子供が鼻血!原因は?対処法は?出やすい時期?受診する目安は?

子供はぶつけてしまったり転んでしまったときに、鼻血が出てしまうことがありますよね。
なぜか我が家でも次男だけ鼻血が出やすい気がして、不安で、気になる時期がありました。
何か病気が原因?と心配になってしまう事もあります。
そこで今回は子供が鼻血を出してしまうときの原因、なかなか止まらない時の対処法をご紹介していきます。
また、病院へ受診すべき目安もお送りしますので照らし合わせてみてください!
目次
1~3歳までの子供は鼻血が出やすい?
子供の鼻血の原因として、主に考えられる原因は鼻の入り口付近にある血管が発達する場所『キーゼルバッハ部位』という部分の粘膜が傷つくことで鼻血が出てしまいます。
キーゼルバッハ部位にはたくさんの血管が集まっているのです。
そのため、鼻が痒くなったり気になってしまい鼻の中に指を入れていじってしまったりすると、キーゼルバッハ部位は傷ついてしまい鼻血が出てしまうのです。
また、子供の場合、大人よりもはるかに粘膜が薄いため鼻血が出やすいです。
血流量も多いため血管が発達しており、これまた鼻血が出やすい原因となってしまっています。
1~3歳までの子は、無意識に鼻をよく触ってしまったり、鼻の中に指を突っ込んでしまっていたり、痒みに対し敏感に掻いてしまうことがあるので、鼻血が出やすいのです。
特に鼻の中に指を入れて無意識にいじってしまうクセがある子は何度も粘膜部が傷つき、より傷つきやすくなり、鼻血が出やすくなってしまいます。
子供の鼻血の原因は?
子供の鼻血の原因についてです。
まずは先ほどもご紹介したとおり、鼻をいじったり、さわり過ぎた時にキーゼルバッハ部位の粘膜が傷つくということです。
他には、粘膜が薄く傷つきやすいため、鼻をぶつけたりしたときも鼻血が出やすいです。
また・・・
- 体温が高い
- 興奮気味
の時も血液量が増え、より鼻血が出やすい状況となり出てしまうことがあります。
こういった場合止まりにくい傾向がありますね。
その他、鼻血を繰り返すという場合に考えられる原因としては、
- 慢性鼻炎
- 副鼻腔炎による粘膜に起こった炎症
- アレルギー性鼻炎
- 風邪
- 鼻の入り口や中の湿疹
が挙げられます。
これらが原因である場合、通常よりも更に粘膜が弱く薄くなってしまっているため、鼻血が出やすくなってしまうのです。
子供の鼻血が止まらない!!正しい対処法は?
子供が鼻血を出した時、焦らなくても良いことだと分っていても、対処法に手こずりどんどん血が出てしまうとドキドキしたりザワザワしたり不安になってしまいます。
正しい対処が出来ているのかも心配になりますよね。
ママが不安になって心配になり焦ってしまうと、子供が見える場所で血が出てしまっているのに、痛くないとしても不安になり泣いたりパニックになってしまうことがあります。
正しい対処法を知り焦らず対処したいですね。
子供の鼻血への対処法
鼻の穴に小指程度の太さに丸めた状態の脱脂綿、またはティッシュをゆっくりと入れます。
約10分ほど鼻血が出ている方の鼻の根元を外から強めに指で押します。
血が喉へ流れて行かないようにするために、子供の顔は少し下向きにして座らせます。
よく上向きにしてしまいがちですが下向きですよ。
更になかなか止まらない時は、目と目の間の部分を冷たいタオルや保冷剤をタオルにくるんだものなどで冷やすことで、血管が収縮するので血が止まりやすくなります。
この対処法で約15分ほどで止まります。
15分以上経っても全然止まる気配がないという場合は自力での対処はできなくなってきます。
耳鼻科を受診する必要が出てきます。
対処をする際に注意したいことは?
子供の鼻血への対処をする際に注意したいことがあります。
出血している部分は心臓よりも高い位置にすることで血は止まりやすくなります。
そのため、仰向けで横なるのはあまり良くありません。
座った状態のほうが良いですね。
また、顔を上向きにさせてしまうと、血は喉へと流れて仕舞い咳き込んだり吐いたりしてしまう原因となります。
下向きで様子を見ましょう。
鼻血が治まった後は、血管が拡張してしまうと、再度鼻血が出やすくなってしまいます。
直後にお風呂に入り体を温めたり、激しい運動をしたりはしゃいでしまうことは避け、ゆっくりとしばらく安静に過ごしましょう。
子供の鼻血が止まらない時?病院へ受診する目安は?
子供の鼻血がなかなか止まらない時などの病院へ受診する目安についてです。
鼻血くらいで病院を受診するのは・・・。と悩んでしまいますが受診が必要な場合もありますよ。
キーゼルバッハ部位が傷つき鼻血が出ているという場合はさほど心配は要らないのです。
しかし、体の異変が原因で鼻血がでてしまっている事もあるので早めの受診が必要となります。
鼻血で病院を受診する際は耳鼻科が良いでしょう。
受診の目安は?
- 止血のための対処をしても約30分以上鼻血が止まらない
- 1週間に3回以上の鼻血があった場合
- 頭を強く打ったのちに鼻血が出た場合
- 鼻血の量が多い場合
- 手足への痣が頻繁に見られる場合
- 出血量は少ないのにダラダラといつまでも鼻血が止まらない時
- 歯茎からも出血している場合
このような症状が見られる場合、白血病、血小板減少性紫斑病、血友病等々の血液の病気が原因であることがあります。
また、貧血などの症状へと発展してしまう可能性もあるので受診しましょう。
その他にも鼻血以外に気になる症状などがあれば受診することをおすすめします。
子供の鼻血を予防するためには・・・?
子供の鼻血を出さないように予防するためには・・・
出来るだけ鼻をいじらせない。
いじってしまっても粘膜を傷つけないように爪を定期的に短くしておきましょう。
風邪やアレルギー性鼻炎などは早めに治療する。
はしゃいでいたり暑かったりすると子供は鼻血が出ると止まりにくくなってしまいます。
顔が赤くなってしまっている場合は涼しい所で少しゆっくりと休ませた方が良いですね。
まとめ
子供の鼻血は意外と出やすいです。
そのため、急に鼻血を出すと驚いたり焦ってしまったり不安になってしまいますが、まずは焦らず正しい対処を行いましょう。
子供もびっくりしてしまうので、優しく声を掛けて落ち着かせてあげるとよいですね。
なにか異変を感じたり、15分以上鼻血が止まらないようなときは耳鼻科へ速やかに受診しましょう。