妊娠初期にカラオケはダメ?!赤ちゃんへの影響は?カラオケで気をつける事!

妊娠初期、趣味でカラオケが好き!ストレス発散のためにカラオケがしたい!!
でも妊娠初期は安静に過ごすべき…?!
とカラオケに行っても大丈夫なのかと不安になりますね。
妊娠初期でもカラオケを楽しんでも大丈夫なのでしょうか。
妊娠初期にカラオケに行った場合の赤ちゃんへの影響や気をつける事についてご紹介します。
目次
妊娠初期は大切な時期!?
妊娠初期、妊娠4週目~15週目(妊娠2ヶ月~4ヶ月)の器官は、赤ちゃんにとって大切な時期です。
妊娠初期はお腹の赤ちゃんは中枢神経、各器官の形成が行われています。
器官形成期とも呼ばれる時期であり、ママの生活の中での飲酒や喫煙、薬の服用などの影響が及ぶため、注意が必要ですね。
また、ママがストレスを受けやすい時期でもあります。
つわりも酷くなりますね。
妊娠初期の赤ちゃんは、1日に1㎜も成長すると言われるほど、目まぐるしい変化が起こります。
赤ちゃんにとっての基礎、基盤が作られる時期であり、とっても大切な時期なのですね。
妊娠中のカラオケは赤ちゃんに聴こえる!?
妊娠中の赤ちゃんは、妊娠4週目頃から8週目頃に三半規管などができ始めます。
その後、妊娠20週目ころから、赤ちゃんの聴力がはっきりすると言われています。
ママの心音が聴こえるようになります。
妊娠28週目頃になると、更に聴力が発達し、ママのお腹の外の音が聴こえるようになります。
しっかりとお腹の外の音が聴こえるようになるのですね。
ママが心地よいと感じている音は赤ちゃんにとっても心地よいと感じていたり、ママの声に反応するようになったりします。
妊娠初期のカラオケは大丈夫!?良い点は?
妊娠初期のカラオケの良い点についてです。
ストレス発散
妊娠初期のカラオケは、ストレス発散になります。
カラオケが趣味だと楽しむことができてストレス発散になりますし、大きな声を出す、歌う、周りを気にせずに声を出せるということで、ストレス発散します。
妊娠初期は情緒不安定になり些細なことでストレスを感じてしまい溜め込んでしまうことがあるので、ストレスを発散するこはとても大切ですね。
また、ママがカラオケを楽しんでいると、赤ちゃんにとっても良い影響となっていると考えられます。
ただし、激しい音楽に対して、体を激しく動かしたり、頭を激しく動かして歌ったりという状態だと、気持ちはストレス発散しても、体に負担がかかってしまいます。
激しい動きは避けたほうがよいですね。
お腹から声を出す
カラオケをする際は、お腹から声を出すようにするとよいです
腹式呼吸でお腹から声を出していると、腹筋が鍛えられます。
出産時には腹式呼吸をしてリラックスしたり、出産に必要な腹筋が鍛えられていると、スムーズなお産に繋がります。
また、お腹から声を出し腹式呼吸をしていると、副交換神経が活発になります。
すると、血圧の上昇も抑えられますし、深く呼吸ができるので、酸素を十分に取り込み、赤ちゃんに送ることができます。
妊娠初期のカラオケで気をつけることは?
では、妊娠初期のカラオケで得られる良い点はありましたが、逆に気をつけるべきことはどんなことがあるのでしょうか。
赤ちゃんに悪影響を与えることなく楽しむことができるようにご紹介していきますね。
静脈瘤に予防
妊娠初期は、静脈瘤予防が大切です。
静脈は心臓に血液を戻す働きをしてくれます。
ところが血液の逆流を防ぐための血管の中の弁の機能が低下してしまうと、血液が溜まりコブのようなものができてしまいます。
それが静脈瘤となります。
静脈瘤は、足や下半身にできてしまう下肢静脈瘤、いぼ痔と呼ばれている陰部静脈瘤などがあります。
妊娠中、女性ホルモンの分泌量が増えると、静脈瘤ができやすくなります。
妊娠後期は特にできやすくなります。
子宮が大きくなると、足の付け根の部分が圧迫され、血流が滞ってしまうということが影響します
しかし、妊娠初期から静脈瘤に気を使い、予防しておくと、できにくくなります。
- 長時間立っている
- 長時間同じ姿勢で座っている
- キツめの洋服や下着で長時間過ごす、
- などは、静脈瘤の原因となります。
カラオケでは、普段よりも同じ姿勢ですごしたり、足の付根に負担がかかりやすい状況となります。
静脈瘤予防のために、姿勢を替えたり、緩めの下着や衣類で過ごしたりするとよいですね。
また、カラオケの室内が冷えすぎて、体が冷えてしまうと、血流の流れが悪くなるため、静脈瘤の原因となります。
静脈瘤予防のためには、血流の流れを良くすることも大切なので、冷えにも注意したいですね。
禁煙ルームを選択
カラオケの際は、喫煙ルームを避け、禁煙ルームを選択するようにしましょう。
カラオケルームは一日中部屋を締め切っている事が多く、窓もなく、換気が不十分である場合がほとんどです。
室内の空気はとても悪い環境だといえます。
また、喫煙ルームの場合は、より空気は妊娠中のママと赤ちゃんに悪影響です。
受動喫煙の影響は大きいため、禁煙ルームを選びましょう。
早産や流産を防ぐために気をつけたい点ですね。
また、受動喫煙による赤ちゃんが生まれてからの乳児突然死症候群、新生児低体重化、将来糖尿病にならないようにするためにも、喫煙ルームには注意すべきです。
貧血・立ちくらみに注意
妊娠初期、3ヶ月頃は、赤ちゃんの成長が著しい時期です。
そのため、子宮にたくさんの血液が送られます。
すると、貧血が起こったり、立ちくらみが起こりやすくなります。
カラオケを楽しんでいる最中に、貧血や立ちくらみが起こった場合は無理せずに椅子に座り休んだり、横になって休みましょう。
疲れを感じたら、無理すること無く、歌を辞め、外の空気を一度吸い休憩するなどの対処もよいですね。
万が一倒れてしまった時のためなどに、母子手帳を携帯しておくとよいですよ。
落ち着いて歌う
カラオケをしていると、テンションがあがり、ついつい動き過ぎたり、飛び跳ねてしまったりというようなことがあります。
どんどんエスカレートしやすい場です。
カラオケを楽しむのはよいのですが、あまり激しく動きすぎないように、お腹の中に赤ちゃんがいるという事を忘れる事なく過ごすようにしましょう。
室温・湿度
カラオケルームは小さな空間で、エアコンの風向きなどにより、直接冷たい風邪が当たり、体がものすごく冷えてしまうというようなこともあります。
また気づかないうちにものすごく涼しい部屋になってしまうこともあります。
エアコンの温度や湿度に注意し体の冷えすぎに注意しましょう。
また、自分だけでも冷えを対策するために、さっと羽織れる上着やスカーフ等持参し活用しましょう。
水分補給
妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんにも水分を送り届けなければいけないため、母体は水分不足になりやすくなります。
そして更にカラオケをすることで、普段よりもより水分不足に陥りやすくなります。
水分補給はこまめに行なうように気をつけましょう。
異変を感じたときは…
カラオケを楽しんでいる最中に、異変を感じた場合は、カラオケを楽しみたいという気持ちがあっても、体調に応じ臨機応変に対応するとよいです。
体調がよい日にカラオケを楽しみましょう。
まとめ
妊娠初期にカラオケに行き、ストレス発散をするという選択はダメではありません。
しかし、カラオケでの気をつける点について心がけないと、悪影響が及んでしまうことはあります。
妊娠初期にカラオケに行くときは、お腹の赤ちゃんを気遣いながら、楽しむとよいですね!!