新生児の赤ちゃんが全然泣かないのは良いこと?!障害や病気の可能性は?

新生児は常に泣いているというくらい泣く時期というイメージですよね。
泣いてばかりで眠れないという話しもよく聞きます。
産後の入院中もよく泣いている赤ちゃんがいます。
ところが、我が子はあんまり泣かない、むしろ全然泣かないとなると、楽だなという気持ちを通り越して不安になってしまいますよね。
新生児が全然に泣かないときは、実はなにか病気なのではないか、障害があるのではないかと心配になることもあります。
そこで、今回は新生児の赤ちゃんが全然泣かないときの原因について詳しくご紹介していきますね。
目次
新生児が全然泣かない理由とは?
新生児の赤ちゃんが全然泣かない時、まずは大きく2つのパターンがあります。
個性
新生児の赤ちゃんにももちろん個性があります。
生まれ持った個性は人が持つ性質のようなものです。
人の性格は、様々な日々の要因や環境により影響を受け、変わって行きます。
そのため、新生児の赤ちゃんは、おとなしい子も居れば、声が小さい赤ちゃん、お腹が好きやすい、あまり泣かないという個性が色々あります。
我慢強い個性の子、あまり気にせずのんびりやさんの子の場合、全然泣かない傾向があります。
また、図太い性格、お腹が空きにくい、寝るのが得意という個性の場合もあまり泣きませんね。
泣かない反面、よく笑う、機嫌が良く笑顔が見られるというような場合はさほど心配はいりません。
その子の個性なのでしょう。
泣く理由がない
新生児が泣く時、必ず原因があります。
お腹がすいている、おむつが濡れている、上手に眠れない、ぬくもりが感じられずに不安などなど…。
そんなとき、言葉で意思を伝えることができないため、泣いて表現しますね。
ところが、ママが赤ちゃんが泣くよりも前に不快な状態などに気づき、解決してあげていると、赤ちゃんはそもそもの泣く理由がなく、全然泣かないということがあります。
前もって行動し、赤ちゃんが快適に過ごせているという証拠ですね。
新生児が全然泣かない原因は病気の場合も…?!
新生児の赤ちゃんが全然泣かない場合、特定の病気により泣くことができない場合もあります。
泣くほどの体力が無いというケースがあるのです。
特に黄疸、心臓の疾患などがある場合、上手に泣くことができません。
新生児にミルクを与えた時の体重の増減により、病気が原因か否か、見極めることができます。
ミルクをどれだけ飲ませても、体重が全然増えないという場合、ミルクを飲める量がそもそもかなり少ないというような場合、病気が原因の可能性が高いといえます。
また、抱っこしたときに赤ちゃんに力が入っていない、声をかけたりあやしても反応が薄いというような場合は、早めに病院に受診し相談しましょう。
新生児が全然泣かない理由は障害が原因の場合も!?
新生児が全然泣かない時、自閉症やなにかしらの障害が疑われ心配になることがあります。
しかし、自閉症や障害についてはある程度成長してみなければ判断ができません。
血液検査で知的障害が判断できるというのも、ほんの僅かな一例です。
新生児健診でも自閉症だと決定されることはほぼありません。
自閉症の疑いがあり、判断できるようになるのは、早くても1歳から1歳半位からとなります。
1歳頃から疑われた場合は、療育指導を勧められ、言語発過程で様子が見られ、3歳時健診で自閉症か否かの判断がつきます。
ただし、自閉症の子の共通項目に泣かないというチェック項目はありません。
新生児の頃によく泣いていた子でも自閉症だったということはあります。
新生児期に泣かなかったからといって、必ずしも自閉症やその他の障害であるとは限りません。
聴覚障害の場合も…!?
新生児が全然泣かない場合、聴覚障害があり、耳が聞こえないため、反応ができないということがあります。
聴覚障害が疑われる場合は、産産院でスクリーニングという検査で判断されます。
聴覚障害ではないという場合、中耳炎により泣かないということもあるので、耳鼻科に受診してみるのも1つの手ですね。
全然泣かない新生児は意外と少なくない!?
新生児は泣くものだと思っていると全然泣かない状態に心配になってしまいますね。
しかし、意外と泣かない赤ちゃんは少なくありません。
上手に時間を守りおむつや授乳を行い、赤ちゃんとのタイミングが上手に合っていたり、先程も言った通り個性の影響で全然泣かないという赤ちゃんは結構います。
障害が病気が原因で泣かないと疑うのは最後の最後でよいでしょう。
殆どの場合は、個性又は泣く理由がないかですよ。
全然泣かずに寝ているばかり…。大丈夫なの?
新生児の赤ちゃんは泣くことが仕事だと言われることがありますが、一方で寝ることが仕事だと言われることもあるほど、多くの時間を寝ます。
しかし、全然泣かずに寝てばかりだと心配になることもありますね。
新生児の平均睡眠時間は?
新生児の睡眠時間はかなり長いです。
初めの1ヶ月、新生児期は、16時間から18時間は睡眠時間として寝ます。
3ヶ月頃までの間は14時間から15時間ほど寝ます。
3ヶ月頃から生後半年頃までは13時間から14時間くらいは寝ます。
半年から1歳までの間は11時間から13時間ほど寝ます。
1歳から3歳までは11時間から12時間ほど寝ます。
基本的には半日以上は寝ているのです。
もちろん寝る時間も個性があり、あまり寝ない赤ちゃんもいますが、寝なくても元気で機嫌がよくミルクを良く飲んでいるのであれば問題ありません。
こんなに寝ても大丈夫なのかと心配になることがありますが、大人と比べると本当によく眠ります。
新生児の赤ちゃんの生活リズムは?
新生児の赤ちゃんの生活リズムが整うのは、生後3ヶ月頃からです。
しかし、自分の子供とのペースに合わせ、無理にリズムを作ったりする必要はまだ無いでしょう。
寝てばかり居るときの対処法!
しかしどうしても眠り過ぎていて心配だという場合は、昼夜の区別をしっかりとつけるようにしましょう。
朝起きた時にカーテンを開け、夜は閉めるというようにするだけでも、昼夜の区別がつくようになります。
寝たままでも大丈夫です。
カーテンの開け締めで陽の光を感じさせるだけで 大丈夫です。
また寝る場所を昼夜で変えるのもおすすめです。
夜はベビーベットで、昼は昼用の小さなお布団に寝かせるようにするとよいでしょう。
また、就寝時はしっかりと電気を消し暗い状態で寝かせるようにしましょう。
寝てばかりで泣かないのは遺伝!?
寝てばかりで泣かないのは遺伝であるということもあります。
お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんの遺伝の影響を受け、全然泣かずに寝てばかりということがあります。
全然泣かない新生児はサイレントベビー!?
全然泣かない新生児の赤ちゃんはサイレントベビーであるといいう可能性があります。
サイレントベビー
サイレントベビーは生まれて生後2ヶ月頃から笑わない傾向がある赤ちゃんを指す言葉です。
医学用語ではありません。
俗称です。
表現方法の1つですね。
自分の子供があまり泣かないからと放おっておいたり、テレビをつけているだけなどにすると、サイレントベビーになりやすくなります。
サイレントベビーは個性?!
サイレントベビーは個性ではありません。
生後2ヶ月頃からの自然な笑みは新生児が持つ社会的笑みです。
しかし自然な笑顔や会話が出てこないのは、子供に対して不干渉であることが原因となります。
サイレントベビーとその他の違いは!?
サイレントベビーの場合、初めは笑ったり泣いていたのに、次第に笑顔や泣くことがなくなるということが特徴となります。
成長過程で獲得していく表現能力が獲得することができていないということとなります。
泣かない=手を抜くではない?
赤ちゃんが全然泣かなくても、手を抜くのではなく、しっかりとコミュニケーションをとるようにしましょう。
自分の子供が大人しい子で全然泣かないのなら、笑顔になりご機嫌で笑うくらいまでコミュニケーションをとるようにするとよいです。
新生児がグズグズ機嫌が悪いときは、声をかけて上げましょう。
赤ちゃんにも積極的に声をかけるということが大切ですね。
まとめ
赤ちゃんが全然泣かないのは、だいたいは個性やなく理由がないということになります。
重い病気や障害が原因ということは稀ですが、泣かない意外にも気になることがあれば、小児科で相談してみましょう。
また、泣かずによく眠りすぎているということもありますが、新生児の赤ちゃんはよく眠ります。
あまり泣かない赤ちゃんでもサイレントベビーに成らないように、しっかりとコミュニケーションをとるようにしましょう。