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妊娠中は脳梗塞になりやすい?!原因や避けるための対処法!

脳卒中は日本人の5人に1人が発症すると言われている疾患です。

脳卒中の一種である脳梗塞は脳卒中の全体の75%を占めています。

脳の血管が詰まってしまう病気です。

医療の進歩により、発症しても亡くなってしまうことは少なくなってきていますが、身体に障害が残ってしまうケースが多い病気です。

そんな脳梗塞は妊娠中のママに起こることもあります。

そこで今回は妊娠中の脳梗塞についての原因や起こらないようにするための対処法について詳しくご紹介していきますね。

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脳梗塞とは?

脳梗塞は脳の血管がつまってしまう病気の一種です。

脳卒中の中の一つとなります。

脳卒中にはくも膜下出血、脳出血などがありますが、虚血性脳卒中と出血性脳卒中の2種類に分けられます。

脳梗塞は脳の血管が詰まってしまうことで神経細胞にとって必要な栄養素や酸素が行き渡らなくなってしまうことにより、脳細胞が破壊されてしまう病気で、虚血性脳卒中に分類されます。

高齢者に起こることが多い病気だと言われていましたが、現在は30代から50代でも起こることがあり、若年性脳梗塞とも呼ばれています。

脳梗塞の種類とは?

脳梗塞の中にも様々な種類があります。

脳梗塞とは脳の血管が詰まってしまうことにより起こる病気だと言うイメージが強いものの、大きくわけて3つの脳梗塞があります。

ラクナ梗塞

脳にある血管は太いものから細いものまで様々な太さの血管が存在しています。

ラクナ梗塞の場合は、脳の細い血管が詰まることにより起こるものです。

日本人に起こる脳梗塞の中でも一番起こりやすい脳梗塞となります。

血管が細いため、意識をなくしたり手足が痺れたり麻痺したりという大きな症状が出ないことが特徵の一つです。

症状が起こるとしても早朝だけ夜だけといった傾向があり、短いスパンで起こります。

そのため、このような傾向から、無症状性脳梗塞とよばれることもあります。

アテローム血栓性脳梗塞

ラクナ梗塞とは真逆で、頸動脈などの大きな血管が詰まる病気です。

脳梗塞と聞いてイメージする症状に一番近い脳梗塞だと言われています。

手足のしびれや麻痺、ろれつが回らなくなる、顔面麻痺、経つことができないめまいや吐き気、嘔吐に襲われます。

中大脳動脈などの脳の中で太く張り巡らされている血管に起こります。

大血管病性脳梗塞と呼ばれることもあります。

大きな発作が起こり、最悪の場合は死に至ります。

心原性脳塞栓用

上記の脳梗塞とはことなり、原因が心臓から始まる脳梗塞となります。

心臓は全身に血を巡らすために必要な大事な期間ですが、心臓に血栓ができてしまうことにより、血栓が徐々に血管を通り脳へ流れ心原性脳塞栓用が起こります。

脳でできた血栓とはことなり、心臓の血栓のサイズが大きく、脳の太い血管が簡単につまります。

どの脳梗塞よりも重症化しやすく、治療がうまく行って命をとりとめても、後遺症が残りやすい傾向があります。

妊娠中に脳梗塞になってしまう原因は?

妊娠中にも脳梗塞が起こってしまうことはあります。

なぜ妊娠中に脳梗塞になってしまうのか原因をしっておきたいですね。

原因として考えられることを挙げていきますね。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は高血圧や尿蛋白の症状が見られますね、

妊娠中毒症と呼ばれることもあります。

妊娠20週目以降から分娩後の12週目頃までに起こりやすいと言われています。

合併症が起こることもあり、発症しやすい合併症の一つに脳梗塞が挙げられます。

脳出血も起こりやすう、脳出血に比べると脳梗塞が起こる可能性は低いものの、起こる可能性があります。

重症化してしまうと、赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性があります。

血栓症

血管に血栓ができてしまう病気です。

血液の中に血の塊ができてしまうため、血液の流れが止まります。

特に太ももや足の付根などの下肢の静脈にできやすい傾向がり、自覚症状がないことが多い傾向があります。

しかし場合によっては足の片側だけが赤く腫れ上がったり、ふくらはぎが痛むことがあります。

一度血栓ができると全身のどの血管が詰まってもおかしくない状態となります。

肺の動脈に飛びやすい傾向がありますが、脳にながれてしまうと脳梗塞がおこりますね。

その他

その他かんがえられる原因としては、運動不足、生活習慣の乱れ、肥満、ストレス、喫煙、飲酒などが原因で脳梗塞が起こってしまうことがあります。

妊娠高血圧症候群や血栓症が起こる原因は?

妊娠中に脳梗塞を起こす原因となる妊娠高血圧症候群や血栓症が起こる原因を知ることも大切ですね。

これらの2つが起こりやすくなる原因は以下のことが挙げられます。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群になってしまう原因ははっきりとはわかっていません。

しかし有名な説としては、妊娠15週目頃までの間に胎盤の血液が正常ではない状態で作られてしまうことにより起こると言われています。

妊娠初期は母体と胎児の間で正常に血液が流れるように対バンhgは作られ、子宮の血管の壁も作り直されます。

しかし、そのときに上手に形成ができないことにより、スムーズに血液が送り届けられず、それでも無理に酸素や栄養素を送り届けようとして血液が流れ続けることで高血圧になってしまうと考えられています。

妊娠高血症候群になりやすい人の特徵としては

  • 初産婦
  • 母体が35歳以上
  • 母体が15歳以下
  • 妊娠前から肥満

などが主に挙げられます。

他にも、ストレスを感じ溜め込みやすい、食生活の塩分摂取量が多い、不規則な生活習慣を送っているということも原因として考えられています。

また、自分を出産した親が妊娠高血圧症候群になったことがあると言う場合も注意が必要だと言われています。

血栓症の原因は?!

血栓症の原因としては、妊娠すると女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの分泌量が増えますね。

するとエストロゲンには血液を固まりやすくする傾向があり、エストロゲンにより凝固作用が働き血液の塊ができてしまうと考えられています。

エストエロゲンと似た働きが妊娠後期になると起こるようになり、その結果血栓症になるとも考えられています。

また水分不足も原因となります。

妊娠を維持するために妊娠前よりも妊娠中は平均的に体温が高くなります。

またつわりもありますし、赤ちゃんに栄養素や酸素を送り届けるためにも水分が必要となるため、ママは水分不足に陥りやすくなります。

水分不足となると血管がドロドロになり固まりやすくなってしまい血栓症に繋がります。

運動不足も原因となります。

妊娠中はできるだけ安静にということで運動量が極端に少なくなってしまい、運動不足に陥ることがあります。

すると下肢をあまり動かす機会がなくなり、血液が滞り血栓ができてしまうのですね。

お腹が大きくなってくるおt、お腹により腹腔内の静脈が圧迫され、その結果血栓ができてしまうこともあります。

妊娠中の脳梗塞を防ぐためにできることとは?!

では妊娠中の脳梗塞の発生を防ぐためにできる対策についてです。

同じ体勢で過ごさないようにする

まずは同じ体勢で過ごさないようにしましょう。

血栓症を防ぐためにもですが、長時間同じ体勢で過ごすことにより、血液の流れが悪くなり脳梗塞になる可能性が高まります。

同じ姿勢で過ごすのは避け、こまめに体勢を変えるようにしましょう。

仕事などにより座って居なければいけない時間が長いという場合は、下半身を伸ばしたり足先を曲げたり伸ばしたりして、血液を意識的に巡らせるように心がけることが大切です。

こまめな水分補給

こまめに水分補給を行いましょう。

血液がドロドロになってしまわないようにすることが大切です。

無理して一気に飲むのはよくありません。

効率的に水分を吸収するためにも、こまめに水分補給することが大切です。

つわりなどにより水がどうしても飲めないと言う場合は、他の飲み物で代用しましょう。

しかし、砂糖が豊富に含まれているジュースや清涼飲料、カフェインが含まれているものなどは控えましょう。

生活習慣の改善

生活習慣の改善も大切です。

妊娠高血圧症候群に対しても血栓症に対しても、規則正しい生活習慣が対策となります。

塩分や高カロリーな食事を控え、栄養のバランスが整った食事を心掛けたり、適度な運動を取り入れたり、十分な睡眠をとることが大切です。

また、ストレスを溜め込まないようにリラックスできる時間を設けたり、ストレスを解消できることを取り入れていきましょう

好きなことをする時間も大切ですね。

その他の対策

  • 締めつけ感のない衣類を着用する
  • 身体負担がかからない姿勢をとる

なども対策となります。

どの対策も継続することで予防となるので、心がけながら習慣にしていきましょう。

まとめ

妊娠中の脳梗塞に対して、神経質になる必要はありませんが、対策を行っていて損はありませんね。

また、気になる症状がある場合は、早めにかかりつけの医師に相談することをおすすめします。

健康的な赤ちゃんを出産するためにも、あまり神経質になること無く、過ごすことが一番大切です。

脳梗塞は早期発見早期治療がものすごく大切です。

楽しいマタニティ生活を送るためにも、神経質になりすぎない程度に心がけた生活を送りましょう。

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