妊娠初期は胸が張って苦しい!痛みや痒みも?原因や対処法!

妊娠初期症状の1つとして、胸に張りを感じることがあります。
また、張りを感じるだけではなく、痛みや痒みを感じることもあります。
そこで今回は妊娠初期の胸の張りや痛み、痒みの原因や対処法についてご紹介しますね。
目次
妊娠初期の胸の張りとは?
妊娠初期に胸の張りが起こるという症状を感じることは少なくありません。
生理中にも同じような症状を感じることがありますね。
- 胸全体に感じる張り
- 乳首周辺に感じる違和感
- 張りと共にかゆみを感じる
- 衣類に乳首が触れるだけで痛む
妊娠初期だけ起こるという妊婦さんもいれば、中期、後期にも感じることがあります。
生理中の胸の張りと似ているという方が多いですね。
生理中の張りと妊娠初期の張りの違いは?
生理中の張りと妊娠初期の張りの違いについては、少々異なる点がありますが、あまり違いを感じない人は少なくありません。
ホルモンの影響により、妊娠初期の方が張りを強く感じることが多くなります。
妊娠初期の胸の張りを抑える対処法!
実は、妊娠初期の胸の張りを抑える具合的な対処法は無いのです。
妊娠初期の胸の張りは特に心配する必要がないものなので、張りが収まるのを待つしかありません
しかし、どうしても辛い時に少しでも緩和させることができる対処法をご紹介しますね。
アンダーウエアを工夫する
選ぶアンダーウェアを工夫しましょう。
- 締めつけ感の無いタイプを選ぶ
- 肌に刺激の少ない素材の物を選ぶ
- ワイヤーの無い物を選ぶ
- ワンサイズ大きいブラジャーに替えて見る
- マタニティー専用の物を選ぶ
衣類の擦れなどにより痛みがひどい場合、家に居る時だけでも、ブラジャーを着用せず過ごすのもよいですね。
ブラジャーができないくらい常に張りがひどいという場合は、ブラジャーとキャミソールが一体化している物を活用するのもよいですね。
体を温め過ぎないようにする
胸の張りは体を温めすぎるとどんどん張りが強くなってしまいます。
入浴等で温まると張りが酷くなるので、暑い湯船に浸かるのは避けましょう。
ぬるめのお風呂に浸かる事をおすすめします。
また、胸付近を洗うときは、柔らかめのタオルで優しく洗うか、手のひらで優しくあらいいましょう。
胸を冷やす
胸を冷やすのも良いです。
痛みがあり、炎症が起きてしまう可能性もあるので、痛みが強いときは冷たいタオルで胸の全体を冷やすようにしましょう。
痛みが和らぐまで冷やし、妊娠中ということもあるので冷やし過ぎには注意しましょう。
妊娠初期の胸の張りと共に痛み?痒み?原因は?
妊娠初期は胸の張りと共に、痛みや痒みを感じることがあります。
張り以外に感じる症状と、それらの症状が起こる原因と対処法も共にご紹介していきますね。
胸の痒み
張りと共に、胸の痒みを感じることもあります。
妊娠中は、胸だけに限らず、全身にかゆみが起こる、妊娠性掻痒疹というものがあり、胸の痒みも妊娠性掻痒疹により起こっていると考えられます。
痒みと共に、乳頭部分の皮が向けたり、湿疹ができてしまうという症状が見られることもあります。
かゆみの原因は?
かゆみの原因としては
- 妊娠線ができる前の兆候
- 乳首を塞ぐ皮脂が剥がれる
- 乳首に老廃物が溜まっている
などが考えられます。
胸の痒みへの対処法!
胸の痒みへの対処法としては、保湿することをおすすめします。
保湿を行なうことで痒みが軽減しやすくなります。
しかし、保湿を行っても全く痒みが軽減されないという場合は、受診し医師に相談する必要がありますね。
乳首のブツブツ
胸の張りと共に、乳輪の付近に白いぶつぶつした湿疹ができることがあります。
メンゴメリー線というものがあり、乳首の乳輪部分を守るために皮脂が排出され、ブツブツができます。
かゆみの原因がモンゴメリー線の発達によるものであれば心配いりません。
他にも、胸に青い血管が浮かんで見える、乳首が黒ずむなどという症状が起こることもありますが、妊娠による体の変化であり、日毎に目立たなくなってきます。
特に痒みや張りの原因となっている症状ではありません。
胸の張りが急になくなった
胸の張りが急になくなると、流産してしまったのではないかと不安になりますよね。
しかし、胸の張りが急になくなったから流産しているとは限りません。
一方で、胸の張りもなくなり、同時に腹痛や頭痛や基礎体温の低下、出血などが見られた場合は流産の可能性が考えられるので受診が必要ですね。
妊娠ごとに胸の張りが違う
妊娠するたびに胸の張りが違うということもあります。
一人目、二人目の妊娠で胸の張りが違っても、特に心配はいりません。
ホルモンの分泌量が多く、胸がものすごく張ることもあれば、ホルモンの分泌量が多くても胸が張らない場合もあります。
妊娠の初期症状は妊娠のたびに異なってもおかしくありません。
経産婦さんの場合、一度胸の皮膚が伸びているため、伸びやすく、次の妊娠では痛みや痒みが感じにくくなるということもあります。
心配はいりません。
妊娠初期の胸の張りの原因は?
妊娠初期の胸の張りの原因は、妊娠初期に多くのホルモンが分泌されることによるものだと考えられます。
卵胞から卵胞ホルモンも分泌が増えるホルモンの1つですね。
卵胞ホルモンは子宮の発達を促すだけではなく、胸にある母乳を作るための乳腺組織、乳管を成長させるホルモンとなります。
ホルモンが原因となり胸の張りを感じるようになるのですね。
だいたい5ヶ月ころになると、痛みはおさまってくる傾向があるので過度な心配は必要蟻ません。
痛みや痒みと上手に付き合うことが大切ですね。
妊娠初期の胸の張りはいつまで続く…?
妊娠初期の胸の張りは、すぐにおさまる場合もあれば、妊娠後期まで続く場合もあります。
妊娠中期から後期
妊娠中期から後期の胸の張りや痛みは、授乳の準備が行なわれていると考えられます。
乳腺や乳管を発達させ、赤ちゃんが産まれた時に授乳ができるように準備が行なわれます。
張りと痛みと共に、胸が大きく発達します。
赤ちゃんのための準備ですね。
妊娠後期に近づいたら、母乳の出が良くなるようにも、痛みを軽減させるためにも、胸のマッサージを始めます。
医師や助産師さんからマッサージの指導があるので指示に従い行いましょう。
まとめ
妊娠初期は胸の張り、痛みや痒みを感じることがありますが、異常ではなく、ほとんどの妊婦さんが感じる妊娠初期症状、又は妊娠後期の授乳に向けた準備なのですね。
過度な心配はいりません。
上手に付き合い乗り越えたいですね。
しかし痛みが強く辛いときは、躊躇せずかかりつけの医師に相談しましょう。