子供の咽頭炎の症状とは?!咽頭炎の原因や種類!対処法や治療法!

咽頭炎とは、空気の通り道となる気道と、食べ物の通り道とある食堂が、何らかの原因により炎症が起こると、喉に痛みを感じます。
咽頭炎になると、喉がズキズキと痛んだり、食事が喉を通らなくなってしまいます。
子供にとってとてもつらい症状が起こる病気となりますね。
そこで今回は咽頭炎の症状や原因、種類や対処法、治療法をご紹介していきたいと思います。
目次
咽頭炎とは?
咽頭とは、口や鼻や喉、食道などの器官のことを指します。
空気の通り道となる気道、食べ物の通り道となる食道、2つが咽頭となります。
咽頭炎は咽頭に対し、何らかのウイルスや細菌が感染することにより、炎症が起こるため喉の奥がズキズキ痛んだり、喉が痛いことで食事をとることができなくなってしまいます。
痰や咳も出ます。
喉の調子がおかしく受診した際に、咽頭炎の診断されることは少なくありません。
咽頭炎の原因は?
咽頭炎は簡単にいいうと喉の風邪です。
咽頭は空気を吸い込んだり、食べ物が通ったりするため、外部と直結した部分となります。
そのため常にウイルスや細菌が付着しやすい部分なのです。
ウイルスや細菌に侵されてしまい、炎症がおこりやすい部分なのですね。
咽頭は元々粘膜により守られているため、ウイルスなどから守られた部分です。
しかし、ストレスや疲れ、食事の栄養バランスが乱れたりすると、粘膜の分泌量が低下してしまうため、ウイルスなどが咽頭に付着しやすくなり、炎症が起こります。
季節の変わり目、気温の温度差が激しいという時期も咽頭炎になりやすくなる時期なので注意が必要です
煙やガスや大気汚染など、タバコやタバコの副流煙などによっても咽頭炎になりやすくなります。
咽頭炎の症状とは?
咽頭炎の症状としては、風邪と同じウイルス感染による炎症が起きているため、風邪に似た症状が起こります。
喉の痛み、発熱、咳、鼻水などの症状が見られます。
しかし、風邪っぽい症状だから咽頭炎であるとは限りません。
喉の中は複雑に入り組んでいるため、自己判断で判断するのは難しいものです。
喉に違和感を感じたり、ズキズキと痛むと伝えてきた場合は、小児科、または耳鼻科に受診しましょう。
咽頭炎の症状としては以下のものも挙げられます。
- 発熱
- 咳
- たん
- のどがズキズキする
- 食事がとれない
- 喉の奥が赤く腫れる
このような症状が見られた場合は、一度受診しましょう。
咽頭炎には様々な症状が…
咽頭炎であると診断された子供のうち、15~30%の確率で扁桃腺という症状も起こります。
咽頭扁桃腺は咽頭炎と同じような症状がおき、更につばを飲むだけでも痛い、嘔吐や吐き気、39℃異常の高熱などが起こります。
扁桃腺炎も併発すると、さらに強い痛みを感じ、回復するまでに時間がかかります。
また、上咽頭炎になることもあります。
喉と鼻の間に粘液がまとわりついてしまっているような違和感を感じ、鼻水が鼻の中に垂れるのではなく喉の奥に落ちるような感じが続きます。
上咽頭炎は慢性化しやすい傾向があり、日常的に喉がイガイガしたり、喉の奥が詰まったような感じがしたり、毎朝痰がからみます。
早めに受診することをおすすめします。
溶連菌感染症から咽頭炎に発展?
咽頭炎の中には、細菌性が原因となるタイプもあります。
子供の場合は溶連菌や肺炎球菌によるレンサ球菌性咽頭炎が多く見られます。
溶連菌から咽頭炎いなりやすい時期としては冬、春、初夏にかけてです。
溶連菌に感染すると、鼻水や咳やくしゃみにより感染が広がりますが、飲食による経口感染もします。
潜伏期間は2から5日ほどで、溶連菌感染症に発症すると、突然高熱が出たり、全身に発疹が出ます。
また、咽頭痛や全身の倦怠感なども感じますね。
治療法
治療法としては、まずは医師の判断基準として、喉の奥をこすり、サンプルを採取することで、検査するという方法になります。
溶連菌と診断された場合、溶連菌により引き起こる咽頭炎は細菌性なので、解熱剤や鎮痛剤服用、抗生剤の服用による治療が必要となります。
抗生剤は2週間程度処方されます。
途中で症状が収まったからといって自己判断で服用をやめてしまうと、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などが起こる可能性があります。
血尿や尿蛋白が起こる病気になる可能性もあるので、最後までしっかりと飲み切るようにしましょう。
咽頭炎の治療方法!
ウイルス性の咽頭炎の場合は、解熱剤や鎮痛剤が処方されます。
一般的な風邪と同じく、安静にすることが大切です。
溶連菌や細菌により感染が原因となる場合、抗生物質を処方してもらう必要があります。
昼間より夜に熱があがりやすいという場合は、昼間熱がなく元気だとう様子を見ていると、症状が悪化し危険な状態になってしまうこともあります。
痰や咳、普段と違う様子が見られた時は、早めに受診し治療をうけましょう。
咽頭炎の予防法!
ウイルス性の咽頭炎の場合、日頃からの手洗いうがい、外出時のマスクの着用により予防することができます。
また、咽頭炎が発症している人との濃厚な接触をさけましょう。
風邪や溶連菌が流行している時期、家族が感染している時などは、飛沫感染を防ぐために、マスクの着用で予防しましょう。
うがいする際は、うがい薬を用いて行ったからと言って、より良い予防効果が得られるといいうわけではありません。
うがいの際にうがい薬を使用すると、口の中の環境を良好に保つために必要な良い菌までも殺してしまいます。
菌のバランスが乱れると、抵抗力がなくなり、逆に感染しやすくなってしまいます。
うがい薬を使用する場合は、用法用量や使用方法を守りましょう。
ケンケンした咳も咽頭炎のせい?!
咽頭炎に、クループ症候群というものがあります。
突然呼吸困難に陥ってしまい、鋭いヒーヒーとして息漏れや、ケンケンとしいた咳が起こります。
器官の入り口となる咽頭が炎症を起こすことで、むくんでしまい、上記のような症状が起こります。
発熱や喉や咳、声のかすれが起こるパラインフルエンザが原因となります。
生後3ヶ月から7歳までの子供に起こりやすい冬の病気となります。
昼間は風邪に似た症状だったのに、夜中になって突然高熱に見舞われ、激しい咳がでるという特徴のある病気です。
犬の遠吠えのようなケンケンしいた音が聞こえ、息を吸う時に、ゼーゼーしたりヒューヒューとした音が聞こえます。
呼吸音が早くなる傾向もありますね。
クループ症候群の場合、呼吸困難に至ってしまうこともあるので、早急に病院へ受診しまっしょう。
夜中の場合でも、救急や夜間診療を行っている病院に受診してください。
乾燥を防ぐために加湿器を活用したり、温かい飲み物を飲ませてケアしましょう。
咽頭炎に関して家族がしてあげられることとは?!
咽頭炎はタバコにより悪化してしまいます。
家族に喫煙者がいる場合は、完全に分離したり控えるようにしましょう。
また、日頃から炎症を抑えるために、加湿器などの活用で湿度を保ち、水分をこまめにとらせましょう。
昼間よりも夜中の咳のほうがひどくなるので、咳が止まらないようなときは布団などを丸めたものにより掛かるようにうつぶせに寝かせたり、体を起こして体勢をかえながらラクになる姿勢を見つけてあげるとよいです。
咽頭炎になると、食べ物はなかなか喉が痛いため摂取できなくなってしまいます。
刺激が少ないもの、のどごしがよいものを少しずつ食べさせてあげるようにしましょう。
まとめ
咽頭炎は風邪ににた症状が起こりますが、素人判断で咳止めの薬を与えたりするのは危険ですのでやめてください
喉が痛くて食事が取れない、咳がよく出るというような場合、病院に受診し、処方された薬を飲ませるようにしましょう。
また、細菌性の咽頭炎、溶連菌などの場合は、処方された薬を最後までしっかりと飲み切るようにしてくださいね。
咽頭炎は家族内でも感染しやすい病気なので、家族みんなで予防していきましょう!