赤ちゃんが発熱!どう対処するのがベストなの?

毎日すくすく成長していく赤ちゃん。
一般的に、生後6カ月頃からママにもらった免疫が切れ始め、風邪をひく赤ちゃんも出てくるといわれています。
もちろん個人差があるので、もっと早く風邪をひく赤ちゃんもいれば一歳過ぎても突発性発疹も未経験という赤ちゃんもいます。
それに季節の温度変化やストレス・疲労など、様々な要因で発熱することがあります。
急に高熱が出たり苦しそうだったり、慣れていないと必要以上に心配になりますよね。
そんな時、家族としてどんなことをしてあげればいいのでしょうか?
授乳や離乳食、お風呂は普通にしていてもいいの?
そんな疑問が湧いてくると思います。
一番大切なのは、赤ちゃんの様子をしっかり観察して把握することと、水分補給をしっかりして、脱水症状を防ぐということです。
そのほかにもおうちで出来ることがいっぱい!
今回は赤ちゃんの看病の仕方をお教えします。
目次
赤ちゃんの発熱と受診のタイミング
毎日できることが増えていく赤ちゃんは、とにかくよく動きますよね。
おもちゃで遊んだり、コロコロ寝返りをしたり、ずりばい、はいはいでママのところへやってきたり。
なのに、赤ちゃんの機嫌が悪い。
ぐったりしていたり、目が潤んでいたり、顔が赤かったり、とにかくいつもと様子が違う!
それはもしかして体調不良のサインかもしれません。
体調が悪そうだと感じたら、まずは熱を測りましょう。
赤ちゃん用に耳で測れるものもありますが、大人が使う脇に挟むタイプの電子体温計でも十分です。
脇に挟んで、ママがしっかりと固定してあげてくださいね。
発熱はしているけど、機嫌がいいし食欲もあって他に症状が出ていない場合は、少し様子を見て大丈夫。
赤ちゃんはまだ体温調節が下手なので、外気温の影響を受けたり、着せすぎなどで一時的に体温が上がってしまう場合があります。
もちろん、続くようなら以下の対処が必要になります。
高熱でぐったりしているなら、かかりつけの病院があればそちらに連絡を取りましょう。
休日・夜間で受診に迷ったら、厚生労働省が開設している小児救急電話相談(#8000)が利用できます。
小児医療の専門医師・看護師からアドバイスがもらえて安心です。
もしも、赤ちゃんがとても苦しそうで緊急医にかかる場合、吐き気が強い場合は何かの拍子で吐いたものが詰まってしまう危険性があります。
タクシーならチャイルドシートがなくても乗せられるので利用してみてくださいね。
その際は、ビニール袋とタオルを数本持参するとスマートです。
母子手帳と保険証、医療証もお忘れなく!
赤ちゃんの熱はどうやって下げる?
赤ちゃんが発熱すると心配ですよね。
すぐに冷やしてあげたい!と思うママもいるかもしれません。
ですが、ちょっと待ってください。
熱がまだ上がっている最中に冷やしても、効果が得られないことがあるんです。
大人でも熱が上がってきているときって寒気がしませんか?
寒気がしているときに身体を冷やしても、寒いし余計に悪化しそうですよね。
赤ちゃんも同じです。
そもそも発熱は、体内に入った細菌やウィルスから自分を守るための防衛本能なので、熱自体はそこまで心配しなくても大丈夫。
赤ちゃんの様子をじっくり観察して、それ以外に苦しそうなところはないかを見てあげましょう。
熱が上がりきって汗をかき始めたら、汗をこまめに拭き取り、新しい服に着替えさせて身体を冷やしてあげましょう。
子供用の熱さましシートや保冷剤を使うのが便利です。
おでこに貼ると、もしかしたら嫌がるかもしれません。
おでこよりもわきの下のリンパが集まっているところがおススメです。
発熱して汗をかいていると、普段よりも水分が奪われやすくなっています。
低月齢の赤ちゃんは授乳、他の水分が取れる赤ちゃんにはこまめに湯冷ましや麦茶をあげましょう。
薬局や赤ちゃん用品店で乳幼児用経口補水液も販売されており、手軽に水分・電解質を摂ることができます。
吐き気が強い赤ちゃんにはスプーンやスポイトで少しずつ与えましょう。
発熱で食欲がない!そんな赤ちゃんのご飯は?
赤ちゃんの食欲がない時、離乳食はどんなものにしたらいいのかな?
初めての赤ちゃんだと、色々と不安ですよね。
基本的に、離乳食が定着している赤ちゃんなら「一段階前の柔らかさに戻す」が原則です。
離乳食の定着している生後7カ月以降の赤ちゃんには、水分の多い消化の良いメニューを、いつもより少ない量をあげましょう。
例えば、いつもより柔らかくしたおかゆやすりつぶした人参や、細かく刻んで柔らかくゆでたうどんや、すりおろしたリンゴは消化がよさそうですよね。
風邪や体調不良の時は消化機能も落ちがちになりますから、いつもの柔らかさのご飯にも、少し水分を足して食べやすくしてあげてください。
もしも、嘔吐が続いていたり、食べてくれないときには無理して食べさせたりせず、ゼリーや水分のみをあげましょう。
もちろん、まだ離乳食が定着していない生後5~6カ月頃の赤ちゃんなら離乳食はお休みして授乳のみでOKです。
この頃の赤ちゃんは、まだ栄養のほとんどを母乳やミルクから取れていますから、健康面も心配しなくて大丈夫なのです。
発熱時のお風呂はどうしたらいいの?
機嫌がよくて、発熱もおさまっていればお風呂にいれてしまっても問題ありません。
ただ、お風呂に入るということは赤ちゃんにとって体力を消耗するので、長湯をさせてしまうと悪化につながりやすいです。
体調が悪い時はいつもより短めにしてあげてください。
もし、38.5℃以上の高熱が出ていたり、嘔吐や下痢の症状が出ている、機嫌が悪いなど、いつもと違う状況なら、お風呂に入れるのは避けてください。
暖かいお部屋で清潔なタオルをあたためて、サッと身体を拭いてあげるのはOKです。
身体を冷やさないよう、入浴前後にはしっかりバスタオルなどに包んで保温しましょう。
入浴中は体内から水分が奪われやすくなるので、お風呂上りには水分をしっかりあげてくださいね。
赤ちゃんを安静にさせるには
発熱で身体がしんどいと、赤ちゃんによってはグズりが酷くなったり、泣き続けたりするかもしれません。
機嫌はいいけど寝返りでゴロンゴロン、つかまり立ちや伝い歩き、ずりばいやはいはいで動きっぱなし。
寝てほしいのに寝てくれない。
ママも思わず看病疲れでイライラしてしまったり、それを感じ取った赤ちゃんが更に不機嫌になったり悪循環に。
まずは深呼吸。
ママもハーブティーや甘いものなど、心が落ち着くものに頼ってリラックス。
きっと優しい気持ちになれるでしょう。
赤ちゃんに穏やかに声をかけてあげてください。
赤ちゃんも初めての高熱に戸惑っているのです。
小さな音量で赤ちゃんのお気に入りの曲やオルゴールを流してあげたり、寝かせて背中をトントンしたり、さすってあげたり、絵本を読み聞かせてあげれば赤ちゃんの気持ちも落ち着いてきます。
赤ちゃんはママの心臓の音が大好きなので、抱き寄せて聞かせてあげるのも良いでしょう。
優しい声で声をかけたり、今日の出来事を話していると、その内赤ちゃんも安心してきっと眠りについてくれます。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんが発熱してすぐに受診する目安としては
- 熱が異常に高い
- 熱以外の症状で苦しそ
- 赤ちゃんの機嫌が悪い
日中に少し慣れないことをして疲れてしまったり、室温が高い場合でも赤ちゃんは発熱してしまうことがあります。
大切なポイントは赤ちゃんの様子をじっくりと観察することです。
離乳食やお風呂も様子を見ながら臨機応変に対応しましょう。
こまめに水分補給をして、脱水症状を防ぎましょう。
ママの気持ちの安定も赤ちゃんに影響するので、あまり心配しすぎずに過ごしましょうね。
発熱、風邪に関する記事はこちらにもまとめてありますので参考にしてみてください。