妊娠検査薬で陽性にならないけど妊娠!?妊娠3週目に起こる体の変化は?

妊娠2週目までには、大きな影響が母体には起こりません。
あまり変化を感じること無く、受精卵が出来上がり、卵管を通り、子宮への運ばれる時期です。
そして妊娠3週目。
ようやく妊娠が成立します。
妊娠成立に際し、着床後は体への大きな変化が起こり始める時期となります。
早い人は妊娠初期症状を感じ始めます。
妊娠3週目、着床後の体にはどのような変化が起こるのかご紹介しますね。
また、妊娠3週目の過ごし方で気をつけたい注意点も合わせてお送りします。
目次
妊娠3週目!体はどんな状況にある!?
妊娠3週目は最後の生理が終わり2週間ほど経った頃となりますね。
受精卵が完全に出来上がり、着床し、子宮内膜に潜り込んでいるような時期です。
ようやく妊娠が成立する大切な時期が妊娠3週目だといえます。
排卵前後から基礎体温は高温期となっていますが、妊娠3週目もまだ高温期が続きます。
もし妊娠が成立しなかった場合は低温期に戻ります。
妊娠していれば高温期が続き、高温期が続くか否かが妊娠4週目に入ることができるかどうか判断することができる1つの目安となりますね。
妊娠3週目は着床時期
妊娠3週目は妊娠2週目で出来上がった受精卵が子宮内膜に着床する時期です。
ところが、子宮内膜にくっつくことですぐに着床完了となるわけではなく、くっついた後、少しずつ少しずつ子宮内膜に潜りこむことで着床完了となります。
子宮内膜に入り込み根を張ると赤ちゃんの形が作られる細胞のもととなります。
妊娠3週目、着床後に現れる体への変化は?
受精卵が子宮内膜に着床すると、絨毛という組織が根を張ります。
その外側で細胞ができ、この細胞からhCGというホルモンが分泌されます。
このhCGというホルモンの分泌は妊娠していない女性、男性には分泌されることのないホルモンです。
そのため、体内のホルモンバランスに急激な変化が起こるようになります。
妊娠準備が始まってきたという嬉しい変化ではありますが、この影響により妊娠初期症状が起こります。
- 微量の出血
- 体のだるさ
- 強い眠気
- 胸の張り、痛み
- おりものの量の変化
- 腹痛
- 下腹部痛
- 便秘
- 頻尿
- 下痢
- 肌荒れ
- 味覚の変化
- 嗅覚の変化
- 情緒不安定
- 基礎体温が高い
などという症状が見られますね。
着床痛でお腹が痛くなる!?着床による出血も?
妊娠3週目には着床が起こるため、着床痛や着床出血という症状が起こります。
着床による出血
妊娠による出血は、内容の如く着床出血と呼ばれます。
着床出血は微量の出血が起こります。
受精卵が子宮内膜に潜り込むときに子宮の壁が傷つくため、出血が起こります。
おりもののような感じで、薄いピンク色又は薄い茶色っぽい色のものが出血します。
生理よりもはるかに少ない出血量であることが多いものの、普通に生理のように出血するということもあります。
ほとんどの場合は数日間以内におさまります。
着床痛
着床痛とは、受精卵が着床する時に起こる痛みです。
妊娠3週目に腹痛があったという経験をしたママが多いものの、実は着床痛は医学的には証明されていないものなのです。
排卵による排卵痛と勘違いしている説もあるものです。
痛む場所や痛みの程度、痛みが続く時期は個人差があります。
妊娠3週目!妊娠検査薬で陽性は出るの!?
妊娠3週目で着床し、妊娠が成立しているのなら妊娠検査薬で陽性の判断が出るのでは!?と思いますよね。
ところが、妊娠3週目の時点では残念ながらまだ妊娠検査薬での妊娠の有無は判断することができません。
市販の検査薬の場合、受精卵が着床してから分泌されるようになるhCGに反応し妊娠の有無が判別できます。
妊娠3週目でもhCGの分泌は始まっているものの、尿に排出され検出出来るようになるのは、もう少し経ってからの妊娠4週目頃からとなります。
妊娠3週目で妊娠検査薬を使うというのはフライングです。
また、妊娠4週目からも検査の結果がでることはありますが、薄かったり、反応が怪しく、正確に判断するのは難しい時期です。
妊娠5週目くらいからだと正確な判断ができるので、市販の検査薬で判断したい時は妊娠5週目以降に使用したほうが良いでしょう。
妊娠3週目の赤ちゃんの様子は!?
妊娠3週目の赤ちゃんの様子はというと、まだ赤ちゃんの形や姿を確認することはできません。
赤ちゃんの細胞、胚と呼ばれる状態です。
細胞はとても小さく超音波検査でも確認することは不可能です。
妊娠5週目頃になると胎芽と呼ばれる形になり、確認する事ができるようになってきます。
妊娠3週目の過ごし方で気をつける注意点は?
妊娠3週目の妊婦さんは、普段通りの生活を続けても構いません。
とても大切な時期ではありますが、普通の生活が悪影響を与えるということはありません。
無理せず規則正しい生活を続けていれば大丈夫です。
しかし、妊娠中の喫煙や飲酒は子宮の血行不良の原因となり、流産や早産が起こってしまう可能性が高まります。
自分自身の禁煙や禁酒を勧めたり、少しでも妊娠している可能性があると感じている場合はパートナーにも気をつけてもらうようにするとよいですね。
まとめ
妊娠3週目はまだ赤ちゃんの存在を感じることが難しい時期ですが、赤ちゃんが10ヶ月かけて大きくなる一番最初の部分が形成される大切な時期ですね。
赤ちゃんとママが体の中で結びつき、妊娠の準備が行われます、
とても大切な時期ですが、普通の生活を無理せずしてリラックスして過ごしましょう。