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子供の舌にブツブツが!?いちご舌は病気のサイン!原因となる病気や治療法!

子供の口の中を見た時に舌にブツブツとしたものができているのを見かけたら注意が必要です。

その舌の状態は、いちご舌と呼ばれる状態である可能性が高く、そのいちご舌は病気のサインであることが多いのです。

いちご舌についてよく知っておくことで、病気にいち早く気づき、早急な治療や感染を防ぐことに繋がります。

そこで今回はいちご舌が見られた場合、考えられる病気や治療法、予防方法についてお送りします。

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いちご舌とは…どんな状態?

いちご舌は舌が腫れ、いちごのように舌の表面にブツブツができます。

いちご舌が見られる場合、高熱や唇の腫れ、リンパ腺の腫れ、全身の発疹、喉の痛み、倦怠感など、様々な症状もともに現れます。

そのため、いちご舌とともに現れている症状を診ながら病気の診断がくだされます。

いちご舌は病気のサイン!どんな病気が考えられる?

ではいちご舌は病気のサインなのですが、どのような病気が考えられるのでしょう。

溶連菌感染症

まず1つ目に考えられるのは溶連菌感染症です。

A群β溶血性連鎖球菌という細菌感染により発症します。

4歳~10歳くらいの子供が感染しやすい傾向があります。

初期症状は風邪に似ていますが、38~40度ほどの高熱や吐き気、腹痛などの症状が診られます。

また、風邪よりもはるかに喉の痛みを訴えることが多いです。

その他には喉頭の発赤、全身、顔を含め皮膚に淡い発疹が起こります。

全身症状が出る中で、舌はいちご舌となるのです。

全身の症状がおさまってくると手足の指の皮膚が剥けることもあります。

川崎病

2つ目に考えられる病気は川崎病となります。

川崎病、正式名称、急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群という病気です。

主に4歳以下の子供が中心となり発症し、その中でも特に1歳くらいの乳幼児によく起こりやすい病気です。

原因ははっきりと解明されていないため、治療法もはっきりと決まりません。

症状はいちご舌とともに、39、40度位の高熱が5日間程続いたり、目が充血します。

また、全身に見られる発疹、手足が赤く腫れる、指先の皮が剥ける、リンパ節が腫れるというような症状も見られます。

更に後遺症として冠動脈瘤が冠動脈にできてしまうことがあり、無治療だと冠動脈瘤が破裂してしまったり、心筋梗塞が起こってしまい命に関わることもあります。

現在は死亡率はかなり低下していますが、放置することはとても危険です。

いちご舌への治療法は?

ではいちご舌への治療法についてご紹介します。

いちご舌を治すためには、考えられる病気である溶連菌感染症か川崎病への治療を受ける必要がありますね。

小児科に受診し治療を受ける必要があります。

溶連菌感染症の場合

溶連菌感染症の場合はペニシリンなどの抗生物質が処方され、服用することとなります。

1,2日ほど経つと発熱や発疹がおさまってきますが、喉の痛みは1週間ほど続く傾向があります。

その後は手足の皮膚が剥けてくることもありますが、3週間程でおさまってきます。

症状がおさまってきてからも病院で処方された分の薬を飲み切ることが大切です。

しっかりと飲みきらないと、発熱から2,3週間ほど経ってから、急性腎炎、リウマチ熱、血管性紫斑病といった合併症が引き起こることがあります。

最後まで処方された薬は回数や量を守り最後まで飲み切ることが大切です。

川崎病の場合は?

川崎病の場合は、原因がはっきりとしていないため、治療法もはっきりと決まっていないのです。

しかし、冠動脈瘤の発生を防ぐためにも、早急に血管に起きている炎症を鎮める必要があります。

そのため、川崎病と診断されたらすぐに入院となることが一般的であり、入院中はガンマグロブリン製剤の静脈注射、点滴投与が行われます。

更に抗炎症作用をもたらし血液を 固まらないようにするためのアスピリンも内服薬として処方され、動脈瘤の発生を防ぎます。

重症化してしまっている場合は、上記の治療だけでは足りないため、ステロイド投与や血漿交換療法なども行われます。

発症から1ヶ月ほど経ってから冠動脈障害が起こることもあり、その場合は抗血小板薬、抗凝固剤の服用なども続いたり、問題がなお場合でも退院後もしばらくは定期検診や治療が続けられます。

まとめ

いちご舌が見られた場合、溶連菌感染症や川崎病が考えられます。

発熱により単なる風邪かなと様子を見ていたものの、舌がいちご舌になってしまっているという場合は溶連菌や川崎病を疑い、早急に小児科へと受診することを強くおすすめします。

溶連菌感染症の場合は感染もするので家族や兄弟にうつらないように予防しながら早く治す必要がありますね。

薬は症状がおさまってきてからも決められた量、回数を守りすべて飲みきりましょう。

川崎病の場合は治療が遅れれば遅れるほど炎症がひどく起こり冠動脈瘤ができやすくなってしまいます。

川崎病の場合はうつる病気とは考えられていないものの、できるだけ早い治療が必要です。

また川崎病の場合は治療を最後までしっかりと受け、その後の定期検診もしっかりと行いましょう。

いちご舌という病気のサインを見逃さず、適切な治療をできるだけ早く受けることが大切ですね。

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