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化学流産で基礎体温の変化は?!下がる?!化学流産の後は妊娠しやすい?!

妊娠を望んでいる女性が、早い段階で妊娠検査薬を使用することにより、妊娠初期に化学流産というものが起こるということが判明しています。

化学流産の場合、基礎体温にはどのような変化が起こるのでしょうか。

やはり基礎体温は低下するのでしょうか。

そこで今回はに化学流産についての基礎体温の変化やいつから変化するのか、さがるのか、基礎体温のグラフについてご紹介します。

また、化学流産で起こる症状はなにかあるのかも合わせてご紹介していきますね。

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化学流産とは?

化学流産は、一度子宮内に受精卵が着床したものの、胎芽が育たずに妊娠が途中で中断してしまった状態を指します。

多くの場合は妊娠検査薬で陽性反応が出たのにも関わらず、エコー検査では胎嚢が確認されません。

その場合、化学流産していたと判断できます。

受精卵が着床すると、hCGホルモンというものが分泌されます。

このhCGホルモンが分泌されることにより、妊娠検査薬に反応し、大量に検出されると陽性反応となるのですね。

化学流産の場合は、妊娠は継続されていないものの、着床はしているので、hCGホルモンの分泌は続き、妊娠検査薬では陽性反応が出続けるのですね。

妊娠が継続する可能性が低くくても、妊娠検査薬を使用するタイミングが早い場合や 感度の高い妊娠検査薬を使用している場合、陽性反応がでやすい傾向があります。

胎嚢は通常妊娠5,6週目頃には確認することができるものの、着床してから胎嚢ができるまでの妊娠3週目ころから5週目頃に化学流産が起こると、その後も胎嚢を 確認することができません。

生化学的には妊娠していないため生化学的流産と呼ばれることもあります。

日本産科婦人科学会での定義上では流産ではないため流産の回数にはふくまれないとされています。

受精卵の染色体異常が原因だと言われています。

受精卵の半数近くには染色体異常があり、そのうちの半数は着床するといわれています。

受精卵の全体の半数の染色体異常がある約25%は着床しますが、10%は化学流産し、15%は妊娠継続はするものの、流産や子宮内胎児死亡となります。

このような受精卵の染色体異常は誰にでも起こりうるものであり、化学流産を防ぐことは難しいのですね。

一般の流産のせんそ染色体検査によると、約60%に染色体異常が認められ、年齢があがると染色体異常の頻度が高くなるという報告はあります。

化学流産すると基礎体温は変化するの?!

基礎体温は生理前に高温期が続き、生理が始まる頃には体温が低下しますね。

プロゲステロンという女性ホルモンの一種が体温を上げる働きをしてくれますが、生理が始まる頃にはプロゲステロンの分泌量が減るため体温が低下します。

妊娠している場合は、プロゲステロンの分泌が続くため、生理予定日を過ぎても基礎体温は下がらない傾向があります。

受精卵が着床したことにより妊娠検査薬は陽性になりますが、妊娠が継続していない場合、基礎体温は下がります。

化学流産している場合は、陽性反応はでるものの、基礎体温は下がるのですね。

しかし、基礎体温は計測ミスにより低くなってしまうこともあるため、一日だけ基礎体温が低くなっていても、必ず化学流産しているとは判断できません。

翌日も体温が低くなっていて、どんどん体温が下がっていくような場合は化学流産している可能性が高いと判断できます。

化学流産している場合、いつ頃から体温は低下するの?!

化学流産している場合、胎嚢が本来確認でき始めるのは高温期21日目ころからなので、生理予定日の1週間後くらいから、体温が下がり始めます。

化学流産しても基礎体温が下がらないケースも

化学流産すると、基礎体温は徐々に下がり始めます。

しかし、体調の変化やホルモンバランスの乱れにより、基礎体温はあがったりさがったりします。

そのため、妊娠検査薬も陽性で基礎体温も下がっていないのにも関わらず、化学流産していたというようなケースもあります。

妊娠検査薬で陽性反応があったのに、子宮からの出血も見られたのに、基礎体温が下がらないという場合は、化学流産ではなく、子宮外妊娠という可能性も考えられます。

妊娠検査薬が陽性になったり陰性になったり、生理のような出血があるものの基礎体温は下がらないという場合は、子宮外妊娠を疑い、早めに産婦人科に受診してください。

化学流産により起こる症状とは?!

化学流産をしても、自覚症状はあまり起こりません。

妊娠検査薬を普段から使用しない、もともと生理不順であるというような場合は、化学流産が起こっている事自体気づかずに過ごすということもあります。

しかし、普段通りの生理の場合もあれば、普段よりも出血量が多い、ドロっとした塊が排出されるなどという変化が起こることもあります。

受精し、着床までは進んでいるため、場合によっては胸のハリを感じたり、身体がだるいと感じたり、腰痛がおこったりと言うことがあります。

腹痛

化学流産の場合は一般的な流産とはことなり痛みを感じないことがほとんどです。

しかし、不正出血が続く場合、痛みを伴うことがあります。

生理のように不正出血と腹痛は3日から7日ほどで落ち着く事がほとんどです。

出血

化学流産の場合、生理のような出血が起こります。

妊娠が成立していないため、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、ともに経血と受精卵が排出されます。

出血量も出血の色も、生理と変わりません。

織物程度で終わることもあれば、ときに塊のような物が出ることもあります。

特別な処置などは必要なく、出血が落ち着くのを待ちます。

しかし、落ち着くのを待っていても、ナプキンから血が漏れるほどの大量出血が見られる、10日以上出血が続くというような場合は病院に一度受診しみてもらう必要がありますね。

化学流産後は妊娠しにくくなるの?!

化学流産の場合、定義上流産としてカウントサれません。

そのため3回以上続く習慣性流産の1回としてカウントされることはありません。

化学流産あとは経過観察となり、特別な手術や不妊治療をうけるということはほとんどありません。

また、一方で化学流産あとは妊娠しやすいという噂もありますが、特に医学的な根拠はありません。

しかし、受精卵が着床したということは、妊娠できる、妊娠することができる状態であるということを知ることはできますね。

化学流産あと、次の妊娠までに空けなければいけない期間などもないため、基礎体温表や排卵検査薬の結果に基づき、妊娠しやすい時期に挑戦してみるのもよいですね。

まとめ

妊活中、妊娠を望んでいると、基礎体温の変化に敏感になりますね。

妊娠検査薬も何度も使用してしまったり、早い段階で使いすぎてしまいます。

化学流産だと判明しいても、妊娠することができる身体であると前向きに捉えるようにしましょう。

化学流産でも、気を落とさずに妊活を続けていきたいですね。

また、妊娠検査薬は陽性なのに、出血があり基礎体温は下がらないというような場合は、子宮外妊娠の可能性が否めません。

子宮外妊娠の場合、時間の経過は防ぎたいものです。

早めの受診で検査をうけましょう。

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