子供の花粉症が増えている?!判断ポイントは?症状や治療法、対策は?

近年子供の花粉症が増加している傾向があるという情報を目にしました。
大人でも花粉が飛び交う季節になると辛い花粉症。
大人がなるというイメージでしたが、子供でも花粉症になってしまっていることがあるのですね。
風邪かな・・・?と思っていたものの、実は花粉症だったということもありそうですね。
そこで今回は我が子が花粉症か否かを判断するポイントや治療法、また花粉症の症状を緩和する、防ぐための対策法をご紹介していきます。
目次
子供の花粉症、増加中?!
これまで花粉症は大人の病気というイメージがありましたよね。
しかし、最近は花粉症が発症してしまう子供が増加していているという傾向があるのです。
発症年齢も低年齢化しているほどです。
子供の花粉症の症状は?
やはり同じ花粉症です。
大人と同じような症状がみられるのですが、子供は自分が「花粉症かも!!」なんて伝えられませんね・・・。
また症状を上手くママやパパに伝えることが出来ないということもあります。
ママ、パパ周りの大人が子供の花粉症に気づいてあげたいですね。
そこで子供が花粉症のか否かを判断するときに確認すると良いポイントをご紹介していきますね!
くしゃみより鼻水が・・・
大人は花粉症になるとくしゃみが良く出ますよね。
しかし、子供の花粉症の場合はくしゃみよりも鼻水が多いという傾向があります。
鼻水はサラサラではなく、ドロッと粘り気があるという特徴があります。
鼻水が多くくしゃみは無いから風邪かな?と思ってしまいやすいのですが、くしゃみはあまり出ないので、他のポイントもチェックしてみる必要がありますね。
昼間元気がない?
子供が花粉症になると鼻づまりが酷かったり、不快を感じたり、睡眠の質が低下してしまうため、普段通りの睡眠時間を取っていても寝不足気味となってしまいます。
すると昼間の活動量が減って元気が無さそうに見えたり、集中力が低下してしまったりという姿が見受けられます。
また、子供を見ているとなんだかぼーっとしているな、と感じることもあるでしょう。
ママパパでも気づきにくい症状かもしれませんが、放置してしまうと生活の質が低下してしまい、成長にも影響をきたしてしまうため、注意深く観察してあげる必要があります。
目をこする、充血する
大人の花粉症でも見られる症状ですが、目が充血し痒くなるという症状が子供の花粉症でも出ます。
目をよく擦る姿が見受けられたり、目が充血していることが増えたら、花粉の影響である可能性はかなり高いですね。
また、目の周りがむくむという症状も見られます。
我が子は花粉症?!
スギ花粉による花粉症が流行する時期、他にも溶連菌感染症やインフルエンザなども流行する時期です。
そのため普段よりも鼻水が良く出るな、元気がないなという点で、花粉症なのか、それ以外の病気なのかということを判断するのは難しいですよね。
最終的にはお医者さんに診断してもらわなければ確信は得られません。
しかし、感染症系が流行している季節にわざわざ小児科に受診して、花粉症かもしれないのに感染のリスクを高めたくないというのも本音ですよね。
小児科に受診するか、耳鼻科に受診するか、アレルギー科に受診するかというためにも判断基準の参考にしてみてください。
口呼吸?鼻呼吸?
子供が鼻ではなく口呼吸をしている時、鼻水で鼻が詰まり口呼吸となってしまっています。
鼻水が大量に出ている証拠です。
また食欲がないとあまり食事をとらなくなる事もあります。
鼻が詰まって味がしなかったり、飲み込みにくく食べる気にならないのですね。
鼻水がドロッとしているため、詰まりやすいので、花粉症である可能性がありますが、感染症で鼻水の中に菌があると黄色っぽくドロッとした鼻水が出るので、これだけではまだどちらか判断するのは難しいですね。
次のチェックポイントも確認してみてください。
熱はある?
花粉症の場合は風邪やインフルエンザのように熱が出るということは少ない傾向があります。
鼻水がたくさん出ているのに熱は無いという場合は花粉症である可能性が高いと言えます。
またのどの痛みなどもないという時も花粉症である可能性が高いですね。
発熱がある場合は風邪やインフルエンザである可能性が高いので、小児科を受診したほうが良いでしょう。
目を掻く?鼻を気にする?
花粉症の場合目がかゆくなるので、目を容赦なく掻くでしょう。
目を痒がるということは花粉症である可能性がかなり高いと判断できます。
また、花粉の影響により、鼻がムズムズする為、鼻をこすったり良くいじる様子が見られる時も花粉症である可能性が高いと言えます。
いじりすぎて鼻血が出てしまうということも良くあります。
期間は?
鼻水が出ていたり、少し風邪っぽい症状が出ていても、他の病気からの感染を防ぐためにも、熱が無く機嫌が良い限り早急に受診せず様子を見るはずです。
しかし、様子を見ていてもなかなか鼻水は止まらないものの、熱が出ることもなく、機嫌も良いという場合、花粉症である可能性が高いです。
花粉は長期的に飛散しているので、症状も長期的に見られるのですね。
受診するのは耳鼻科?小児科?
病院によって異なりますが、たいてい子供の花粉症は小児科でも診てもらうことが出来ますし、耳鼻科でももちろん診てもらえます。
しかし、花粉症の時期にインフルエンザが大流行していると、飛沫感染するインフルエンザに感染してしまうということも考えられます。
出来るだけ感染する場所は避けたいという場合は、小児科ではなく耳鼻科への受診がおすすめですね。
花粉症に近い症状が出るアレルギー性の疾患が原因である場合もあります。
自己判断ではなく、受診して検査してもらいましょう。
治療法は?
花粉症の治療法は、子供でも大人となんら変わらず、抗ヒスタミンの目薬や内服薬やステロイド点鼻薬などが処方されます。
市販薬は?
花粉症かどうかという最終判断を医師にしてもらう事はとても大切です。
しかし、一応市販でも花粉症用の薬は販売されていますね。
飲み薬、点眼薬、点鼻薬とありますが、対象年齢をよく確認してから使用しましょう。
目薬に大暴れ!!上手くさすコツはあるの?
子供が花粉症により目を痒がると、容赦なく目を掻いてしまいます。
そのため、目の粘膜が傷ついたり、時に炎症を起こし症状が悪化してしまう事もあります。
防ぐためには点眼薬が処方されますが、目薬を嫌がるお子さんは多いですね。
実は我が家でも次男は目薬が平気なのですが、長男は普段から病院も苦手、怖がりさんなので、点眼薬が大の苦手でした。
ものもらいになった時、かなり大苦戦した経験があります・・・。
しかし、嫌がるところを抑えつけてさしても、うまく入らなかったり、次さすときに強い拒絶心が芽生えてしまい、逃げまわったり、強いストレスを感じさせてしまいますね。
できるだけ、大暴れさせずに点眼してあげたいものです。
点眼薬を見せない!
目の周りを綺麗に拭きます。
仰向けに寝転んでもらい、目を閉じさせます。
大人も目薬やコンタクトを入れるのが苦手という人などは、目に迫ってくる、目に入るところが見えるから恐怖心がかき立てられてしまいます。
目を閉じさせて、目頭のところに点眼液を垂らします。
「目を開けていいよ!ぱちぱちしていいよ!」と伝えれば、自然と目の中に目薬が入りますね!
ポイントとしては、目の周りを清潔に拭いてから行いましょう。
拭かずに行うと汚れが共に入り、悪化や目の痛みに繋がります。
説得しよう!!
我が家では、長男は5歳なので、良く話を聞けば大抵の事は大人に近いくらい理解できるようになりました。
そこで説明してから点眼してみようという説得をしてみました。
まず会話の中で分かったことです。
- なぜ嫌がるのか。→ 怖いから
- なぜ怖いのか。→ 痛そうだから、目に何かが入ると痛いから
私が伝えたこと
- 目薬は目に入れても痛くないように作られている
- 目に薬を入れても痛くないように作ってくれた人がいる
- 目にいれる用の薬だから涙と同じ感じに作られている(?)
そしてなんといっても一気に子供が点眼薬をする気になった言葉がこちら!!
「涙ってどこから出てくるっけ?目に溜まってから落ちてこない?目の中に液が入っても涙と一緒だもん痛くないんじゃない?涙と一緒で固いものじゃないもんね!」
子供は「そっか!!痛くないね!あーそういうことか!水と一緒か!!」なんて子供なりに理解し、恐怖心が無くなったようで、点眼薬を嫌がらなくなりました。
目を閉じて目をぱちぱちするという方法ですが・・・。笑
ぱちぱちする勇気もなくふき取ろうと必死だった長男からすると大きな変化で、点眼出来るようになり楽になりました。
花粉対策を自宅で!
子供が花粉症になってしまったら、対策をしないと症状が酷くなり辛い思いをさせてしまったり、なかなか治らないということになりますよね。
そこで家庭でも簡単に出来る、子供の花粉とできるだけ触れさせないようにする対策法をご紹介します。
帰宅したら・・・
帰宅したら、まず花粉を自宅内に持ち込まないようにしましょう。
花粉が付いてしまっている上着は外で払い落としてから自宅の中に入れます。
そして手洗いうがいを忘れずに・・・。
それでもまだ花粉が入り込むという場合は、帰宅後すぐにシャワーを浴びさせてしまうのも効果的です。
床掃除
床掃除はこまめにしてあげると良いです。
花粉は常に舞う訳ではなく、下に溜まりやすい傾向があります。
床から舞い上がるという状態になるので、床から近い子供、床で遊ぶ子供にとって花粉がダイレクトに吸い込まれてしまいます。
床掃除をこまめにしたり、空気清浄器で花粉が溜まらないようにするのも効果的です。
洗濯物は・・・
花粉がよく飛び交う季節、外に干した洗濯物にもやはり花粉はついてしまいます。
花粉を防ぐために室内に干すという手段もありますが、外に干すという場合は、良くはたき、花粉を落としてから取り込むと良いです。
また、布団を干した時も同様に花粉を落としてから使うようにしましょう。
更に柔軟剤には花粉が付くのを防いでくれる効果があるため、柔軟剤を入れて洗濯をしましょう。
外出時は・・・
外出時はマスクとツバ付きの帽子を着用してから外出させると花粉から守ることが出来ます。
つばがついている帽子をかぶっていると上から降ってくる花粉から目を守ってくれますよ。
マスクを取り外してしまう、嫌がるという場合も帽子をかぶるだけでもかなり変わるのでおすすめです。
また帽子や上着は毛糸やウールなどは花粉がくっつきやすいので避けたほうが良いです。
まとめ
子供も花粉症になることが多くなってきているのですね。
そろそろ花粉が飛び交う季節です。
私も出産してから花粉の影響を受けるようになり、鼻水、くしゃみ、目のかゆみが止まらぬ日々が続く時期があります・・・。
子供の様子もしっかりと見て、花粉症になっていないかチェックしていきたいなと思います。
気になる症状が見られたら、医師に気になる症状を伝え、診察してもらうと良いですね。
今年は花粉の飛散が少ないことを祈ります・・・。
こちらにも花粉症に関する記事をまとめてありますので参考にしてみてください。