マイペースは短所?欠点とせず受け止め接しよう!動かすことが出来る声掛けは?

急いでいるのにゆったりとご飯を食べる、ゆっくりと着替える、自分のペースを崩さず行動する子を見ていると、どうしてもイライラしてしまったり、急いでほしいのにとこちらが焦ってしまうことがあります。
ママやパパがせっかちさんであったり、時間に余裕を持つことが苦手と言う場合などはよりイライラが募ってしまうでしょう。
大きくなったらこんなにマイペースで周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか、学校に通うようになったら様々な面で遅れをとってしまうのではないかという心配も湧き出てくるでしょう。
しかし、マイペースという性格は、実は短所ではく長所ととらえることもできるのです。
実はとっても褒めてあげたくなる面もあるんですよ。
そして、マイペースな子を早く動かしたい、急いでほしい時などに、上手く行動させることができ、子供にも嫌な思いをさせない声掛け方法もご紹介します。
目次
我が子はマイペース?!短所だと捉えられる?!
マイペースだと直訳すると自分の歩調や速度という意味になりますよね。
自分の速さを崩さない、他人に左右されずないというような性格を示す時に使われがちです。
ということは、実際の意味としては、自分のペースが速い人が早く動くこともマイペースと示すのです。
そのため、ここでご紹介するマイペースは、自分のペースがのんびりで、そののんびりペースを崩さずに行動する性格として進めていきたいと思います。
マイペースは短所?
マイペースは短所なのかと言う事についてですが、自分のペースで物事を進めるということ自体は悪いことではないのですよね。
しかし、周囲の人と共同で生活する場や共同で行動しなければいけない時に、周りの人のペースに置いて行かれることがあります。
明らかに遅れていたとしても、周囲の人が一生懸命急いでいたとしても、自分ののんびりペースを崩さずに行動してしまいます。
そのため、一番身近な存在であるママやパパは、早くしてほしいのに・・・。どうして急いでくれないの?毎回毎回遅れてしまう・・・。とイライラしてしまい、その子の短所として捉えてしまいがちです。
また、周囲の人にも迷惑をかけてしまわないかと心配になり、周りのペースに合わせさせようとしますが、それでもペースが変わらず、どうしたら良いのだと頭を抱えてしまう事もありますね。
マイペースは長所でもある!!捉え方を変えてみよう
マイペースなお子さんに対して、イライラしてしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったり、つい怒って仕舞がちになるでしょう。
しかし、実はマイペースはその子の長所でもあるのです。
1つ1つを大切にする子
もしかしたら、一つ一つに熱中し大切にすることが出来る子かもしれませんよ。
研究科タイプで1つ1つをじっくりと、丁寧にしっかりと考えたり、正しく行おうと熱心になっていたりしているかもしれません。
そういった子は、自分の事も自分でしっかりと考えることができます。
最近では自分自身のことを自分で考えて行動することが出来ない子も少なくないと言われているほどです。
1つ1つに熱中する力はとっても大切な力ですよ。
人の目を気にせず強い意志を曲げない!
自分のペースを崩さずに行動できるということは、周囲の人が急いでいたとしても自分のペースで行動することが出来ます。
しかし、大きくなればなるほど周囲の人の目が気になり、自分の思い通りに行動することが全くできなくなる子もいます。
自分の意思に反したことをイヤイヤ自分の気持ちを抑えつけてしてしまうこともあるのです。
ところがマイペースな子は周囲の目を気にせずに、自分の好きなことを自由にのびのびと行える、自分の信念は曲げずに貫く、強い意志を曲げずに目標まで突き進むことが出来るという良い面が発揮されてくるでしょう。
周りの人と同じじゃないと不安になってしまうという性格は、次第に大きなストレスの原因となってしまう事もあります。
人の目を気にすることなく、自分の意思を曲げないということは意外と難しいことで、自分を守るためにも必要な力なのです。
心が安定している
マイペースな子はいつも心が安心しているということが考えられます。
とっても温かい家庭で育っている証拠でもあります。
不安を感じていたり、両親の表情に気を使ったり、伺ってばかりいると、自分のペースではなく焦って仕舞がちです。
しかし、自分のペースを守り行動できるほど、子供にとって快適で安心して過ごせる空間が常にあるということです。
落ち着きのある子
人のスピードに合わせようとした結果、急ぎ過ぎて怪我をしてしまったり失敗をしてしまうことって少なくないんです。
しかし、マイペースンな子は、焦って怪我をしてしまったり失敗をしてしまうことなく、着実に安全にしっかりと行動することが出来ます。
マイペース、実は迷惑かけてない・・・?!
子供がマイペースだと、誰かに迷惑をかけてしまうのではないか、集団行動が出来ていないのではないかと心配になってしまいがちです。
しかし、実は自宅ではのんびりしているのに、保育所や幼稚園などではそれほどマイペースな訳ではない、周囲に迷惑がかかるほど遅い訳でもないということが多いんです。
誰かを傷つけたり意地悪をしたりするように迷惑をかけてしまうようなことをしている訳ではないのですよね。
誰かに迷惑をかけている訳ではない、と考えてみると、心配も不安も抑えられますし、マイペースをより長所として受け止めてあげられるでしょう。
マイペースな子供に急いで欲しい!!上手な声掛け方法は?
マイペースな面が長所だとしても、どうしても急がなければ行けないとき、どうしても早く行動してほしい時ってありますよね。
そんな時、マイペースな子供がストレスに感じないように、少し急がせるための上手な声掛けをご提案させて下さい。
具体的な時間で伝える
時間の概念が子供の頃はなく、どうしても時間通りに行動するということが難しい、ピンJンときていません。
そこで、時間を示すために、「長い針が〇の数字に来るまでに着替えます」「〇の数字の所に長い針が来たら出発します」などと時計を見て急がなければいけないなどと自分で感じられるようにしましょう。
又は時計が難しく上手く行かないという場合は、砂時計を活用し、この砂が全部落ちちゃうまでに○○を終わらせようね。と声を掛けるのもおすすめです。
友達に合わせることを学ばせる
習い事をさせるという方法です。
強調性、集団行動での行動の仕方は5,6歳頃から出来るようになって来ると言われています。
そこで、習いごとをさせ、〇時までにみんなが集合するということや、習い事の中でもみんなに合わせなければいけない時があるということを学ぶことが出来ます。
無理に競争心を煽るのはよくないので、楽しく習い事をする中で徐々に自然に身に付くのが理想ですね。
テレビを消す
テレビをつけていることが原因でついマイペースな行動になってしまっているということがあります。
テレビが付いていると、特に見たい番組でもないのに、気になって見てしまうことがあるのです。
テレビは見たい番組があるとき以外基本的に消しておくようにするとよいですよ。
早くしなさいはNG
早くしなさい!!と怒るのは良くありません。
怒鳴られたり怒られて急かされると、親の顔色を伺って急ぐだけになってしまいます。
根本的にマイペースを改善することにもなりませんし、目的のためにペース配分をするのではなく、親の目が届かない所ではものすごくゆったりさんになってしまう事もあります。
更には親子の信頼関係の崩壊や本当に親に伝えたいことが伝えられなくなってしまったりと言う事にも繋がってしまうので、早くしなさいと怒鳴ったり、怖い顔をするのは辞めましょう。
同じく、のろまだわ、トロイわ、面倒くさいななどと言うように人格を否定するような言葉を掛けるのもやめましょう。
逆にあと○○分で出来たらすごいなー。もう少しで出発ですよー。〇時まであと少しだよ、などと気分をあげながら急ぐことが出来る言い回しがおすすめです。
まとめ
子供のマイペースを短所として捉えていると、どんどんイライラしてしまいます。
心配や不安の要素となってしまっているかもしれませんが、長所としてとらえてあげることで、見方も変わり心持ちも変わってきますよ。
他の子比べずにその子の長所として受け止めてあげられるとよいですね。