妊娠線ができにくくする予防法と妊娠線ができた時に目立ちにくくする方法!

妊娠、お腹が大きくなってくると共に、お腹に出来るのが妊娠線(ストレッチマーク)ですね。
お腹だけではなく、お尻や胸にできてしまうこともあります。
そんな妊娠線ですが、一度、お腹やお尻、胸にできてしまうと、なかなか消すことは難しいのです。
妊娠線が出来る前に、正しい予防で防ぐ必要がありますね。
予防するためには前期と後期で方法が異なります。
また万が一、線ができてしまった場合に目立ちにくくするための対策についても知っておきたいところです。
そこで今回は妊娠線の前期と後期の予防法と、できてしまった時の対策について、詳しくご紹介していきます。
目次
妊娠線はいつから出来る?
妊娠線はお腹、胸、お尻、太もも、二の腕などにできます。
皮膚の断裂跡となります。
最初は赤紫色の細い筋のようになり、時間が経ってくると白くなってきます。
妊娠線はお腹が大きくなってくるとでき始めます。
大体妊娠5ヶ月頃から7ヶ月頃までにできやすくなります。
妊娠線が出来る時期には個人差があり、できないこともあります。
また、妊娠線ができても1本くらいでおさまる場合もあれば、10本以上できてしまうこともあります。
出産の後には、徐々に目立たなくなるものの、完全に消えることはほぼ無く、難しいと考えられます。
妊娠線ができる原因は?
では妊娠線ができる原因についてです。
ステロイド量の増加
体の中ではステロイド(糖質コルチコイド)というホルモンが分泌されています。
このステロイドは妊娠中増加する傾向があります。
ステロイドの分泌量が増加すると、コラーゲンを 作り出す細胞の増殖が抑制去れます。
すると肌は弾力や潤いを失い、妊娠線ができやすい状態となるのです。
急激な皮膚の伸び
急激な皮膚の伸びも妊娠線ができてしまう原因となります。
妊娠5,6ヶ月頃になると、急激にお腹が大きくなってきますよね。
すると皮膚の表面の下にある皮膚、真皮という組織が急激に引っ張られる状態となるのです。
妊娠中は潤いが足りないため、引っ張られてしまうと、細胞同士の結合が壊れやすくなってしまうのです。
真皮が断裂し、肉割れが起こり、妊娠線となります。
妊娠線の予防法
妊娠線の予防法としては、潤いや弾力がなくなることで出来やすくなってしまうため、
肌の十分な保湿、皮膚に負担をかけないということが予防のポイントとなります。
保湿ケアで妊娠線予防
まずは保湿ケアで妊娠線を予防しましょう。
お腹だけを予防していていると、胸や二の腕やお尻や太ももに妊娠線ができてしまいます。
そのため、乾燥が気になる部分をこまめに保湿しましょう。
お風呂上がりなどに、自分の好きな香りの保湿剤を使用し、保湿ケアを行うことで、リラックスにもなります。
また、保湿剤の中には、妊娠線予防用のクリームやオイルも販売されてます。
自分の好みにあった香りや使い心地のものを選ぶとよいですね。
保湿ケアは毎日欠かさずに行い続けるということが大切です。
ストレスにならないような使いやすい保湿剤を選びましょう。
また、たっぷりと塗り保湿することが大切なので、価格の面でも負担にならない大容量のものなどを使用するとよいですね。
ガードルや腹帯で予防
保湿ケアだけではなく、ガードルや腹帯で予防するという方法もあります。
ガードルや腹帯を使用することにより、大きなお腹を支えることができます。
お腹を支える事により、皮膚に大きな負担がかかりにくくなり、引っ張られないように防ぐことができるため、妊娠線予防ができます。
クリームやオイルなどで保湿ケアを行った後、ガードルや腹巻きでお腹を覆ってあげましょう。
支えるだけではなく、クリームやオイルが乾きにくく、保湿力アップにもなります。
冷えの対策にもなりますよ。
ガードルや腹帯には色々な種類があります。
生活スタイルや季節に合わせ、合う物を選びましょう。
- ガードル
サポート力が高いです。
外出時もお腹の重みをしっかりと支えることができます。
仕事をしている場合や体を動かすことが多い場合はガードルがおすすめです。
妊娠中用のガードル、産後用のガードルなどがあります。
締め付け感の少ないマタニティーガードルを使用しましょう。
- 腹帯
腹帯の場合は保湿力が高くソフトなつけ心地となります。
伸縮性に優れているため、お腹の丸みにフィットします。
体のバランスを整える効果もありますよ。
妊娠線の予防はいつから始めるべき?
妊娠線の予防は前期と後期に始める必要があります。
初期
まずは初期に始めます。
妊娠に気づいたら、できるだけ早く妊娠線予防を始めましょう。
妊娠中はホルモンバランスの変化があるため、肌が敏感になりやすくなります。
肌に優しく敏感肌でも使用できる保湿剤で保湿ケアを恥じましょう。
後期
後期はガードルや腹帯を使い始め予防を始めましょう。
妊娠5,6ヶ月頃にはガードルや腹帯を使用し始める事をおすすめします。
しかし、締めつけ感があるという場合は、無理に使用しなくても大丈夫です。
苦しく感じない範囲で使用しましょう。
妊娠線ができてしまった時の対策
妊娠線の予防をしていたのに、妊娠線ができてしまった、予防を始めるのが遅かったという場合、妊娠線を目立たないようにするための対策についてご紹介しますね。
一度妊娠線ができてしまった場合、完全に消すことは難しいことです。
しかし、できるだけ薄く目立たなくさせることはできます。
皮膚が乾燥している状態だと、妊娠線は目立ちやすくなります。
妊娠線予防クリームやオイルを使用し続け、乾燥せず潤いのある肌を保つようにしましょう。
しかし、保湿だけでは残念ながらお腹の皮膚の一番表側の皮膚、表皮しか保湿することができないため、分裂してしまった真皮をケアし妊娠線を消すということはできないのです。
セルフケアで出来るのは目立たなくするまでとなりますね。
妊娠線が気になる、薄くならない、跡を完全に消したいというような場合は、皮膚科、整形外科に相談し、治療を受けるとよいですね。
レーザー治療、炭酸ガス治療などを受けることで、消すことができます。
まとめ
妊娠線は一度できてしまうと、消すことは難しくなります。
そのため、予防をすることがとても大切ですね。
妊娠したのだからしょうがないと感じていても、後々後悔することがるので、ケアする事をおすすめします。
根気よく保湿を続ければ予防できるので、続けて予防しましょう!