出産間近にトラブル?高位破水とは?症状や見極め方と対処法!

出産間近にもう少しで赤ちゃんに和えるとウキウキドキドキしながら待ち遠しいですよね。
お産を待つ中で、なにかしらのトラブルに見舞われることは意外と少なくないのです。
そんな出産前のトラブルの1つとして高位破水が挙げられます。
高位破水についてもよく知っておくことで、起こってしまったときも正しく落ち着いて対処することができますね。
そこで今回は高位破水についての症状や見極め方、対処法について詳しくご紹介します。
目次
高位破水とは…
破水は赤ちゃんが包まれている卵膜が破れることで卵膜の中の羊水が溢れ出して来てしまいます。
破水が起こるタイミングは2つあります。
1つ目は陣痛が始まる前に起こる破水で前期破水です。
2つ目は分娩開始後に子宮口が8センチほど開いた頃に起こる適時破水です。
また、この2つの破水の中にも、卵膜が破れる位置により種類が分かれ、低位破水と高位破水というものがあるのです。
低位破水は赤ちゃんの出口、子宮付近で卵膜が破れます。
一方、高位破水は子宮口とは離れている子宮の高い位置が破れます。
卵膜の破れる位置が子宮口から遠い高い位置で起こることが高位破水となりますね。
高位破水の症状とは?気づきにくいって本当!?
高位破水の症状は気づきにくいと言われています。
低位破水の場合、卵膜が破れ羊水が流れ出すと、子宮口から勢いよく流れ出るのです。
しかし、高位破水の場合、卵膜が破れても、破れた部分が子宮の壁により塞がるため、一気に流れ出ないのです。
子宮の壁をつたい流れでてくるため、子宮口から出る量としてはチョロチョロ程度なのです。
そのため、破水のイメージはドバっと出るのに、チョロチョロとでるため、おりものかな!?尿もれかな!?とおもってしまい破水に気づきにくいのです。
高位破水の場合、羊水が流れ出てこなくなることもあります。
自然に止まってしまうことがあるのです。
しかし、気づかずに放置してしまうと、細菌感染を起こしてしまうことがあり、ものすごく危険です。
高位破水の場合はできるだけ早く破水に気づく必要があります。
高位破水と尿漏れ、おりものの見極め方とは?
高位破水の場合、尿漏れやおりものが多いのかなと思ってしまい、破水と気づかないことがあります。
破水と気づくために、見極め方として以下の様な特徴が見られます。
十分に観察して確認しましょう。
- 安静にしているのにじわじわと滲み出てくる、チョロチョロと出てくる
- 立ち上がった時に出る
- 自分の意志で止めることができず自然に流れ出てしまう
- アンモニア臭がしない
- 無色透明又は少し黄色っぽい、黄緑っぽい
- 水に近くサラサラしている
というような特徴があるのですがやはり見極めることが難しいです。
そういった場合は、尿漏れだとしても恥ずかしいことではないので、尿漏れかもしれないけど、高位破水かもと疑わしい時は産婦人科に電話して相談してみると良いです。
高位破水が起こると陣痛は始まる!?
高位破水が起こってからでも胎動は普段通りに感じられます。
出産準備が整っている場合は陣痛に繋がることもあります。
高位破水は起こった場合、産婦人科によっては入院となることもあります。
入院となり陣痛促進剤が使われ、出産に挑むこともあります。
一方で、高位破水が起こっていても、特に陣痛誘発すること無く経過観察となることもあります。
高位破水の原因や予防法は?
高位破水の原因としては子宮内感染が挙げられます。
子宮内感染により絨毛膜羊膜炎が起こり破水が起こると考えられます。
羊水過多の場合、多胎妊娠の場合も子宮の壁の強度が弱まり起こることもあります。
また、喫煙や性行為などにより高位破水が起こることもあり、原因は色々あるのですね。
高位破水を防ぐための予防法としては、外陰部の清潔を保つようにしましょう。
細菌感染を起こさないように清潔を保つことも大切ですし、無理な性行為も避けましょう。
妊娠中にあまり無理せずに過ごすことが高位破水を予防することに繋がります。
高位破水に気づかないとどうなる?胎児への影響は?
高位破水に気づかずに過ごしてしまい放置してしまう形になると、雑菌が子宮内に侵入してしまい、絨毛膜羊膜炎が起こる可能性があります。
高位破水が起きた時に雑菌により感染を防ぐためには、シャワーやウォッシュレットの使用を控える必要があります。
もし、高位破水に気づかずに入浴してしまった、ウォッレットを使ってしまったという場合は、かならず医師に伝えなければいけません。
妊娠37週目以降に高位破水が起こってしまったという場合はあまり問題なく、母体と胎児の状態を見ながら陣痛が促進され出産となります。
しかし、まだ37週に入っていない、特に34週目未満の場合、高位破水が起こった場合は、赤ちゃんの成長を待つために抗菌剤などが投与され感染防止に努めながら経過観察がおこなわれます。
妊娠を継続させるために入院により管理する必要がある場合もあります。
まとめ
高位破水をしてしまった場合は、早く気づき正しい処置を受ける必要があります。
放置してしまっていると感染症が起こってしまうので注意が必要です。
高位破水かな?と感じた場合は産婦人科に電話をして聞きましょう。
尿漏れだったという場合は安心すればよいだけです、
念の為確認してもらったほうがよいですね。
また、いつ高位破水や破水が起こっても対応出来るように、外出時には大きめのタオルやナプキンを用紙しておいたり、すぐに入院出来るように入院準備や母子手帳や診察券なども早めに準備しておきましょう♪