食事ができないときは保険対象外の葉酸サプリを勧めている病院もあります。

適切な成分が配合されている漢方薬

漢方薬は

  • 生命のエネルギーとして示される気
  • 主に血流を指している血
  • 血以外のリンパや水分を表す水
  • 体質や体力の強さを示す証

という4つの観点で体の状態を判断し、適切な漢方薬が処方されます。

副作用が比較的に少ないものの、体にとってしっかりと合ったものを使用しなければ、効果を得ることができません。

漢方薬の多くのものは、複数の成分が配合された1つの薬剤として処方されます。

必要な成分は人によってことなるため、漢方に精通した専門の医師が診断をし、適切な漢方薬を処方します。

つわりに効果があるものとして処方されることが多い漢方薬は、小半夏加茯苓湯、二陳湯、香蘇散などが挙げられます。

これらの薬に含まれている半夏や生姜、茯苓などの成分により、吐き気を抑えたり、体を温め、つわりの症状を楽にしてくれます。

胃薬

胃のむかつきを抑えるために、嘔吐により荒れた胃の状態を改善するために、胃薬が処方されることがあります。

一般的には、セルベックスという薬が処方されます。

胃の粘膜を増やし、胃粘膜の血流がよくなるため、胃の粘膜を保護、修復してくれます。

胃薬は制吐剤と合わせて処方される事が多い薬となります。

一方胃薬を処方しない方針の医師もいるため、胃の状態がつらときは何度か相談してみるとよいですね。

つわりの軽減のために市販薬を飲むのは大丈夫なの?!

病院で処方されている薬も同じですが、市販の薬を妊娠中に服用することについて、安全性が確立されているわけではありません。

薬の副作用やリスクを比較すると、薬を処方したほうが有益であると医師が判断した場合処方されるだけです。

漢方薬や胃薬などは、市販薬としても手に入るものですが、使用する際は医師に必ず相談して行いましょう。

妊娠前から飲み慣れてる場合でも、妊娠中ということで体の状態が変化している可能性があるので、安易に使用せず、医師や薬剤師に相談しましょう。

葉酸などのマルチビタミン系のサプリメントの場合も注意が必要です。

サプリメントを使用する前も、医師や病院内の管理栄養士に相談しましょう。

つわりで薬までを吐いてしまうときは…

病院でつわりの軽減のために薬を処方されたのにも関わらず、薬を飲んでも嘔吐してしまうということがあります。

薬までもを嘔吐してしまうという場合、服用してからの経過時間により対処法が異なります。

薬を服用してから、約30分以内に嘔吐してしまったという場合は、嘔吐物の中に錠剤が含まれているか否かを確認しましょう。

薬剤が含まれているのが確認できた際は、もう一度同じ薬を飲み直す必要があります。

嘔吐が少量の場合、薬剤が見つからない場合、服用後30分以上経過した場合は、飲み直す必要がないと薬局から指導されます。

しかし、薬の内容や体力によっては指導が変わります。

心配な場合は、自己判断することなく、必ず病院薬局に問い合わせましょう。

まとめ

つわりの吐き気や嘔吐などが続いてしまうと、ただただ日常生活を過ごすだけでもものすごく辛いですね。

生活を送ること自体辛いため、早く解放されたいと思いますよね。

薬を服用し楽になるなら薬に頼りたいと思ってしまいますよね。

しかし、つわりが辛い妊娠初期は、赤ちゃんの脳や心臓、脳幹神経などの大切な部位が作られている時期でもあります。

妊娠中のママが摂取する食べ物や飲み物、薬からの影響を大きく受ける時期です。

薬やサプリメントを使用する際は、必ず医師にしっかりと確認してから、相談した上で使用しましょう。

また、病院から薬が処方されても、不安な気持ちが残ってしまうでしょう。

しかし、医師が処方する薬は、海外や国内の臨床使用件数が多いため、比較的安全性が高いものだと考えられます。

服用することに対して、不安感をいだき拭えないときは、無理に押しこらえて服用してしまうと、ストレスを感じ、より悪影響となってしまいます。

安心できるまでとことんかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。

不安を解消して、つわりを軽減しながら、妊娠初期を乗り越えましょう!

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