妊娠中の口の中が苦い!原因はつわり?!苦味の原因と対処法!

妊娠中に口の中が苦いと感じる妊婦さんは少なくありません。
実際に私も妊娠中に口の中が苦く感じていました。
苦味が原因で吐き気がより増してしまっていました。
妊娠中の口の苦味は妊娠後期、分娩直前まで続きました。
そんな妊娠中に口の中が苦いという悩みを解決すべく、原因と対処法をお送りします。
目次
妊娠中に口の中が苦い原因とは?
まずは妊娠中に口の中が苦いと感じる原因についてです。
妊娠初期から始まることが少くない苦味。
妊娠した途端に口が苦いと感じるようになります。
私も長男のときに口の苦味に悩まされ、気持ちが悪くなりものすごく嫌でした。
出産して苦味から開放された時は、ものすごく爽快な気持ちになりました。
その後、次男の妊娠発覚を喜んだのもつかの間、再び口の中が苦いと感じ、あ~~~また来たかー!!と落ち込みました。
唾液の分泌量減少
妊娠中に口の中が苦い原因として、唾液の分泌量が減少することが挙げられます。
妊娠し、唾液の分泌量が低下すると、口の中が乾いた状態となりべたつきます。
すると、何気なく今で飲んでいた水ですら、苦いと感じて飲めなくなります。
美味しいと感じていた清涼飲料水でも苦いと感じることもあります。
また、苦いだけではなく、唾液の分泌量が減ったときに気をつけるべきことが虫歯です。
唾液が少ないと口の中では細菌が繁殖しやすく、虫歯になりやすくなります。
こまめなうがいやこまめな歯磨きを心がけましょう。
亜鉛不足
亜鉛不足も口の中が苦いと感じる原因の一つです。
ミネラル不足も原因となります。
舌の表面には味蕾という細胞があり、亜鉛不足やミネラル不足により、味蕾の細胞の代謝が滞ってしまうと、味覚障害が起こったり、口の中が苦いと感じてしまいます。
つわりでなかなか食事が思うように摂取できなかったり、亜鉛は赤ちゃんの発達のために大量に必要となるため、不足しやすい栄養素です。
食事の中で亜鉛、ミネラルをできるだけ積極的に摂取したいですね。
胃液や胆汁の逆流
胃液や胆汁がつわりにより逆流してしまい、口の中が不衛生になってしまっていると、口の中が苦い状態となります。
妊娠中の口の中が苦いときの対処法
では妊娠中に口の中が苦いときの対処法についてです。
飴やガム
飴やガムを食べると、口の中に爽快感が広がりおすすめです。
さっぱりとした柑橘系のフレーバーのガムや飴も良いですし、私のお気に入りはキシリトール系のガムでした。
フルーツ系の甘いガムのほうが美味しいと感じる時期もあれば、甘ったるくて具合が悪くなり、キシリトール系しか食べられない時期もありました。
自分がこれなら食べられるぞ!というフレーバーの物を選ぶとよいですね。
しかし、妊娠中は虫歯になりやすいため、飴やガムの選び方には注意が必要です。
砂糖不使用、キシリトール配合、胎児に影響を及ぼすアスパルテームという甘味料が使用されていない物を選びましょう。
歯医者さんが作ったという歯科専売品のキシリトール100%のガムがおすすめですが、市販のガムでもシュガーレスでアスパルテーム不使用であれば安心して食べることができます。
飲み物で紛らわせる
飲み物を飲んで苦味を紛らわせるのもおすすめです。
フルーツジュースや炭酸飲料で苦味に対抗しましょう。
ただし、フルーツジュースの場合、飲みすぎてしまうと、体重の増加につながってしまいます。
口が苦いと感じるたびに飲んでしまうと、体重増加に大きく栄養を及ぼしてしまうため、できるだけ、炭酸水などで紛らわせることができるとよいですね。
無糖の炭酸水にフレーバーがついているものもありますし、レモンを絞ったりするのもよいですね。
梅を潰したものを入れて飲むのも美味しいです。
すこし甘みがほしいなというときは、オリゴ糖を少々入れて甘みをプラスしましょう。
フルーツジュースの場合は、できるだけ果汁100%のものを選びましょう。
ジュース類は重いので、ネットショッピングなどを活用してまとめ買いしておくことをおすすめします。
500mlのペットボトルのものを購入して枕元において置けば、寝る前や寝起きに飲んでスッキリすることもできますね。
歯ごたえのある食べ物
歯ごたえのある食べ物を食べるのもおすすめです。
ハードなタイプのグミやソフトキャンディーなどの噛みごたえのある物を食べると、唾液の量を上手に調整するこおとができ、口の中の不快感が緩和されます。
固めのお煎餅やカリカリ梅などでも緩和される妊婦さんは少なくありません。
何かを長く口に入れて、唾液が分泌されることで苦味が緩和されるのですね。
歯磨き
歯磨きもおすすめの対処法です。
歯磨きをすることで、口の中がさっぱりとするため、苦い口を爽快にしてくれます。
お気に入りの歯磨き粉を何種類か用意しておくと、より歯磨きを楽しく行いながら苦味に対処できますね。
仕事などを続けていても、歯磨きならトイレでちょくちょくできるので役立ちますね。
妊娠中になりやすい虫歯対策にもなり一石二鳥ですね。
バランスの良い食事を!
妊娠中に口の中が苦くなってしまうと、食事もあまりとりたくないくらい具合が悪くなってしまいます。
しかし、栄養が足りていないと、更に気持ちが悪くなってしまう原因となります。
妊娠中の体のや変化の根本的原因は女性ホルモンの影響ですね。
妊娠を維持するためには、ヒト絨毛性ゴナドトロピンや黄体ホルモン、ステロイドホルモンや女性ホルモンが急激に増加するのです。
そのため、ホルモンによる様々な影響があり、体の状態が変化するのは仕方ないことです。
それを解消しできるだけ普段通り過ごすためには、多く取り入れるべき栄養素もたくさんあります。
- 葉酸
- カルシウム
- ビタミン
- ミネラル
など、妊娠中の体にとってものすごく重要となる栄養素です。
- 亜鉛などのミネラルを含む牛肉
- 豚
- その他肉類
- 煮干し
- 海苔
など多く摂取する必要があります。
できるだけ食事の中に必要な栄養素を摂取することができる食材を取り入れたいですね。
しかし、栄養のバランス、栄養が足りていないということばかりを気にしてしまっていると、逆にストレスとなり、体調がより乱れたり、食事の摂取が苦痛となってしまいます。
摂取できなくもあまり自分を責めたりせず、1日の食事の中、1回1回の食事のなかに取り入れるのは難しいため、1週間単位で考え、1週間かけてバランスの良い食事ができたら○としましょう。
どうしても食事の中で摂取できない栄養素があれば、かかりつけの産婦人科の医師に確認してから、問題がなければサプリメントを活用して摂取するのもおすすめです。
妊娠中の口の中の虫歯や歯周病に要注意!
妊娠中は、歯茎から出血しやすい状態となります。
口の中が苦いこともあり、常に何かを飲んでいたり食べているため、口の中は良い状態とはいえませんね。
また、歯の健康を維持するために必要な、カルシウムがお腹の赤ちゃんが必要とし、母体の方では不足してしまうので、より虫歯になりやすくなります。
カルシウムを積極的に摂取したり、こまめな歯磨きを行いましょう。
できれば歯科検診にも行っておくことをおすすめします。
つわりで歯磨きが気持ちが悪くなり、できなくなってしまうということもあります。
ちょっとした小さい虫歯だったのに、妊娠してからどんどん進行し、ズキズキと痛んでしまうということもあります。
出産後は赤ちゃんとの生活があり、より歯医者に行く時間はなくなってしまうので、妊娠中にできるだけ受診し直しておきましょう。
まとめ
妊娠中は口の名が苦い状態となってしまい、気持ち悪さがより増してしまいますね。
様々な体の変化の中でも、四六時中口の中が苦いのは辛いものがあります。
妊娠初期からしばらく仕事を続けるという場合もかなりしんどいですね。
自分にあった対処法で口の中の苦味を緩和し乗り切りましょう。
安定期に入ると落ち着く妊婦さんもいますが、出産間際まで続く妊婦さんもいます。
私は出産した直後にサッとおさまり驚きましたし、爽快感で久しぶりに食べ物が美味しく感じるようになりました。