突発性発疹は保育園に行けるの?!登園の目安は?うつる?治るまでの自宅での過ごし方

突発性発疹は、急に高熱が出たあとに湿疹がでるものですね。
生まれてすぐになる病気は突発性発疹であったという事が多いです。
熱で保育園は休む必要が出てきますが、体に発疹が出ている間も登園することはできないのでしょうか。
どのくらい休まなければ行けないのかも気になるところですよね。
また、通うときは登園許可証が必要なのでしょうか。
子供の突発性発疹になった時の保育園になった時の登園についてまとめますね。
目次
突発性発疹とは?
突発性発疹は、ヒトのヘルペスウイルス6,又は7型のウイルスに感染すると起こります。
突発性発疹に感染してしまった場合、まずは急に38度から40度くらいの高熱が出ます。
共に、下痢や嘔吐、痙攣などの症状が起こることもありますね。
高熱がでるのですが、子供は比較的機嫌がよく、元気な様子が見られるというのも特徴の一つです。
熱や下痢や嘔吐などの症状は、3,4日間ほど続きます。
その後、熱が下がる前後に首、耳の後ろ、胸、背中、などほぼ全身に湿疹が現れます。
色が薄い小さな発疹です。
この発疹は2,3日で消えます。
跡が残るのでは?!と心配になりますが、跡は残りません。
治療は特に無く自然治癒します。
しかし、熱でつらそうなとき、熱を下げるためにアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が処方されることもあります。
また、突発性発疹自体の症状はさほど辛くないものの、合併症として熱性けいれん、稀にですが脳症、劇症肝炎、肝炎、腸重積症、突発性血小板減少性紫斑病、血球貧食性リンパ組織球症などが起こることがあるので注意が必要となります。
重症化した場合、ウイルスの増殖を防ぐための抗ウイルス薬が処方されることもあります。
しかし、ウイルスの増殖を防ぐ治療は原則日本では推奨されていません。
突発性発疹の症状の進行は?
【潜伏期間】
ウイルスに感染し、発病するまでの潜伏期間は10~14日程度です。
【高熱】
病名の如く、突然高熱が出ます。
自然と下がります。
熱はあっても元気な傾向があります。
しかし、高熱による熱性けいれんが発症してしまうことがあるので、様子をみることが大切です。
【発疹】
高熱が下がってくると、全身に赤い発疹が出てきます。
広範囲に広がります。
一見痒そうです。
しかし、実際はかゆみや不快感は感じないことが殆どです。
稀に痒がる子も居ます。熱のときよりも発疹の不快感でグズグズすることがあります。
突発性発疹になった時の注意点
体力消耗
高熱により体力が消耗しているという事をお忘れなく。
元気でも体力は普段よりも消耗しやすくなっています。
ゆっくりとすごしたり、お風呂も無理せず熱があるときはお休みしましょう。
脱水
高熱が出るので脱水には注意しましょう。
脱水症状が最も危険です。
こまめな水分補給を行いましょう。
また、症状として、下痢が起こる場合は、より脱水になりやすくなります。
より水分補給をこころがけましょう。
元気な様子で母乳やミルクが飲めていれば問題ありません。
高熱が続く
突発性発疹だと思っていても、実はほかの病気であったということもあります。
高熱が続きなかなか下がらない、40度以上の高熱がでた場合は、特別な治療方法のない突発性発疹の可能性が高くても一度受診し、小児科医に診てもらったほうがよいですね。
突発性発疹は保育園でうつる!?流行するの!?
突発性発疹の感染は、2パターンがあります。
- 感染者の唾液の中に含まれているウイルスを口や鼻から吸い込み感染
- 妊娠中のママのお腹の中で感染。
という2つのパターンのいずれかになります。
しかし、唾液中に排出されるウイルスは感染力が弱いので、保育園などで流行したり、うつるという可能性はかなり少ないです。
一般的に感染するのは一度だけだと言われています。
しかし、実際は0~1歳児の間にヒトヘルペスウイルス6型に感染。
2~4歳児の間にヒトヘルペスウイルス7型に感染。
というように2回感染し発症するということもあります。
基本的には4,5歳までにはすべての子供が突発性発疹になると考えられています。
保育園では感染しないものの、かかりやすい年齢のときに保育園にかよっているという傾向はありますね。
突発性発疹に感染したら保育園は休み!?
突発性発疹に感染した場合、保育園は休みとなります。
周りにうつしてしまうという心配は少ないです。
しかし、熱によりけいれんなどが起こってしまう可能性もあるといういことで、感染した場合はお休みですね。
しかし、保育園によって、医師の診断を受け、熱もなく、感染の可能性がないと判断された場合は、登園可能な場合もあります。
突発性発疹への方針について、通っている保育園に確認してみるとよいですよ。
突発性発疹は何日休み?いつから保育園に行ける?
突発性発疹に関して、厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインによると、解熱後1日以上経過して、全身の状態が良い、と記載されています。
熱が出ている間は、ウイルスを排出しているため休み。
熱が下がり一日経てば、ウイルスの排出がしていないということで、本人の体調が良ければ登園できるということになりますね。
しかし、保育園によっては別の基準を設けていることがあるので確認してください。
突発性発疹の場合、保育園への登園許可証は!?
突発性発疹の場合、保育園へ登園するときに登園許可証は提出したほうが望ましいとされています。
登園許可証は医師のサインが必ず必要というものではありません。
医師の診断を受けた上で、保護者が記入しても良いとされているものです。
診断を受けたら記入し、保育園に提出するとよいですね。
突発性発疹中の自宅での過ごし方
では保育園お休みで自宅での過ごし方についてです。
食事
突発性発疹でも普段通り食欲があるのなら、通常通り授乳や離乳食をあたえてよいです。
ただし、できるだけ、タンパク質や食物繊維の多い消化の悪いものは控えたほうがよいですね。
また、高熱が出るので、水分が多く含むものを食べさせたり、水分の摂取をこまめにさせましょう。
お風呂
お風呂も発疹が出ていても入浴できます。
しかし、高熱が出ているときは、熱だけでも体力の消耗は激しくなるため、入浴は控えた方が良いですね。
お風呂に入っても感染しません。
熱が下がり元気があり、機嫌が良いのならお風呂に入れてすっきりさせてあげましょう。
外出
突発性発疹は感染力が低く、外出しても問題ないと言われています。
しかし発熱しているときの外出は控え、自宅でゆっくりとすごしましょう。
熱が下がれば殆ど治ったといえる状態なので外出も可能です。
ゆったりまったり
ゆったりまったりすごしましょう。
夜泣きをしたり不機嫌になることもあります。できるだけゆっくりと過ごせるとよいですね。
まとめ
突発性発疹の場合、高熱が出て心配になってしまいますが意外と機嫌が良い事が多いです。
また殆どの子供が4,5歳までに感染する病気です。
自然治癒するので、自宅でゆっくりと過ごすとよいですね。
保育園に関しては、熱がおさまり、1日休んで体調が良ければ登園することができますね。
登園許可証を提出して保育園再開しましょう!