妊娠中期に腹痛や便意が繰り返される?!頻繁に起こる原因や対処法!

妊娠中期になり、頻繁に便意を感じたり腹痛を感じることが増えることがあります。
便意を感じてトイレに言っても排泄物はなく、腹痛だけが残るというような場合もあります。
そんな妊娠中期の便意や腹痛に不安になってしまいますね。
そこで今回は、妊娠中期の腹痛や便意が繰り返される原因や頻繁に起こる場合の対処法、流産や早産などの危険性はないのかなどをご紹介していきますね。
目次
妊娠中期の腹痛の種類とは?
妊娠中期に感じる腹痛には2つの種類があります。
腹痛の違いを見分けるために、2つの種類の腹痛の特徵や症状をご紹介しますね。
お腹の張りによる腹痛
まずはお腹の張りを腹痛と捉えて閉まっている場合があります。
妊娠中期になると、軽度の張りであれば痛みを感じることはないものの、強く張ったときに痛みを感じたり違和感を感じることがあります。
この張りによる痛みや違和感を便意による腹痛だと思ってしまうことがあるのですね。
便秘や病気
便秘や病気が原因で腹痛が起こってしまうことがあります。
胃腸のトラブルが生じ、原因となり、腹痛が起きてしまうこともあります。
便意であれば大きな問題はないものの、強い腹痛が繰り返すときなど、その場で動けなくなってしまうときなどは病気や細菌などの感染を疑う必要がありますね。
頻繁に腹痛が起こる原因は?
頻繁に腹痛が起こってしまう原因はどんなことが考えられるのでしょうか。
冷たいものの摂取
冷たいものを摂取していることにより起こることがあります
冷蔵庫から出したばかりの飲み物や氷をたくさんいれた飲み物、アイス等を摂取すると腸への刺激が強く、腹痛が起きてしまいます。
妊娠中期に限らず、冷たいものを摂取したあとは腹痛が起こりやすくなります。
足元の冷え・お腹の冷え
足元の冷えやお腹の冷えが腹痛の原因となることもあります。
血液の流れが悪くなるため、腸内の温度が低下しないように腸が活発に動き、腹痛が起こります。
靴下を履くことなく、長時間冷たい場所に経っていたり、つい足元やお腹を冷やしてしまうと腹痛が起こるのですね。
食べ合わせが良くない
食べ合わせが良くない場合も腹痛が起こりますね。
腸の働きを活発にする食物繊維、刺激が強い辛いもの、塩分が強いもの等を同時に摂取すると、腹痛が起こりやすくなります。
また、脂っぽいも音を食べたときも腹痛が起こりやすくなります。
腹帯
腹帯がきつい場合も腹痛が起こる原因となります
腹帯のサイズが合っているものを使用していないとお腹が圧迫されてしまい腹痛が起こります。
腹帯をはずした際、腹帯の跡が残るような場合、腹帯がきつい可能性が高いです。
サイズを替えたり、数日腹帯をせず過ごしてみるとよいです。
しばらくはずしていて腹痛が起こらないという場合は腹帯が原因だと特定できますね。
腹帯で守られていたお腹は腹帯を外したときに腹痛が起こりやすくなります。
便意は感じるのに便通はない…
便意は感じているものの、便通はないという場合もあります。
なぜなのでしょうか。
便秘
妊娠中期は子宮が大きくなるので、その周辺の臓器が圧迫されてしまい、便秘になりやすくなります。
便秘の状態が続くと腸は老廃物を排出しようとするため、頻繁に便意を感じるようになります。
しかし、腸内で水分不足が起こり、便がスムーズに腸内を通り抜けることができないため便意はあるのに便通はないという状態になってしまうのですね。
痔ができてしまった場合も、便意はあるのに便通はないという状態になりやすい傾向があります。
水分をしっかりと摂取することで便意とともに便通もある状態になります。
胎動
胎動によりお腹の中で赤ちゃんはどんどん元気になり胎動も激しくなってきます。
すると腸の出口付近や背中側に刺激が及び、その刺激が便意だと感じることがあります。
しかし本当は便意ではなく、胎動による刺激を感じている状態となります。
便意と勘違いして胎動があるたびにトイレに行ってしまいますが、もちろん便意ではないので便通はありませんね。
妊娠中に繰り返す便意や腹痛が恐怖!産まれない?!
妊娠中期に腹痛や便意を頻繁に感じる場合、赤ちゃんが産まれてきてしまうのではないかというような不安にさいなまれることがあります。
しかし、赤ちゃんがでてきてしまうようなことはないので安心しましょう。
赤ちゃんが出てくるときに単なる腹痛や便意を感じる程度ではないので大丈夫です。
便意で赤ちゃんが出てきてしまうことは?
便意を感じトイレに行っても赤ちゃんが出てきてしまうことはアリません。
赤ちゃんが産まれてくるときは子宮の収縮が起こり陣痛が来て出てくるので、トイレにいくことができる便意程度で赤ちゃんがすぐに出てきてしまうというようなことはありません。
繰り返す便意や腹痛を改善する方法!
整腸作用のあるものを食べよう!
繰り返す便意や腹痛を改善するためには、整腸作用のあるものを食べるようにしましょう。
乳酸菌や酵素を摂取するようにするとよいです。
整腸作用のある食べ物を積極的に摂取していると、腸の働きが落ちつき、便秘は腹痛を感じることは少なくなります。
白湯・ぬるま湯
白湯やぬるま湯を飲むようにするとよいです。
冷たい飲み物はできるだけ控えましょう。
妊娠中のこんな腹痛には要注意!!
妊娠中に起こる以下のような腹痛や症状の場合は、早産や流産が起こる可能性があります。
病院やクリニックに連絡をする、受診するなどが必要となります。
出血を伴う腹痛
腹痛とともに出血が見られる場合は注意が必要です。
出血量は人それぞれですが、ごく少量の場合、切迫早産のリスクが高まります。
真っ赤な清潔ではなく、おりものに血が混ざったような茶褐色の場合も病院に連絡を入れておいたほうがよいですね。
動けないほど痛む
腹痛により動けないほど痛むという場合は、単なる便意や胎動などではなく、盲腸や腎炎、腹膜炎など様々な病気のリスクが考えられます。
もちろんただの便秘だったということもありますが、動けないほど痛むときは一度病院に連絡をしたり受診する必要がありますね。
妊娠中期のウォッシュレットは避けよう
妊娠中期に頻繁な便意を感じるものの、便通がないという場合、便通を促すためにウォッシュレットを使用するということがあります。
しかし、妊娠中期にウォッシュレットを使用するのはやめましょう。
細菌が多い
ウォッシュレットは便通を促してくれたり、洗浄したりしてくれます。
しかし、様々な細菌が潜む場所でもあるので注意が必要です。
毎回のように消毒をするわけではないため、少量の細菌が付着すると、そこから一気に短時間で増殖します。
水やお湯のちからで洗浄することもありますが、完全に細菌の付着を防ぐことはできません。
清潔にする場合もウォッシュレットを使用するのではなく、洗浄綿などで清潔にすることをおすすめします。
自然な便通の妨げに
妊娠中にウォッシュレットを使用すると、頻繁に使用することにより癖になってしまい、便通がなくなってしまうことがあります。
ウォッシュレットで便通を促すことがくせにならないように注意しましょう。
腹痛を防ぎ自然な便通を促すためには?
強い腹痛を感じることなく自然な便通を促すための方法についてです。
腹痛を防ぎ、スムーズな便通を促すための方法をご紹介していきますね。
適度な水分摂取を習慣化する
腸内で一生懸命老廃物を押し出そうとしても、腸内の水分量が足りていないと便意や腹痛だけを感じるだけで便通はない状態となってしまいます。
実際の便通につながるように、水分補給をこまめに行なう必要があります。
腸内の水分不足にならないように、ぬるま湯や白湯、ハーブティーなどで水分補給を行いましょう。
冷たい飲み物はNGです。
薬には頼らない
薬に頼って便通を促すのはよくありません。
薬に頼ると一時的には便通がありラクになりますが、腸が自然に動くことがなくなってしまい、薬がないと便通がないという状態になりかねません。
適度な運動を取り入れ、便秘改善に効果のある食品を取り入れるようにしましょう。
薬に頼って排出しても、その後、よりひどい便秘や便意に悩まされることになる可能性がありますので注意してくださいね。
キッチンなどの冷え対策
キッチンなどは足元が冷えやすく、腸の働きを阻害してしまう原因となります。
キッチンでの足元が冷えないように冷え対策をしっかりと行いましょう。
靴下も締め付けないものを選ぶことが大切です。
腹痛を感じる場合は横になって…
妊娠中期に腹痛を感じる場合、便意を頻繁に感じる場合は、一度横になって様子をみることをおすすめします。
横になっているうちに便通が促されることもありますし、腹痛が収まることもあります。
まとめ
便通や便意を頻繁に感じる原因を知り対策していくことが大切ですね。
赤ちゃんが出てきてしまうようなことはないので安心しましょう。
しかし、出血を伴う場合や立てないほど痛むという場合は一度病院に連絡を入れたり受診するようにしましょう。