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言葉を話す第一歩!赤ちゃんのクーイングや喃語との付き合い方

個人差はありますが生後2か月ごろから始まる赤ちゃんのクーイング。

機嫌がいい時に「あー」や「うー」と声をあげる赤ちゃんはとても可愛いですよね。

さらに数か月すると喃語が出始め、赤ちゃんが本格的に言葉に興味を持ち始める時期がやってきます。

今回は喃語とクーイングの違いや始まる時期、この時期の赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方、注意点などをまとめてみました。

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クーイングって何?いつから始まるの?

新生児の頃は一日一日泣いたり寝たりを繰り返すのみだった赤ちゃんですが、生後2か月を過ぎた頃から機嫌よく自分で足をパタパタしてみたり、手を動かしたりすることがあります。

そんな遊びの延長で、「あー」「うー」などといった小さな声を出しているのを聞いたことはありませんか?

これは、赤ちゃんの口や喉など、声を出す器官が発達してきたサインです。

まだ難しい発音はできませんが、この時期はまだ口や喉が未熟なため舌を使わずに音を出すので、「あ」や「う」などの母音に聞こえます。

この声をクーイングというのです。

特に何かを訴えたり、うなっているわけではなく、赤ちゃんは機嫌よく自分の口から何か音が出ることを楽しんでいるようです。

クーイングをするのは喃語が始まるまでの短い期間に限られてしまうため、数カ月で見られなくなってしまいます。

クーイングが始まったら動画で記録に残しておくといいでしょう。

赤ちゃんの喃語ってどんな言葉?

舌を使わずに「あー」や「うー」と音を出すクーイングに慣れてくると、次に始まるのが喃語です。

喃語は口蓋や喉の発達が進んだ生後4か月や5か月ごろから始まるといわれています。

もちろん個人差がありますが、上に兄姉がいると言葉が早くなるともいわれていますよね。

喃語は、意味を持たないという点ではクーイングと同じですが、クーイングと違って口や舌を動かしながら声を出すので「だっだ」「ばっば」「まん」「なん」「ばぶばぶ」のように連続した音の響きを持っています。

クーイングよりも複雑な発音を、赤ちゃんが習得していく時期に入ります。

覚えたての生後5か月前後はクーイングによく似ていてもはっきりと発音する「あー」「うー」といった母音。

すぐに濁音の「ダ」「バッ」のように子音を交えた喃語に移っていきます。

そして最初の喃語から2,3か月もすれば、「マンマン」や「ダッダー」のように連続した音を話すようになります。

この時期の赤ちゃんの成長や発達には目覚ましいものがありますね。

上記のように、最初の頃はクーイングの時のように、自分で音を出すことを楽しんでいる状態が続きます。

しかし、月齢が進むにつれて喃語はより複雑に、長くなっていくのです。

これはテレビの音や家族、出会う人の声を聞きながら脳に刺激を受け、喃語として話すことで発達が促され、いずれ単語や言葉を話すときのためのトレーニングをしていると考えられています。

特に離乳食開始以降は、食事をモグモグすることに口や舌を使うため、口内の発達も活発になり喃語が出やすい時期です。

同時に顔の表情が豊かになってきたり、家族が話をしていると顔を向けて独特の喃語を使い始めたりと著しく成長していきます。

赤ちゃんの情緒がみるみるうちに発達するこの時期、意思疎通の図れない赤ちゃんとどんなかかわり方をしていけばいいのでしょうか?

赤ちゃんとコミュニケーションを取るには

赤ちゃんのクーイングが始まったら、赤ちゃんとコミュニケーションを取るチャンスです。

たくさん会話をして、赤ちゃんの脳を刺激してあげましょう。

赤ちゃんが「アーウー」と言ったら「アーウー」 赤ちゃんが「ダッ」と言ったら「ダッ」 というようにオウム返ししてみたり、 「どうしたの」「うんうん」「そうなの」 というように共感してみましょう。

ポイントは、話しかけたり相槌を打つ際に、微笑みかけるなど感情を表すことです。

ママをはじめとする家族が反応すると、赤ちゃんは安心するとともに喜びの感情が芽生え、もっとお話ししようとぐんぐん喃語の種類も増えていきます。

何を話しかけていいのかわからないママにお勧めなのは、絵本の読み聞かせです。

0歳の乳児を対象とした色とりどりの絵本は赤ちゃんの脳に刺激を与え、聞きなれた優しいママの声で赤ちゃんはより言葉に興味を見出します。

もしかすると、なかなかクーイングや喃語が出ずに焦るママもいるかもしれません。

赤ちゃんは十人十色、せっかちな性格の子もいれば、マイペースな子もいます。

身体を動かすことや表情の変化などの発達が感じられるなら、発話の遅さを心配する必要はありませんから、心配しないでくださいね。

この時期の赤ちゃんは特に個人差が大きいので、周りの赤ちゃんや兄弟と比べず見守ってみてください。

喃語が出ないから言葉が遅い、ということはなく、喃語の期間が短くすぐに単語を話し始める赤ちゃんもいます。

特に初めての育児の場合は、周りに「言葉が出るのが遅い」と指摘されると焦ってしまうかもしれません。

ですが、大切なのは赤ちゃんを一人の人間と認め、個人差が大きいことを理解したうえで愛情をかけて話しかけ、お世話をしながら触れ合い、コミュニケーションをとることです。

一歳を過ぎても無口でおとなしい子も、個性だと捉えておきましょう。

一人っ子であったり、日中子供と接する機会がなかったりする赤ちゃんの場合は積極的にお出かけをすると早く言葉を覚えるパターンもあるようです。

地域の子育て支援センターや小さい子向けのイベントなどで同世代の子と触れ合う機会をもつのもいいかもしれません。

自分以外の子が積極的に活動していると赤ちゃんにとっていい刺激にもなります。

心配な場合は一歳半で行われる乳幼児健診で相談してみると専門家の見解を聞くことができますよ。

赤ちゃんが言葉を覚える時期の注意点

クーイングや喃語が出始めた赤ちゃんは、今まで以上に音に興味を持ちます。

ママが電話をしている声や家族と話している声からテレビから流れている音楽まで、ポンポンと自分の周囲で交わされる言葉のキャッチボールもしっかり聞いています。

もし家族が汚い言葉遣いをしていれば、それを覚えていて言葉が出始めた時に使ってしまう恐れもあります。

なので、声のトーンや大きさ、言葉遣いにはこの頃から注意が必要になってしまうのです。

せっかくなので、この機会にしつけや教育の前段階として気になる言葉遣いを改めるために家族会議を開いておくといいですね。

数年もすれば、拙いながらもたくさんの言葉を発するようになる赤ちゃん。

一生懸命何かを伝えようとしてくれる姿は、とても愛らしいものです。

是非正しい言葉遣いを覚えてもらいましょう!

まとめ

赤ちゃんは一般的に生後2か月頃から舌を使わずに楽器のように音を出すクーイングを、そこから数カ月で口や舌を器用に使って喃語を話し始めます。

もちろん赤ちゃんの発達や個性の違いから個人差も大きいです。

クーイングや喃語が始まったら、笑顔で話しかけたり相槌を打つなどしてコミュニケーションを取りましょう。

また、自分で言葉を発することを覚えた赤ちゃんは周りの大人が話す言葉や音にも興味を持ち始めます。

乱暴な言葉遣いや厳しい口調などを使っていると、将来的に赤ちゃんに悪影響を及ぼしかねません。

日頃から丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

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