子供にはさみを持たせるのはいつから?!注意点は?

はさみってとっても持たせるのが怖いですよね。
危険なイメージが大きく、私も自分で小学生の頃の工作の時間に指を切ってしまった覚えもあり、我が子にはまだまだ使わせられないと思っていました。
しかし3歳で入園した我が子は、保育所ではさみを使って工作をしてきていました。
自宅ではまったく使わせたことの無かったはさみを使って来て、すごい!!と言う気持ちと手を切らなくて良かった、お友達に怪我をさせる使い方をしなくて良かったとゾッとしながら安心しました・・・。
その時に、入園する前にはさみの使い方を教えておけばよかった、一緒に使ってみておけばよかったと後悔したのです。
でも、はさみっていつから子供に持たせて練習させてよいのでしょうか。
また安全に教えて安全に使用できるようにするためにはどうしたらよいか迷いました。
集団生活が始まった時に正しく安全にはさみが使用できるようにも、いつからはさみを持たせて練習させるのがベストなのか、どんな風に教えたらよいのかをご紹介していきたいと思います。
子供にはさみはいつから使用させる?
子供にはさみをいつから使用させるかについてですが、子供がはさみに興味を持ちだしたら、更にママの危ないという言葉を理解し反応できるようになってからにします。
2~3歳頃からはさみに触れさせることができます。
販売されている子供用はさみの対象年齢が2歳からとなっているものも少なくありません。
保育園などでは3,4歳児からはさみを使い始めるので、入園前に教えてあげるのもよいですね。
しかし、焦って教える必要はないでしょう。
なぜなら母子手帳などには、はさみが上手に使用できますか?と言う問いは4歳頃の欄にあります。
はさみを使いたがらない、はさみに興味を持たない、はさみを上手に持つことができないというような場合は無理に焦って使わせる必要はないでしょう。
まずははさみを用意!!選び方は?
まずははさみを用意しますね。
子供が安全に使用できるはさみを選ぶ必要があります。
そしてはさみは1つではなく、段階を踏んで普通のはさみを使用できるようにしていくので、いくつかのはさみが必要です。
最初は練習!プラスティック製のはさみを
一番最初に購入して使用させるはさみは、プラスティック製のはさみにしましょう。
普通の刃のはさみよりも切れ味が悪いので、切れずにイライラしてしまうお子さんもいるかもしれませんが、はさみの持ち方や手の位置などを確認して慣らすためにも、プラスティック製のものから始めます。
最初の練習期間のために1つあるとよいですよ。
はさみの選び方
続いてしっかりと持てるようになったら、普通の刃のはさみを選らんで行きます。
しかし、子供用の安全なものを選らんでください。
- 刃先が丸いもの
- 刃に安全カバーが付いているもの・・・刃がプラスティック製のカバーで覆われているものがあります。
- 子供の手の大きさに見合うもの
子供の手の大きさは個人差があります。手に対して大きすぎたり小さすぎるとはさみが上手く握ることができずに使いこなしにくいので、実際に握ってみたり対象年齢などを参考に選びましょう。
また、お子さんが左利きであるという場合は、左利き用のはさみを準備してください。
おすすめのはさみ
おすすめのはさみは銀鳥産業のかみきりくんというはさみやこどもちゃれんじの練習用はさみなどがおすすめです。
こどもちゃれんじのものは左利き用もありますよ。
はさみの使い方を教える方法
はさみの使い方を教える方法についてです。
はさみを縦に持ち寝かさない!
子供ははさみを使い始める頃、はさみを横に寝かせて使おうとすることがあります。
するとなかなか上手く切ることができず、変に力が入ってしまい怪我の原因となってしまう事もあります。
はさみをしっかりと縦方向にして使用することを教えましょう。
反対の手は紙を抑える
利き手ではさみを持ち、反対の手では紙をしっかりと抑えることをおしえます。
しっかりと抑えるだけではなく、手を切らないようにはさみの向かうほうは持たないように、横を持つように持つ場所も教えてください。
はさみではなく紙をうごかす
はさみを動かして切るよりも、紙を動かして切ったほうが良く切れます。また安全性も高いです。
はさみを動かすのではなく、紙を動かすようにして切ることを教えましょう。
はさみを使うときのお約束・注意点
無理させずに休憩を
はさみを使用しながら、子供の集中力が切れてきてしまったな・・・と感じたときはすぐに使用を辞めさせましょう。
危険性が高まります。
または少し休憩をさせてから再度使用させるようにしましょう。
はさみを使うときは大人と一緒
はさみを使用するときは大人と一緒に使用するという約束をしましょう。
また、ママやパパもはさみを使用させているときは、ちょっとも目を離さないようにしましょう。
そのちょっとの間にも危険性がかなりあります。
ずっと近くで見ていてあげましょう。
はさみを持ったら立ち歩かない
はさみを持ったら立ち歩かないということを教えます。
集団行動で持ったまま立ち歩けば、ほかの人に怪我を負わせてしまう原因にもなりますし、自分が大けがをしてしまう原因にもなります。
はさみを持ったら絶対に立ち歩かないということを約束しましょう。
たち歩くとものすごく危険だという事もしっかりと伝えて約束します。
はさみは人に向けない!振り回さない!
はさみは人に向けないということ、振り回さないということを約束します。
刃を剥ければ危険が伴うのはもちろんですよね。
自分も周りの人も怪我をさせてしまうこととなります。
まずは近くにいるママやパパに向けてはいけないということを教えこみます。
もし約束を守れないときは、目を見てしっかりと丁寧に真剣に教えてあげる必要があります。
はさみの渡し方も教える
はさみの渡し方も教えましょう。
はさみを渡す際に他の人に傷つけてしまう原因となる事にもなります。
はさみの刃を必ずしっかりと閉じて、自分の方に刃を向けて渡すように教えます。
ママやパパが子供に渡すときもこの方法で渡しましょう。
使い終わったら片付ける
使い終わったらすぐに片付けるという事を教えます。
また、使っている最中も、手から離して机に置くときは刃を閉じてから置くように教えましょう。
ママやパパも同じように刃をしっかり閉じて置くようにしましょう。
紙以外のものは切らない
紙以外のものは切ってはいけないという事も教えておいた方が良いです。
自分で髪を切っちゃう子もいますし、そうなると目などにも危険が及ぶので紙だけを切るということを教えておきましょう。
上手にできたら褒める!!
はさみを使うときは真剣に丁寧に教えるため、子供もママもパパも真剣になります。
危険な時はつい強く叱ってしまう事もあるでしょう。
しかし、そこではさみを使う時間が息苦しい、嫌い、と言う状態にならないためにも、楽しい時間を過ごすためにも、上手にできて約束を守ることが出来たら、たくさん褒めてあげましょう。
まとめ
子供のはさみは2歳頃から使用させ始めることができます。
しかし、3歳でも4歳でもはさみに興味を持ち、使いたがるようになるまで無理に使用させる必要はないでしょう。
入園後は使用する機会が多くなるので、使用方法を教えてあげるとよいですね。
はさみは正しく選び、正しく使用できるように教えましょう。
危険であるものですが、正しく使用できるように教えてあげることはとっても大切ですね。