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麻疹(はしか)に感染?!予防接種前に感染したらどうする?!対処法と予防法!

全国で続々と麻疹の感染者が増え続けています。

そんな麻疹に赤ちゃんが感染してしまうとどうなるのでしょうか。

赤ちゃんが予防接種前に麻疹に感染してしまった場合の少女うや後遺症、感染してしまった場合の対処法や予防法についてご紹介していきたいと思います。

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麻疹(はしか)とは?

麻疹の感染者が2018年3月に沖縄で確認されました。

それ以来、東京都、埼玉県、愛知県での感染が報告されました。

感染者が増え続けていますね。

感染しないか不安に感じるものです。

麻疹は麻疹ウイルスが飛沫感染や空気感染、接触感染などの感染経路により、人から人へ感染していきます。

感染力が非常に強い病気で、免疫を持たない人間が感染してしまった場合、ほぼ100%発症すると言われています。

感染してしまった場合、様々な症状とともに合併症を引き起こしてしまうことがあります。

合併症を引き起こすと最悪の場合、死にいたることもある病気となります。

麻疹(はしか)の初期症状とは?

麻疹に感染した場合、10日から12日ほどの一定期間の潜伏期間があります。

潜伏期間を経たのちに発症します。

潜伏期間を過ぎたあとは、2~4日ほど初期症状が起こります。

初期症状としては、

  • 体のだるさ
  • 38度前後の発熱
  • 喉の痛み
  • くしゃみ
  • 鼻水

などが見られます。

麻疹に感染した赤ちゃん、幼児の約3割は消化器官系の症状、下痢や腹痛が起きています。

初期症状だけだと、普通の風邪と変わらない症状です。

しかし、この初期症状が出ている期間が最も感染力が高い期間となります。

目の粘膜に炎症がおきたり、目やにや結膜炎などの症状が起こる場合もあります。

また、口の中の粘膜部分に白っぽいプツプツとした口内炎のようなものができる場合もあります。

麻疹のイメージとしては赤い細かい湿疹がでるという印象が強いものの、実際は発疹が出るのは発疹期と呼ばれる期間に突入してからとなります。

発疹期間にはいると、熱が更に上昇します。

赤い発疹が耳の裏から出始め、顔や体全身に広がります。

腫れやかゆみを伴う湿疹となります。

皮膚だけではなく粘膜部分に湿疹がでることもありますね。

赤ちゃんや子供にとってかなり辛い状況です。

麻疹に似ている間違われやすい病気とは?!

麻疹の初期症状は風邪とよく似ています。

最初は風邪と見間違えやすいですね。

また、麻疹のように発熱や発疹が出る風疹も間違われやすい病気となります。

風疹は百日はしかと呼ばれることもあります。

小さい頃に風疹に感染したものを麻疹に感染したものだと思い、大人になつてしまうということもよくあります。

麻疹に感染してしまったらどうする?治療法は?

麻疹に感染してしまった場合はどうしたらよいのでしょう。

感染拡大を防ぐためにも、正しい対処が必要です。

疑わしい症状が見られたら…

まず、麻疹かな?と思うような疑わしい症状が見られた場合や麻疹感染者との接触があったという場合は、重症化を防ぐためにも、他者への感染を防ぐためにも、速やかに病院に受診し検査をうけましょう。

慌てて受診しに行くのではなく、前もって医療機関に電話をして、症状や麻疹の可能性があるということを伝えましょう。

過去の予防接種の有無などを聞かれる場合もあるので、焦らずに確認して伝えましょう。

できるだけ人との接触を避けた方法で受診します。

公共交通機関はできるだけ使用しないようにしましょう。

移動手段がないという場合は病院と相談してみてください。

麻疹の治療薬

麻疹は重度な症状を引き起こすこともありますし、合併症を引き起こしてしまうこともあります。

しかし、特効薬がありません。

専用の治療薬もない状態です。

そのため症状に合わせた対処療法を行なうしかないのです。

対処療法としては、発熱や痛みを和らげるための薬、かゆみを抑えるための薬などで治療します。

発疹がでてから3,4日程で熱が下がり、発疹が次第に引いていきます。

できるだけ体に負担がかからないように安静に過ごすようにしましょう。

麻疹のウイルスに対する治療薬はありませんが、感染してから受診せずに自宅で療養するのはやめましょう。

麻疹に感染した約3割は肺炎やクループ症候群、中耳炎などを引き起こしてしまっています。

また、ひどい場合は脳炎や心筋炎などの重篤な合併症を引き起こしてしまうこともあるので受診することはものすごく大切です。

症状が軽い状態でも、麻疹の可能性がある場合は必ず病院へ受診してください。

麻疹と診断された時の対処法!

麻疹の診断された場合、極力他者との接触を避けましょう。

ゆっくりと十分に体を休めてあげる必要があります。

発熱や痛みが原因となり、食欲が低下してしまったり、水分不足になってしまいがちです。

無理せず療養しながら、水分補給だけはこまめに行い脱水症状を防げるとよいです。

麻疹の症状がでてから、症状が落ち着くまでは1週間以上かかります。

比較的に長い期間がかかってしまいます。

状態によっては入院が必要となる場合もあります。

一定期間の安静な療養期間が必要となります。

麻疹の場合、登園はどうなる?!

麻疹の場合は感染力が非常に強いため、インフルエンザと同じく第二種の学校感染症に定められている病気となります。

発症中はもちろん登園することはできませんし、解熱3日経過するまでは登園できないとされています。

家族に麻疹の感染者がいるという場合も登園停止となる場合が多いです。

園や病院に確認しましょう。

熱が下がってから3日経ったら、登園しても問題ありません。

幼稚園や保育園によっては、医師による登園許可証や意見書が必要であると決められていることもあるので、園に確認してください。

子供が麻疹に感染する可能性は?!

ワクチンの接種を受けてない場合、麻疹の感染者と接触してしまうと、かなりの確率で感染してしまいます。

まだ一度も麻疹の予防接種を受けたことがない子供と受けたことがる子供には大きな違いがあります。

感染の可能性が大きく変わるのです。

予防接種前の赤ちゃん

麻疹の予防接種はMRワクチンとなります。

麻疹と風疹の同時接種です。

基本的には1歳を超えてからはじめて接種します

1歳未満の赤ちゃんの場合、MRワクチンを接種していない赤ちゃんはMRワクチンを受けていないことが多いですね。

そのため、麻疹感染者と接触してしまうと、感染する可能性はかなり高いといえます。

しかし、MRワクチン接種前でも、ママ自身が抗体を持っているという場合、赤ちゃんにも少なからず、MRに対する麻疹の免疫を赤ちゃんも持っている可能性があります

完全な免疫とは言えません。

そのため必ずしも感染を防ぐことができるわけではないですね。

感染しても症状が軽い修飾麻疹で済むことが多いと言われています。

症状が軽いとはいえ、赤ちゃんにとって負担となってしまうことには間違いありませんね。

予防接種を受けている赤ちゃん(1回目)

MRワクチンなど麻疹を含む予防接種を1回うけることにより、95%以上の人は麻疹ウイルスに対する免疫がつきます。

接種したうちの5%は免疫が十分につかない可能性があります。

感染する可能性は0ではありませんが、万が一感染 してしまった場合でも、症状が比較的軽く済みます。

修飾麻疹でも、発疹や高熱などの症状が起こります

また合併症を引き起こしてしまう可能性はあります。

感染力は弱まりますが、他者への感染は起こります。

感染してしまった場合に注意が必要であるということには間違いありませんね。。

予防接種を受けている子供(2回目)

予防接種を2回受けると、99%の人に免疫がつきます。

さらに1回目の接種で免疫が十分につかなかった場合も、より免疫が高まります。

しっかりと接種を2回受け免疫が付いている場合、麻疹に罹る可能性は殆どないといえます。

しっかりと2回の予防接種を受けましょう。

赤ちゃん・子供が麻疹に感染!後遺症は残るの?!

赤ちゃん、子供が麻疹に感染した場合、稀に脳症などの合併症おこることがあります

その場合後遺症が残ってしまう可能性があります。

麻疹から脳炎にかかる割合としては、患者の100人に1人となります

約20%から40%に神経発達障害が起こり、麻痺、神経聾、片麻痺、行動以上、対麻痺などの中枢神経系の後遺症が残ってしまう場合があります。

脳症などの合併症とは別に、小さい頃に麻疹にかかった後、7~10年後に脳や運動機能障害が起こり、死に至ってしまうという亜急性硬化性全脳炎を発症してしまうことがごく稀にあります。

麻疹の感染予防法!

予防接種を受ける

まずは予防接種を受けることが一番大切です

予防接種を子供にしっかりと受けさせましょう、

生後6ヶ月未満の赤ちゃんは基本的には接種できないことになっています。

しかし生後6ヶ月を過ぎると1歳になる前から接種することができます。

通常は1歳を過ぎてから小学校に上がる前の1年間の間に受けるMRワクチンもあります

1度でも95%は免疫がつきますが、2回目も接種したほうがよいですね。

1回目の予防接種はできるだけ早く接種することをおすすめします。

人混みを避ける

麻疹は感染力が強い病気となります。

感染力はインフルエンザの10倍と言われています。

接触や飛沫だけではなく、空気感染もしてしまいます。

電車やバスの中で密閉された空間に麻疹の感染者が一人でもいれば、感染してしまいます。

マスクをしていても効果がないほどの感染力だと言われています。。

人混みをできるだけ避けて行動しましょう。

赤ちゃんや子供だけではなく大人も注意!

麻疹は赤ちゃんや子供だけではなく、大人も注意が必要です。

一度感染したことがある場合や予防接種を2回している場合は、免疫が続きますが、免疫が十分ではない場合もあります。。

年代

年代にによっては一回の接種しか受けていない場合があります。

2回目の予防接種を受けていないことが原因で麻疹に感染してしまっている人が多い状態です。

自分にしっかりと麻疹の抗体があるかどうか、一度抗体検査を受けて見ると安心ですね。

妊婦さん

妊婦さんは特に麻疹に注意です。

麻疹に感染してしまうと、流産や早産をひきおこしてしまう可能性があります。

幼少期に1度しか接種を受けていないという場合、免疫が十分ではない可能性があるので注意しましょう。

免疫があるかどうかは採血による抗体検査で確認することができます。

妊娠中に予防接種をするっことはできないので予防に徹する必要がありますね。

まとめ

麻疹は空気感染してしまうほど感染力の強い病気です。

しかし予防接種を1回受ければ95%、2回受ければ99%防ぐことができます。

できるだけ早く予防接種を行い守ってあげたいですね。

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