産後の肌のくすみとは?くすみの原因と綺麗な肌になるための対処法!

産後のママの身体では、様々な変化が起こります。
その中の1つに肌のくすみがあげられます。
肌のくすみが起こり、肌質の変化、シミや黒ずみが目立つ、肌の光沢感、潤い感がなくなるという状態になってしまうことがあります。
しかし、肌のくすみに気づいていても、なかなか赤ちゃんのお世話や家事に追われ、自分の肌のケアができないのが現状ですよね。
ところが、そのまま放置してしまうと、肌は今以上にどんどん老化し自信のない肌となってしまいます。
忙しい中でも綺麗な肌へと導くために、産後の肌のくすみの原因と対処法についてご紹介しますね。
目次
産後・産褥期の身体の状態とは?
出産後、産褥期のママの身体は、出産という大役を果たし終え、妊娠から出産の間に受けたダメージによりつかれた身体を癒やし、出産前の身体の状態へと急いで戻っています。
体内でも、大きくなった子宮が、約6週間ほどの時間を経て、元の大きさに戻るのです。
妊娠を継続するために大量に分泌された女性ホルモンの量も急激に減少します。
妊娠や出産でママの身体はとても大きなダメージを受けます。
回復期として産褥期という1ヶ月の間はゆっくりと過ごすようにと言われていますが、実際は完全に回復するために約2ヶ月ほどはかかると言われるほど、身体を休める必要があります。
しかし、女性の身体が完全に回復していない状態のまま、仕事や育児や家事に追われ、十分に休むことができませんね。
産後の肌の状態とは?
産後の肌はホルモンバランスの乱れとストレスにより、大きな影響を受けます。
産後の女性の身体では、ホルモンバランスが乱れ、ストレスがあると肌が荒れやすくなりますが、産後の女性の身体がまだまだ回復していないため、より影響を受けやすい状態となります。
妊娠している間は、女性ほホルモンが多く分泌されていることもあり、意外と肌は艶があり明るく綺麗になります。
しかし、出産後は女性ホルモンの分泌量が低下し、更に睡眠不足や肉体的疲労、免疫力の低下などが起こり、肌が綺麗に保つことができなくなってしまうのです。
肌を綺麗に保つためのバリア機能が低下すると、外部からの刺激に肌が耐えられず、トラブルが起こりやすくなります。
乾燥肌、敏感肌、シミやくろずみ、吹き出物などのトラブルが起こります。
更に、産後はメラニン色素の生成が活発になり、肌のくすみが起こりやすくなったり、シミや黒ずみができやすくなってしまいます。
産後の肌のくすみ
産後の肌のくすみにはどのようなものがあるのでしょう。
シミ
産後しばらくの間、メラニン色素の生成が活発になります。
日焼け対策等を怠っていると、シミが発生してしまいます。
ホルモンバランスが乱れると、よりシミができやすくなります。
肝班
出産後の女性の頬の骨の周りに、左右対称のほぼ同じ大きさの大きめのシミができてしまうことがあります。
広い範囲に輪郭をはっきりせずもやっとできます。
目の周りにはできないものの、頬、口周辺、顔の広範囲に広がり、肌のくすみの原因となりますね。
肝班の原因は女性ホルモンのバランスの乱れや紫外線です。
また、過度のマッサージなどの物理的刺激により起こってしまうこともあるので注意が必要ですね。
治療法があり、トラネキサム酸という薬を服用することとなります。
化粧品は合わない
妊娠前までは肌に合っていた化粧品が、産後肌に合わなくなってしまうことがあり、それが原因でくすみの原因となります。
ホルモンバランスの乱れ、産後の睡眠不足、疲労、ストレスなどにより、肌が敏感となってしまいます。
徐々に生理の周期が整ってくると肌が落ち着きますが、敏感肌にも使用できる化粧品鳴っ度を活用する必要がありますね。
妊娠線
肌のくすみは身体にも起こります。
体重が急激に増えると、肌に急激に強い負担がかかり、妊娠線ができてしまいます。
それが消えずに残り肌のくすみとなってしまいます。
乳首の黒ずみ・くすみ
顔だけではなく、乳首の黒ずみやくすみも起こりやすくなります。
授乳による刺激に対して、肌を守ろうとメラニン色素の生成が促進され、乳首が黒ずんでしまいます。
湿疹・蕁麻疹
湿疹や蕁麻疹が身体全体にできてしまうことも産後はあります。
ストレスや疲労や睡眠不足、免疫力の低下で起こります。
場合にとってはかゆみを伴い、強くかくことで色素沈着が起こり、肌のくすみが起こります。
産後の肌のくすみへの正しい対処法!
では、産後の肌のくすみへの正しい対処法についてです。
家事や育児に追われていると自分のケアがおろそかになってしまいますが、放置するとどんどんくすみが悪化します。
育児に忙しい時でも簡単にできるので試してほしい対処法をご紹介しますね。
保湿
なによりも一番に大切な対処法は保湿となります。
肌のくすみの原因の一番大きなところは肌ん水分量が足りていないということいなります。
十分に水分を与え、肌の角質層の細胞一つ一つがしっかりと潤っていると強くて綺麗な肌を維持するおとができるのですが、水分が足りていないと、肌への刺激に弱く肌のくすみが起こってしまいます。
出産後でも、入浴後や洗顔後の保湿はしっかりと行いましょう。
肌に水分を十分に与えるタイミングとしては【お風呂上がり】です。
水分をある程度拭き取ったあとは、できるだけ早く保湿ケアを行いましょう。
お風呂上がりに時間が立てば経つほど肌の水分が蒸発し乾燥してしまいます。
肌にたっぷりの化粧水を染み込ませた後、乳液を塗り蓋をしましょう。
美容液も塗り込めればよいのですが、最低限化粧水と乳液は行うようにしてください。
化粧品を選ぶ
シミやくすみが気になる場合、化粧品を選ぶ際は、美白効果のあるものを選ぶとよいです。
時間にゆとりがない、という場合は、オールインワンを活用するとよいですね。
成分はできるだけシンプルで、肌への刺激とならない。オーガニックや無添加のものを使用するとよいですね。
肌が敏感な時期なので、多少高くても慎重に選びたいところですね。
バランスの良い食事
食事はバランスに気を使った食事を摂りましょう。
肌のくすみ、黒ずみが起こるのは、肌のターンオーバーが正常に行えていません。
ターンオーバーを正常に起こし、綺麗な肌を保つためにも、栄養素バランスの食事をとるように心がけましょう。
健康な肌を保つためには、タンパク質の摂取が大切です。
動物性たんぱく質にアミノ酸が多くふくまれているため、肌が綺麗に美しくなりますよ。
植物性タンパク質もバランス良く摂取するとよいですね。
動物性たんぱく質…肉類、魚介類、乳製品、卵など
植物性たんぱく質…豆腐、納豆、豆乳など
ビタミンc
くすみのない綺麗な肌を保つためには、ビタミンcも必要不可欠です。
ビタミンcはシミや黒ずみなどの肌のくすみの原因となるメラニン色素の増加を防ぐことができます。
また、肌の老化も防いでくれますし、肌を守り肌に必要なコラーゲンを作り出してくれます。
ブロッコリー、パプリカ、キャベツ、れんこん、野菜類、いちご、柑橘系の果物などで摂取することができますね。‘
酸素・鉄分
血液中の鉄分が不足してしまうと、全身に酸素が行き届かなくなってしまいます。
酸素不足となると、黒ずみなどの肌のくすみが起こります。
女性は出産後に鉄分不足になってしまうことがありますし、生理で鉄不足となってしまうこともあります。
鉄分が不足しないように、鉄分が豊富な食べ物を積極的に摂取しましょう。
マグロー、レバー、あさり、小松菜、がんもどき、海藻、ひじき、のりなどを摂取するとよいですね。
添加物
産後の肌のくすみやたるみの原因となってしまう不要物を、身体の中に取り入れないことが大切です。
添加物が豊富な食べ物を食べると、毒素を取り除くために、内臓に負担がかかり、肌のくすみが起こります。
産後はお料理するのも大変ですが、できるだけ添加物の少ない食事を心がけましょう。
睡眠
肌のくすみを改善し、綺麗な肌を保つためには、十分な睡眠も必要です。
毎日できるだけ睡眠をとるようにしましょう。
夜はなかなか赤ちゃんが寝てくれずに睡眠不足であるという場合は、昼間の昼寝をしているときに一緒に横になり眠るのもよいですね。
ストレス
ストレスも肌のくすみの原因となります。
産後はストレスを抱え込みやすい傾向がありますが、無理にストレスを溜め込まず、上手に発散しましょう。
紫外線
紫外線により、肌のシミやくすみができてしまうこともあります。
紫外線を浴びるときは、日焼け止めクリームや帽子、日傘などを確認しましょう。
まとめ
産後のママの肌はくすみやすい原因がたくさんあります。
忙しくて自分の肌が疎かになっていることもありますね。
しかし、いつまでも綺麗なママでいられるように、毎日少しだけ肌のケアに時間を使い、潤いのある肌へと導いて行きましょう!!