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赤ちゃんの把握反射・吸啜反射とは?!反射の反応が弱いときは?!

生まれたばかりの赤ちゃんには、ママのお腹の外へと出てきた後、生き抜くことができるように、備わっているものがあるのです。

特定の刺激により、自然に反応が起こります。

それが原始反射というものです。

それらの原始反射の中で、代表的なものが把握反射と吸啜反射という反射となります。

これらの反応は、生後1ヶ月健診でのチェック項目にもなっています。

この反射があるかないかは、発達にも影響すると考えられているものです。

そこで今回は、把握反射と吸啜反射について、いつまで反応がみられるのか、反応が弱い時にはなにか異常はあるのかなど、詳しくご紹介していきます。

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赤ちゃんの把握反射とは?

赤ちゃんの把握反射は、赤ちゃんの手のひらに何かしらの物が触れた時に起こります。

物が触れた時に、赤ちゃんは強く握り返してきます。

これは母猿に小猿がしがみつくのと同じです。

人間の祖先に備わっていた反射の名残なのですね。

足の裏にも同じような反応が起こります。

足の裏の指の近くのところに物があたり刺激が及ぶと、足の指が曲がり握ろうとするのです。

赤ちゃんの吸啜反射とは?

赤ちゃんの吸啜反射は、名前の如く、吸う反射です。

赤ちゃんの口になにかしたの物が触れると、無意識に加えて吸い付こうとする反射が起こります。

赤ちゃんがおっぱいから母乳を吸だし生き抜くために備わっています。

赤ちゃんが生き抜くために、栄養を摂取するためにものすごく重要な反応となりますね。

吸啜反射と共に、赤ちゃんの口の周りを指で触れた時に、反射的に頭を回して口を開くという捜索反射という反射もあります。

また、指で触れることで、舌と唇を使用し加えようとする捕捉反射という反射もあります。

これらの反射により母乳やミルクを吸うことができ、栄養を摂取できるのですね。

赤ちゃんの把握反射や吸啜反射はいつまで見られるの?

赤ちゃんの把握反射や吸啜反射は、成長していく中で消えてしまう反射です。

赤ちゃんの脳が発達すると、自発的に動くことができるようになるため、原始反応は必要ないと判断され、見られなくなるのです。

把握反射の場合は、生まれてすぐに始まり、生後5,6ヶ月頃には見られなくなります。

手のひらの反応はこのくらいまで見られますが、足の裏の反射は手のひらよりも長く続く傾向があります。

手のひらの反射がなくなってから、2,3ヶ月くらい遅れて見られなくなりますよ。

吸啜反射の場合は、ママのお腹の中にいる時、妊娠32週目頃から見られるようになります。

その後、生まれてすぐから、生後6ヶ月頃には見られなくなってしまいます。

しかし、吸啜反射の影響により、自発的に乳首に吸い付くことは身についているため、授乳は続けられます。

吸啜反射が見られなくなると、自発的吸い付き、栄養を摂取出来るようになったという証拠ですね。

あくまで目安であり、見られなくなる時期には個人差があります。

赤ちゃんの把握反射や吸啜反射が弱いと…

赤ちゃんの把握反射や吸啜反射が弱いことがあります。

他の子の把握反射や吸啜反射に比べ、我が子の反応が薄い、弱いと感じると不安になりますよね。

しかし、把握反射や吸啜反射がいつからいつまで見られるかにも個人差があるように、強い、弱いにも個人差があります。

また、把握反射や吸啜反射が見られないとパパママが感じていても、実は反射が弱いだけで、しっかりと反射は起こっていて、成長、発達には問題がないということあります。

一方で、把握反射や吸啜反射などの原始反応が現れる時期や強さには個人差があるものの、全く見られない、ある一定期間が過ぎても反射が起こらないという時、いつまでも反射が起こり無くならないというような時は、脳障害の可能性が考えられるのも確かです。

赤ちゃんの把握反射や吸啜反射が弱い時、見られない時は、生後1ヶ月健診や生後3、4ヶ月健診などで相談してみましょう。

万が一問題があると判断された場合は、中枢神経系の発達について確認が行われます。

把握反射や吸啜反射が正常に起こっているかどうか判断することは難しいため、些細な異変を感じた時でも、念の為健診で相談してみる事をおすすめします。

まとめ

赤ちゃんの把握反射や吸啜反射は生まれてすぐから半年ぐらいまでにしか見られない特別なものですね。

赤ちゃんとのスキンシップも兼ね、手のひらに指を乗せてみて把握反射をみたり、授乳の際に上唇に触れて吸啜反射を見てみたりするとよいでしょう。

この時期の特別な反射を、写真やビデオで撮っておくのも素敵な思い出の写真、動画となるのでおすすめです。

ただし、あまりにも過剰に何度も反射を見ようと触れたり、何度も何度も繰り返してしまうことは、赤ちゃんにとってストレスと感じてしまいます。

ほどほどに行うように気をつけましょう。

また、一度反応を見ようとしたのに反応がなかったというだけでは過度に心配する必要はありません。

ときには反応が起こらないこともあります。

時間を空けてからもう一度試してみるとよいですね。

把握反射や吸啜反射に心配がある時は、小児科に相談するのも良いですし、生まれた産婦人科での1ヶ月健診や、自治体の乳児健診などで遠慮なく相談してみてくださいね!

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