赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹を焦らず慌てず対処するためには?

生まれてすぐからしばらくの間、風邪を引くこと無くすごしていたのにも関わらず、急に突然40℃近い高熱が出ると焦ってしまいますよね。
その高熱は突発性発疹である可能性があります。
赤ちゃんの初めての熱が突発性発疹によるものということはとても多いです。
保育園に通っている場合、どのくらい休まなければ行けないのかも気になるところですよね。
また、通うときは登園許可証が必要なのでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんの初めての熱である突発性発疹について症状や対処法、保育園の登園時期など詳しくご紹介していきますね。
目次
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹とは?
赤ちゃんの初めての熱は、突発性発疹である可能性が高いです。
突発性発疹とは、ヒトヘルペスウイルス6型による感染が原因となる病気です。
ヒトヘルペスウイルス6型による発症は一回きりなのですが、ヒトヘルペスウイルス7型による発症が起こることもあり、突発性発疹が2回発症してしまうことがあります。
生後3ヶ月くらいまでは、ママから貰った免疫により赤ちゃんは守られているため、ウイルス性の感染にかかることは防がれています。
ところが、時間が経つとともに免疫が低下してしまうため、生後6ヶ月位には免疫力が著しく下がり感染症にかかりやすくなってしまうのです。
ヒトヘルペスウイルスを保有している家族、感染しているのに無症状の人からの唾液などによる感染で引き起こると考えられています。
赤ちゃん自身の免疫が本格的に機能し、感染から体を守り出すのは1歳を過ぎた頃からとなるので、それまでの間はもっともヒトヘルペスウイルスに感染してしまうことが多くなります。
なお、ウイルスに感染し、発病するまでの潜伏期間は10~14日程度です。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹の症状とは?
突発性発疹の症状は、
- 39度以上の高熱
- 下痢
- 嘔吐
- 解熱後の全身の発疹
があげられます。
高熱がでるのですが鼻水や咳の症状は起こらず、子供は比較的機嫌がよく、元気な様子が見られるというのも特徴の一つです。
39度くらいの高熱や下痢、嘔吐などは2、3日続き、熱が下がってくると、首、耳の後ろ、胸、背中などほぼ全身に発疹が現れ始めます。
色が薄い小さな発疹です。
この発疹は、2、3日で消えます。
発疹の数が多く、痒そうに見えますが、実際はさほどかゆみを伴わないことが多く、自然治癒します。
跡が残りそう…。と心配になるほどすごいのですが綺麗に治ります。
しかし、赤ちゃんによっては不快感があり、機嫌が悪くなってしまうこともあります。
発疹が引くと機嫌も治る傾向にあります。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹は高熱によるけいれんに注意!?
突発性発疹による高熱により、赤ちゃんの脳はまだまだ未熟であるため、熱性けいれんが起こってしまうことがあります。
熱性けいれんが起こった場合、数分以内に止まることが多く、命に関わるものではありません。
焦ってしまいそうにりますが、落ち着いて慌てること無く赤ちゃんの様子を見守りましょう。
けいれんが5分以上続いて止まらないというような場合は救急車を呼びましょう。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹はうつる!?
突発性発疹の感染は、2パターンがあります。
- 感染者の唾液の中に含まれているウイルスを口や鼻から吸い込み感染
- 妊娠中のママのお腹の中で感染。
という2つのパターンのいずれかになります。
突発性発疹はウイルスが原因である病気なのでほかの人にうつりますが、感染力はとても弱い傾向があります。
そのため、保育園などで流行したり、うつるという可能性はかなり低いです。
また、一般的に感染するのは一度だけだと言われています。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹に感染したら保育園は休み!?
突発性発疹に感染した場合、保育園は休みします。
周りにうつしてしまうという心配は少ないです。
しかし、熱によりけいれんなどが起こってしまう可能性もあるといういことで、感染した場合はお休みですね。
しかし、保育園によっては、医師の診断を受け、熱もなく、感染の可能性がないと判断された場合は、登園可能な場合もあります。
突発性発疹へ対応方針について、通っている保育園に確認してみるとよいですよ。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹は何日休む?いつから保育園に行ける?
突発性発疹に関して、厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインによると、「解熱後1日以上経過して、全身の状態が良い」と記載されています。
熱が出ている間は、ウイルスを排出しているため休みします。
熱が下がり一日経てば、ウイルスの排出がしていないということで、本人の体調が良ければ登園できるということになりますね。
しかし、保育園によっては別の基準を設けていることがあるので確認してください。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹の場合、保育園への登園許可証は必要!?
突発性発疹の場合、保育園へ登園するときに登園許可証は提出したほうが望ましいとされています。
登園許可証は医師のサインが必ず必要というものではありません。
医師の診断を受けた上で、保護者が記入しても良いとされているものです。
診断を受けたら記入し、保育園に提出するとよいですね。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹になった時のホームケアは?
家で安静にして過ごす
高熱により元気でも普段よりも体力を消耗しています。
突発性発疹は感染力が低く、外出しても問題ないと言われています。
しかし、熱があるときは、外遊び等は控えてゆっくりとすごしたり、お風呂も無理せずお休みしましょう。
熱が下がり元気があり機嫌が良いのなら発疹が出ていても外出や入浴ができます。
お風呂に入れてすっきりさせてあげましょう。
水分補給する
高熱が出るので脱水には注意しましょう。
脱水症状が最も危険です。
こまめな水分補給を行いましょう。
また、症状として、下痢が起こる場合は、より脱水になりやすくなります。
より水分補給をこころがけましょう。
できるだけタンパク質や食物繊維の多い消化の悪いものは控えたほうがよいですね。
また、高熱が出るので、水分が多く含むものを食べさせたり、水をこまめに飲ませましょう。
できるだけタンパク質や食物繊維の多い消化の悪いものは控えたほうがよいですね。
また、高熱が出るので、水分が多く含むものを食べさせたり、水分の摂取をこまめにさせましょう。
40℃以上の高熱なら病院へ
突発性発疹だと思っていても、実はほかの病気であったということもあります。
高熱が続きなかなか下がらない、40度以上の高熱がでた場合は、特別な治療方法のない突発性発疹の可能性が高くても一度受診し、小児科医に診てもらったほうがよいですね。
赤ちゃんの初めての熱!突発性発疹は受診する?治療は?
発熱してても機嫌が良くて母乳やミルクが飲めていれば様子を見ることとなります。
安静にして水分補給しながら脱水症状には気をつけましょう。
症状が高熱だけという場合は、突発性発疹である可能性が高いので、夜中に発熱しても慌てて救急病院に連れていく必要はありません。
翌日まで経過観察し、心配であれば念の為、受診してみましょう。
突発性発疹の治療は?
突発性発疹への治療法としては特別な治療はありません。
自然治癒するので、自宅でゆっくりと過ごすとよいですね。
しかし、高熱でぐったりしているというような時は解熱剤を使用することがあります。
また、下痢がひどい場合は整腸剤が処方されることもあります。
まとめ
小さな赤ちゃんの初めての熱で急に40度近くの高熱が出てしまうと、びっくりしますし、焦ったり、慌ててしまいます。
ママは焦らず落ち着いて考えましょう。
これから先、何度も子供は風邪を引きます。
インフルエンザなどの重い感染症にかかる可能性もあります。
突発性発疹は高熱はでるものの、自然治癒することが多い病気ですので、病気の初級編だと思ってしっかりと対応してあげてくださいね。