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乳幼児がなりやすい細気管支炎とは?原因と症状と治療法

乳幼児がなりやすい病気の一つが細気管支炎です。

大人はほとんど起こることがない病気なので、あまり知られていないことが多いです。

しかし、乳幼児がかかると命の危険性があるほどの病気となります。

そんな知らないと怖い細気管支炎について、症状や原因、治療法などについて詳しくご紹介していきますね。

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乳児がなりやすい細気管支炎とは?

細気管支炎は気管支炎よりももっと細い細気管支に炎症が起こる病気となります。

細気管支は細かく、酸素や二酸化炭素を交換する役目の肺胞に繋がります。

そのため細気管支に炎症が起こってしまうと、呼吸がしにくくなってしまうのです。

細気管支は成長とともにだんだんと太くなっていき、免疫力もつくため、大人が細気管支炎になることは珍しい傾向があります。

しかし、乳幼児の場合は肺も未熟で細気管支も細く、免疫力も低いので、細気管支炎になりやすいのですね。

生後6ヶ月未満の乳幼児に発症しやすい病気であり、2歳未満くらいまでは注意する必要があります。

細気管支炎になると重症化しやすい時期なので十分に注意が必要です。

細気管支炎になる原因とは?

細気管支炎になる原因はウイルス感染となります。

外から吸い込んだウイルスが気管支を通り、細気管支まで侵入すると発症してしまいます。

ウイルスの種類としてはインフルエンザウイルスやアデノウイルスなど種類は様々なものがあります。

中でも冬の鼻風邪を起こすRSウイルスが原因で細気管支炎が起こることが多い傾向があります。

乳幼児の細気管支炎の症状!

細気管支炎はたった数日でものすごく悪化してしまうこともあるため、どのような症状が出るのかを把握し、早めに正しい処置が必要となります。

発熱

熱が出る子もいますが、熱がでない子もいます。

細気管支炎の発熱は殆どの場合が軽度です。

軽い鼻水

細気管支炎の原因となるウイルスが鼻から吸い込まれると、外に出ようとするため、軽い鼻水が見られます。

ウイルスに感染したことにより、鼻の粘膜に炎症が起き、鼻づまりが起こることもあります。

激しい咳

咳はウイルスが体内に侵入しないようにするための防御反応となります。

ウイルスによりはじめは軽い咳が出ます。

ウイルスの気管支内の細胞に傷がつき、より炎症がひどく起こると、胸の置くの方から痰が絡んだ激しい咳がでることがあります。

呼吸が苦しい

細気管支炎になると、気管支の内壁に炎症が起こるため、腫れて気道が狭くなります。

そのため同時に呼吸をするのが難しくなり、呼吸が苦しそうな症状が起こります。

呼吸をする際に肩の上下が見られたり、ゼーぜーした音が聞こえたアリ、悪化すると呼吸困難に陥ってしまうこともあります。

鎖骨や肋骨が凹んでしまうような状態となったり、場合によってはチアノーゼが起こることもあります。

子供が細気管支炎かもと思ったときは?

我が子が細気管支炎かもとおもった時は、普通の風邪のような症状から、たった半日程で悪化してしまうこともあります。

細気管支炎の中で、最も怖い症状が呼吸が苦しくなるという症状になります。

激しい咳がでて、同時にぜーぜーしたりヒューヒューするような音が聞こえた場合、呼吸をするたびに鎖骨や肋骨が凹むようなときは、早めに病院に受診してください。

細気管支炎の治療方法!

では細気管支炎の治療方法についてです。

現在細気管支炎への特効薬はありません。

基本的な治療法としては、対症療法となります。

激しい咳や呼吸困難などに対する治療が主に行われます。

特に6ヶ月未満の乳幼児が細気管支炎になった場合、急激に症状が悪化してしまうことがあるため、入院をして治療する必要があると判断されます。

気管支拡張薬の吸入

激しい咳の症状が見られる場合、ゼーゼーと音がするような呼吸をする場合、器官を広げて呼吸をしやすくする気管支拡張薬が使用されます。

短時間で効果を 得るために、ネトリン吸入液やメプチン吸入剤、長期間作用するセレベント吸入剤、ホクナリンテープなどが使用されます。

殆どは自宅で回復

細気管支炎になってしまった場合でも、乳幼児の殆どが3から5日程で回復するという傾向があります。

適切な治療を行っていれば、死亡率も約1%未満となります。

激しい咳をしている、呼吸の様子がいつもと違うというような場合は、早めに適切な処置を受けることが大切です。

呼吸困難・脱水症状

咳がひどく呼吸困難がおこっているという場合や、呼吸が上手にできない影響でミルクが上手に飲めないときなどは、脱水症状を起こしてしまう可能性があるため、入院による治療が必要となります。

細気管支炎の予防方法!

呼吸困難と言う怖い症状がでることのある病気なので、乳幼児が細気管支炎にならないように予防することがものすごく大切です。

家族の手洗いうがい

まず、乳幼児は自分で手あらいうがいを行い、自分の身を自分で守ることができませんね。

手洗いうがいを教わった乳児もまだまだ未熟な状態です。

細気管支炎から子供を守るためには、大人や家族全員がしっかりと手洗いうがいを行い、自宅の中にウイルスを持ち込まないようにすることが重要な予防法となります。

家族の風邪やインフルエンザ予防

細気管支炎の原因となるのがウイルスであるため、家族が風邪やインフルエンザに感染しないようにしましょう。

また、乳幼児を人が多い場所にあまり連れて行かないようにして、ウイルスから遠ざけることが大切です。

たばこの煙

たばこの煙は細気管支を痛めてしまう原因となります。

乳幼児の細気管支炎を予防するためには、受動喫煙を防いだり、禁煙したり、完全な分煙に努めましょう。

まとめ

乳幼児が感染すると命にかかわることもある病気が細気管支炎となります。

特効薬がないので、対症療法しかありません。

発症してしまうと、ものすごく不安になりますね。

乳幼児細気管支炎からしっかりと守り発症を防ぎましょう。

また、単なる風邪かなと思っていると、半日から数日程で急激に状態が悪くなり、細気管支炎になっていたということもあります。

RSウイルスと診断されたあと、徐々に症状がひどくなり、細気管支炎だったというようなこともあります。

近くで様子を見ながら、ひどい咳や呼吸の異常などが見られた場合は、早急な受診、再受診をおすすめします。

身体が大きくなってくると、細気管支も徐々に太くなっていきます。

大人や2才児の子供の場合は症状がでないこともありますし、軽い鼻風邪程度で終わることもあります。

そのため、大人や2歳児以上の子供が細気管支炎になっても、軽い鼻風邪程度で終わることもあります。

風邪やインフルエンザなどなどウイルス性の病気が流行っているときは、できるだけ人が多い場所への外出を控えたり、家にウイルスを持ち帰らないように、手洗いうがい等を徹底しましょう。

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