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産後は腰が痛い!!ヘルニアの症状、原因、治療法、対処法!

産後の身体では、妊娠中に豊富に分泌されていた女性ホルモンの分泌が急激に減少します。

そのホルモンの影響もあり、産後の身体にも様々な変化が起こるのです。

肌荒れしやすくなったり、なかなか寝付けなくなったり、精神的に不安定になったりもあります。

そんな中、腰痛に悩むママが多くいます。

そして、産後の腰痛はときにヘルニアというものである場合があります。

そこで今回は産後のヘルニアの症状や原因、治療法、対処法などについて詳しくご紹介していきますね。

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へルニアとは?

ヘルニアは本来、あるべき位置の臓器が飛び出してしまっているというような言葉の意味を持ちます。

ラテン語で脱出するという意味のある言葉ですね。

ヘルニアとはいえ、症状が起こる場所により、呼び方が異なります。

  • へそで起こった場合は臍ヘルニア
  • 頚椎ヘルニア
  • 横隔膜ヘルニア

などと行った様々なヘルニアがあります。

そんな中、産後のママがやりやすく、悩むヘルニアは【椎間板ヘルニア】です。

20から40代までの男性がなりやすいとされている病気ですが、産後のママもなりやすい傾向があります。

椎間板とは?

椎間板とは、腰の部分にある部位です。

形は円盤のような形をしていて、ときに椎間円板と呼ばれることもあります。

髄核、線維輪という柔らかい組織と硬い組織で構成されている軟骨です。

背骨との間にある椎骨との間にあり、脊椎により上下からう受ける衝撃に対してクッションのような役割を果たしてくれています。

産後の椎間板ヘルニアの症状とは?

では、椎間板ヘルニアとなってしまった場合の症状についてです。

主な症状は腰の痛みです。

悪化してしまうと、痛いという言葉では足りない激痛を感じる症状が起こります

まっすぐに伸ばすことができないママもいます。

腰痛以外にも、太もも、お尻、足首、膝などに痛みを感じるママがいます。

痛みが長引くこともあります。

更に悪化すると、椎間板が元の位置から飛び出してしまい神経を圧迫してしまい、痛みだけでは収まらず、足にもしびれを感じてしまうことがあります。

坐骨神経痛の症状にも悩まされてしまうことがあります。

放置は危険?!

産後、育児や家事をこなしている間に、忙しくなり、バタバタした中でママは自分のことが後回しになってしまいます。

ヘルニアの症状には腰痛も含まれるため、単なる腰痛だろうとヘルニアを疑わずに悪化してしまうケースは少なくありません。

我慢しながら放置してしまうと、腰痛は慢性的になり、治りがものすごく遅くなります。

痛みが酷くなり、眠りが妨げられてしまうこともあります。

どんどん悪化した結果、運動障害、排尿がしにくい、排便がしにくいなどという症状が起こる場合もあります。

最悪の場合は足の感覚がなくなる下半身麻痺などとなってしまうこともあります。

椎間板ヘルニアを放置するのはものすごく危険です。

産後ヘルニアになりやすい原因は?

産後ヘルニアになりやすい原因についてです。

ヘルニアの原因は妊娠や出産が影響し、避けることができない原因で発症してしまうこともあります。

リラキシンの影響

産後リラキシンというホルモンの影響でヘルニアになりやすいという原因が考えられます。

リラキシンは赤ちゃんは産道を上手にスムーズに通りにぬけられるようにと、妊娠中から分泌され始めます。

骨盤の関節、人体を緩める効果が得られます。

リラキシンは出産前までの分泌であり、産後は分泌が落ち着きます。

ところが、リラキシンの作用は続き、骨盤はゆるゆるな状態となります。

すると骨盤には支える力が無く、筋肉に負担がかかりやすくなり、ヘルニアに繋がります。

疲労の蓄積

産後の育児での腰の筋肉の疲労の蓄積が原因でヘルニアとなることもあります。

産後のすぐのママは、骨盤も安定しない状態で、授乳をしたり、お風呂に入れたり抱っこを長時間したりとお世話が中心の生活の中で腰に疲労が蓄積しやすい日々です。

特に抱っこという動作はものすごく腰に負担がかかります。

休むことができる時間が確保できればよいものの、産後のママは育児だけではなく家事も合間に行なうため、十分に休むことができないのですよね。

腰の疲労の蓄積がヘルニアとなってしまうこともあるのですね。

お腹の筋肉の低下

妊娠中のお腹の筋肉は、上手く機能していないため、筋力が低下しやすい状態となります。

また、妊娠中は子宮が大きくなる影響を受け、通常異常にお腹の筋肉が引き伸ばされます。

ところが、出産後も伸びた状態が維持され、なかなか元に戻りません。

すると、その分お腹が受けるべき負担が腰への負担となり、ヘルニアに繋がります。

反り腰

産後のヘルニアに鳴りやすい原因は産後の姿勢も関係します。

妊娠中、お腹が前に出ていたため、反り腰になり癖となってしまっていることがあります。

産後は反り腰を治す必要がありますね。

反り腰でいると、骨盤も痛め、背骨にも負担がかかり、ヘルニアとなります。

年齢・遺伝

ヘルニアは、年齢と遺伝が原因で起こる場合もあります。

椎間板は20歳を過ぎると弾力が損なわれてしまい、形が変形しやすくなり、ヘルニアになる可能性が高まります。

また、親がヘルニアになったことがあるというような場合も、遺伝的に椎間板が弱い傾向があり、ヘルニアになりやすいという場合もあります。

産後のヘルニアの治療法!

ヘルニアの治療法として挙げられるのは、手術ですね。

手術でしか治らないと聞いたことがあるという場合も少なくありません。

実際に、ヘルニアの治療の最終手段が手術であり、ヘルニアになったからといって、必ずしも手術というわけではないのです。

最近はヘルニアによる手術が行われるということが少なくなっているほどです。

症状がよっぽどひどい、重症化しているという場合は手術という治療になることがありますね。

手術をしても治らないこともある?!

ヘルニアは手術をしても必ずしも治るというわけではありません。

こんなに痛みを感じるなら早く手術してしまいたいと思うこともありますが、様々な治療法を試しても全く効果が得られなかった、生活に支障がでるほど悪化しているという場合以外は、色々な治療法を試してみることをおすすめします。

また、手術を行なうことになると、1週間前後の入院が必要となるので、赤ちゃんから1週間離れる事を考えて手術を検討する必要がありますね。

自然に治ることも…?!

椎間板ヘルニアの多くの場合、手術をしなくても、数ヶ月程度で自然に痛みがおさまり回復するということが多いです。

早い場合は3ヶ月くらで、遅くても半年位で症状が収まるということが多いのですね。

ただし、なにもせずに放置して悪化してしまうことがあるため、原因となる状態を改善したり、ヘルニアへの対処法を行いましょう

産後のヘルニアへの対処法!

ヘルニアは自然に治ることもありますが、何も対処せずに放置してしまうと悪化してしまうこともあります。

原因の改善と共に、これからご紹介する対処法を行いましょう。

鍛える

まずは身体を鍛えましょう。

リラキシンの影響により、骨盤を支えるための力が無くなります。

腰への負担はヘルニアの原因となってしまいます。

腰にあまり負担をかけないようにするために、背筋、腹筋など体幹を鍛えることが大切です。

体幹を鍛えるトレーニングと共に、腰痛に効く体操も行なうとよいです。

足がしびれるなどという症状、日頃の生活支障がでることがあるというような場合、症状がひどいときにトレーニングをするのは避けましょう。

運動を行い、回復すれば続けてよいのですが、痛みが悪化するようであれば様子をみて休みましょう。

安静

痛みを感じ始めた頃は安静にするというのも適切な対処法の1つとなります。

実際にヘルニアの始まりの時期には激痛を感じるという場合が多いので、無理に動いたり鍛えたりすることは避け、安静にしましょう。

無理に動くと無意識に腰をかばってしまい、他の部位への負担がかかってしまい、トラブルを招きます。

疲労解消のためにも、安静にできる時間を多くとるようにしましょう。

正しい姿勢

正しい姿勢を意識しましょう。

姿勢を正すだけでも、ヘルニアへの対処法となります。

腰に負担がかかる反り腰にならないようにしたり、背筋を伸ばす意識、座る歳に両膝は揃えるなどという意識で姿勢を正しましょう。

椅子に座る際も背筋を伸ばして座りましょう。

また、正しい姿勢でいるだけではなく、同じ姿勢で長時間いないということも大切です。

こまめに姿勢を変えるようにしましょう。

まとめ

ヘルニアへの対処法としては、鍛える・安静・正しい姿勢です。

様子を見ながら取り入れてみてください。

それでも悪化するような場合は、早めに病院へ受診しましょう。

受診すべき科は形成外科となります。

病院では湿布薬や腰をサポートするためのコルセットがおすすめされたりします。

その際は産後であるということや授乳中であるということも伝えておくとよいですね。

もちろん全く痛みが収まらない、悪化しているという場合は、無理せずに病院に受診してくださいね。

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