子どもの病気!慌てないための受診時の持ち物とポイントのまとめ

ちょっとでも早く治してあげたい子供の病気。
子どもは病気の症状を自分ではうまく伝えられません。
そのため、ママ・パパがお医者さんと一緒に子どもの症状や状態を、よく理解することが必要です。
そこで大事なことは、お医者さんとのコミュニケーション。
上手に伝えて上手に聞くために、事前にできること、病院への持ち物、受診する際のポイントをまとめました。
目次
病院を受診する前にできること
スムーズな受診をしたいなら、病院に行く前の準備から。
①伝えたいことや、聞きたいことは整理しておく
頭ではわかっているつもりでも、いざ診察室に行ってみるとうまく話せず、出た後になって「これも伝えればよかった!!」「あれを聞き忘れた!!」ということがあります。
あらかじめ書いたメモをもって話をすれば、症状の説明がスムーズに、伝えたいことももれなく伝えることができます。
また確認したいこともメモしていくと、聞きもらしを防げます。
体温の変化や気になる症状を記録しておくと、経過の説明に役立ちます。
②子どもの服は脱ぎ着しやすいものを
ボタンがたくさんある服や、背中やおなかが出しにくい服は避けましょう。
冬などでたくさん重ね着しているときは、診察室に入る前に少し脱がせておくといいかもしれません。
③うつる病気かも…と思ったときは事前に電話を
子どもの様子から感染性の病気(おたふくや水ぼうそう、はしかなど)かもしれないと思ったときは、受診前に病院に電話したり、電話せず行った場合も受付で必ずそのことを伝えましょう。
病院によりますが、違う待合室に案内されることもあるので、病院の指示に従いましょう。
かかりつけ医を持つ
自宅や仕事場から近くすぐ行けて通いやすい場所にある医院や診療所などに、かかりつけのお医者さんを持ち、体調が悪いときや気になることがあるときは、まずそのお医者さんに相談を。
子どもの症状や状態をみて、必要なときは大きな病院への紹介状を書いてもらうことができます。
紹介状なしで大きな病院へかかると、診察料とは別になかなかの金額を請求されるので注意が必要です。
病院へ行くときの持ち物
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母子健康手帳
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保険証
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乳幼児医療証
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お薬手帳
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診察券(ある場合)
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体温の変化や症状などを記録したメモ用紙
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うんちやおしっこの状態がわかるもの(いつもと違う色だった場合など)
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オムツ・替えの洋服
その他、ビニール袋やタオル、待ち時間が長くなりそうであれば子どもの飲み物、お気に入りの絵本やおもちゃなどがあると便利です。
上手に受診するポイントは?
①症状は正確に伝える
受診時はわかりやすく、そして正確に症状を伝えることが大切。
体温の変化、機嫌の良し悪し、食欲の有無など、子どものどこがどのように普段とは違うのか、どのように症状が変化したのかを、メモをみながら説明しましょう。
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具合が悪くなったのがいつの何時ごろか、そこから現在までの経過
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いちばん気になる症状について(発熱や下痢便、咳や鼻水など)
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睡眠(咳で何度も目が覚めてしまう、ぐずって眠れない、ずっと寝ているなど)
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食欲(ご飯をたべない、食べても吐いてしまう、ミルクおっぱいの飲みが悪いなど)
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機嫌(あやしても泣き止まない、ぐずっている、泣き方がおかしいなど)
②心配なこと、不安なことはしっかり聞く
子どもの様子で心配な点や不安に感じていることは、なんでも質問を。
事前に用意したメモからだけでなく、お医者さんの説明がわからないときにも、遠慮せず聞いて、疑問点や心配事をしっかりと解決してから診察室を出るようにしましょう。
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気をつけて観察することはあるか
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どんなお薬が出ているのか
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必要なホームケアはあるか
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夜、どんな症状が出たら救急病院にいくのか
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今後の受診について
③お医者さんの指示は守る
お医者さんからホームケアの注意点や、今後の受診について説明があるかもしれません。
そこで指示されたことは、きちんと守りましょう。
症状がよくなってきたからといって、勝手に判断しないことが大切です。
④薬が効かないなーというときは、病院を替えるより再受診を
処方された薬をきちんと飲ませているのに症状がよくならない。
そんなときは病院を替えるのではなくて、同じ病院を再受診しましょう。
経過を伝えて、今後の治療やホームケアについて指示を仰ぎましょう。
必要であると判断されれば、大きな病院への紹介状を渡されることもあります。
⑤経過を報告する
「○日後に経過を見せてください」といわれたときは、指示通り再受診を。
はじめに受診したときから再受診までの間の症状や体温の変化をメモしておき、診察時に説明しましょう。
休日・夜間に受診するときは?
一般の病院は休日・夜間は休診となります。
緊急事態でない限りはできるだけ、時間外や休日の受診は避けたいものですが、自己判断が難しい場合など、迷ったときは小児救急電話相談(#8000)などで相談できます。
休日や夜間に受診する場合は、地域の休日・夜間診療所へ連絡を。
症状を聞いたうえで、緊急性の度合いによって受診時間を指示されることや、今かかっている病院や、他科の受診をすすめられることがあるので、その指示に従います。
一刻を争うとき…
呼吸困難に陥っている、ひきつけの様子がおかしいときなどは救急車で病院へ駆けつけます。
まとめ
子どもはたくさん病気をします。
兄弟がいたり、園や学校に通っているお子さんであれば、ちょっとした風邪なら毎月のようにひくことも珍しくありません。
そんなとき慌てず上手にお医者さんにかかることが出来れば、子どものためにも、忙しいパパママのためにも、とても良いですね。
メモを取る習慣をつけたり、普段から体温を測ったりして、また行くときになって慌てないよう母子手帳や医療証などをまとめておくことで、スムーズに病院を受診できるようにしましょう。
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