離乳食で牛乳はいつから?!時期や注意点、量の目安は?

離乳食がステップアップしていく中で、牛乳を材料の1つとして使用してもよいのか?まだ早いのか?気になることがあります。
また、ミルクや母乳から牛乳に移行することを考えて、牛乳はいつから飲むのか?と気になる事もあるでしょう。
牛乳は普段飲み慣れているもの、料理に使っているものですが、赤ちゃんにとって牛乳は慎重に進めなければいけない食材であるのです。
そこで今回は、離乳食の中でいつから牛乳を与えてもよいのか?時期や進め方の注意点、与える量の目安などをご紹介していきます。
目次
離乳食中の赤ちゃん、牛乳はいつから?
離乳食中の赤ちゃんにとって、牛乳はアレルギーの原因となってしまうことがある食材なのです。
消化機能が未発達であるため、たんぱく質を分解する力が弱く、牛乳のたんぱく質は分子量が大きく、分解が難しく、アレルギーを引きおこしてしまうことがあるのです。
また、家族や親せきに牛乳アレルギーの方が居るという場合はより注意が必要となります。
牛乳はいつから離乳食に使える?
牛乳を離乳食の材料として取り入れ始めることが出来るのは、離乳食中期(7、8か月頃から)の赤ちゃんとなります。
ただし、この時期は離乳食の材料としてです。
加熱した状態で与えられる時期となります。
牛乳を加熱せずそのまま飲ませる時期は1歳を過ぎてからとなります。
離乳食に牛乳を取り入れてみよう!量の目安も
離乳食に牛乳を取り入れていく方法をご紹介していきます。
離乳食中期(7,8か月頃~)
離乳食中期になったら、少しずつ牛乳を離乳食に取り入れていきます。
まずは少量から試してみます。
少量離乳食に混ぜてみても異変(体調や肌の湿疹、呼吸や便)などに異常がなければ徐々に量を増やしていきます。
初めて使用するときの量の目安としては20ml~30ml程度にしましょう。
なにかアレルギーなどが起こることもあるということを前提に、すぐに病院へ行ける時間帯、午前中に試してみるのがおすすめです。
離乳食完了期(生後1歳頃~)
1歳を過ぎたら、調理せずそのまま牛乳を飲ませてみると良いです。
最初はひと肌くらいに少しだけ温めた牛乳を飲ませて見ます。
その後異常もなく嫌がることもなく飲むことができたら、常温のものを・・・。
それでも大丈夫なら冷えたものを・・・。
と進めていくとよいですよ。
1歳~1歳半頃の牛乳の摂取量の目安としては、300ml~400mlとなります。
離乳食中期の牛乳を使った離乳食レシピ!!
離乳食中期に牛乳を取り入れたレシピをご紹介します。
バナナミルク
用意するものはバナナと牛乳だけです。
- バナナ40gと牛乳大さじ1を用意してください。
- バナナの皮を剥きます。
- 筋を取りの曽木、フォークなどを使い軽く潰します。離乳食の進み具合やバナナの熟れ具合によって潰す程度は調節してみてくださいね。
- 牛乳を耐熱皿に入れて20秒ほど温め、そこへバナナを入れて混ぜ合わせれば完成です。
ミルク粥(ミルクチーズ粥)
材料
- ご飯30g程度
- 水20ml
- 牛乳40ml
- そして一工夫したい時や、子どもがチーズを好む場合、チーズの味も慣れさせたいなと言う場合などは、粉チーズを3g程度用意します。
作り方
- 耐熱皿にご飯と水を入れてラップをします。
- 隙間を少しだけ開けた状態で電子レンジで約1分加熱します。
- そこに牛乳を加えてもう一度電子レンジで30秒ほど加熱します。
- 電子レンジから出したらそのまま数分放置し蒸らしましょう。これで完成です。
粉チーズをこの上からパラパラとかけてあげると、また違った味、風味になりますよ。
ミルクパン粥
パンも食べられるという場合は、ミルクパン粥もおすすめです。
- 牛乳を小鍋で沸かしたら、そこにパンの耳をカットし小さくカットした食パンを投入します。
- ひと煮立ちさせたら完成です。
アレンジでかぼちゃやサツマイモなどを入れても甘みのある美味しいミルクパン粥になるのでおすすめです。
離乳食完了間近のおすすめ牛乳レシピ
離乳食完了間近から完了期になると、より牛乳を使った美味しいレシピが増えてきます。
パンケーキ
パンケーキにすると、手づかみ食べができるのでおすすめです。
牛乳と卵とホットケーキミックスだけでも良いのですが、そこにすりおろしたニンジンやホウレンソウ、リンゴなどを混ぜて焼くパンケーキも栄養満点で美味しいですよ。
小さめに焼くか、大きく焼いてカットしてもよいですね。
パンケーキは1枚ずつラップに包んで密閉ポリ袋に入れ、冷凍保存することができます。
忙しい時や疲れてしまっているときに、電子レンジで温めるだけですぐに食べさせられるので多めに作ると役立ちます。
ホワイトソース
ホワイトソースを手作りしてグラタン風にしてみたり、様々な料理に使用することが出来ます。
- 牛乳と薄力粉を鍋に入れ、十分に良くかき交ぜたら火をかけます。
- そこにバターを投入し中火で加熱していきます。
- ダマにならないように、丁寧に絶えずかきまぜながら加熱をして、とろみがついてきたら完成です。
まとめ
牛乳は消化不良を起こしたり、アレルギーの原因となってしまうことがあります。
少しずつ様子を見ながら進めていきましょう。
また、少しずつ慣らすことができると、より離乳食のレシピの幅も広がりますね。
少しずつ徐々に慣らしてみてください。