虫歯にならないために!嫌がる子供の仕上げ磨きを上手に行う方法

子供の仕上げ磨き、一番虫歯を防ぎ虫歯になりにくい歯を作るために大切か期間である2歳なのに、2歳頃からイヤイヤ反抗期が始まります。
すると仕上げ磨きを嫌がり、スムーズにさせてくれなくなることが良くあるのです。
しかし、子供の歯は3歳までに虫歯菌に侵されなければ、虫歯になりにくい歯になるというほど、仕上げ磨きで虫歯を防ぐ必要があるのです。
そこで今回は2歳児頃から嫌がり上手くできなくなってしまう仕上げ磨きを上手に行い虫歯を防ぐ方法をご紹介します。
目次
なぜ仕上げ磨きを嫌がる?
まずはなぜ仕上げ磨きを嫌がるかについてです。
もちろん2歳児のイヤイヤ反抗期で何もかも嫌だという事もあります。
しかし、それ以外にも仕上げ磨きを嫌がるようになってしまう原因がいくつか考えられます。
怒った・押さえつけた
まず一つ目はただただ反抗期でイヤイヤだった子供の仕上げ磨きをするときに、怒ってしまったり、押さえつけて無理やり行ってしまうことで、仕上げ磨きをする時間が怖い時間、嫌な時間というイメージが大きくなってしまうことがあります。
どうしてもやらせてくれない最終手段で押さえつけて行うという方法はありますが、まだ仕上げ磨きをする気分に持って行くことが出来るうちは、無理やり押さえつけて行ってしまうのは逆効果となってしまいます。
仕上げ磨きを嫌がり時間がどんどん経過するため焦ってしまう事もありますが、怒ってしまうのもより仕上げ磨きを嫌いになってしまうので、まずは怒らないほうが先決です。
痛い
仕上げ磨きを行った際に、痛かったという記憶が仕上げ磨きを嫌いにさせている原因として挙げられます。
奥歯はよく音が鳴るくらいしっかり大きく強めに磨いても大丈夫なのですが、前歯を磨くときに注意が必要です。
子供の上唇と歯茎の真ん中で繋がっている筋の様な部分に歯ブラシが当たると、とても敏感で痛く感じることがあります。
大きく強く擦ると歯茎が痛く嫌になってしまうため、細かく小さく歯ブラシを動かし、少しずつ磨いていくようにするとよいです。
また、口が小さく全体が良く見えず、ついつい口を横や縦に指でひっぱってしまいがちですが、子供にとってはそれが痛いと感じてしまう事もあります。
無意識に力が強めになってしまいやすいので注意しましょう。
そして磨きやすさのためにも、歯茎に刺激を与えずに磨くためにも、年齢に合わせた歯ブラシのサイズを選ぶ、もしくは口の大きさに合わせて少し小さ目のものを選び使用すると良いです。
仕上げ磨きを上手にするための方法は?
では仕上げ磨きを上手にするための方法、アイディアをご紹介していきます。
美味しい歯磨き粉を選ぶ
歯磨き粉を美味しい味のものにしたり、嫌な香りや味のしない物に変えてみることで、歯磨きをしたがるようになることがあります。
歯磨きの味の種類を変えて見たり、メーカーを変えてみるのも良いです。
また、子供に安心して使用出来る歯磨き粉を選ぶ時は。殺菌剤・界面活性剤・発泡剤・研磨剤・合成香料・合成着色料・保存料・パラベン・グリセリン・ポリエチレングリコ-ス・ラウリル硫酸ナトリウム・添加物・酸化防止剤・シリコンなどが含まれていない物が良いです。
強い成分が配合されていない物を選びましょう。
手人形(パペット人形)を使用する
仕上げ磨きを行う際、手人形を付けた状態で歯ブラシを持ち、磨いてみてください。
面白かったり楽しい気持ちになったり、嫌がらずに仕上げ磨きをさせてくれます。
また、上手に磨けているところを手人形が見て話して褒めているように会話をするとより良いです。
食べたもの発見ごっこ
仕上げ磨きをしながら、動きたくなったり、途中で嫌がった時などにおすすめです。
その日食べたものを歯磨きをしながら見つけたーといいながら磨く方法です。
「あーニンジンさんみーつけた!」「ご飯があったー!!」などと言いながら磨いていきます。
また、「虫歯菌さん発見―」もよいですね。
鏡を持たせた状態で
子供は自分が上を向いて見えない口の中を磨かれていることが怖かったり不安になってなんだか嫌だなと思う事もあります。
そこで子供に鏡を持たせておくと、子供は自分の顔と磨かれていく口の中を見ることができて、夢中になったり嫌がりにくくなります。
2本で一緒に
自分で何でもやりたいの時期、子供が持つようの歯ブラシは持たせたまま、仕上げ磨きようの歯ブラシでママも磨きます。
一緒に歯磨きすることで、自分も出来ているため仕上げ磨きの方のブラシを嫌がりにくくなります。
ユーチューブで歯磨きの子供用の歌を流して行う
歯磨き専用の子供向けの歌があります。
それを見せながら仕上げ磨きを行います。
最初は夢中になって見ているため磨けると言った感じになりますが、その後馴れてくると動画が無くても、見ていた歯磨き用の歌を歌うだけで仕上げ磨きをさせてくれるようになります。
どうしても仕上げ磨きができないときは・・・
色々な工夫をしても、どうしても仕上げ磨きをさせてくれないという事もあります。
でもそんなとき、諦めてはいけません。
んじゃしなくていいや。となってしまうと、虫歯になった時により大変です。
歯医者さんで押さえつけて無理やり治療しなければいけなくなったり、虫歯が痛んでしまうという事にもなります。
そこで、どうしてもどんな方法でも仕上げ磨きが出来ないという場合は、押さえつけて行ってしまうしかありません。
ママが足を伸ばした状態で座り、股で頭を挟み、ひざ下の足で腕を抑えるようにします。
すると上を向いた状態になるので、そこで急ぎ目で磨いて仕舞いましょう。
可哀そうな感じになってしまいますが、行いながらも上手だよーいい子―!もう少しだよー!と声を掛けながら、楽しい雰囲気にしながら行いましょう。
そして終わったら、たくさんたくさん褒めてあげましょう。
上手にできました。とたくさん出来たことを褒めてあげます。
まとめ
2歳児頃から仕上げ磨きを嫌がるのは、異常ではありません。
兎に角イヤイヤしたい時期と言う事もありますし、何かしら嫌な原因があるはずです
しかし、諦めてしまい虫歯になるともっと大変です。
怒ったり怖い顔で強い力で行うと、より歯磨きが嫌いになってしまいます。
最終手段で仕上げ磨きを半ば強制的に行わなければいけない事もありますが、優しい声や優しい表情、出来たときはたっぷり褒めるで続けてみましょう。
そのうち、慣れや年齢的にも、仕上げ磨きを楽にできる日がきます。
そしたら仕上げ磨きをさせてくれるまで仕上げ磨きをして歯を守ってあげましょう。