子供の乳歯がなかなか抜けない!生え変わらないのはなぜ?病院へ行くべき!?

子供のお友達の乳歯が抜けたという話しを聞きながら、我が子の乳歯がなかなか抜けないとなると、どうしてだろうと不安になり心配してしまいますよね。
しかし、乳歯が生えてくるときのように乳歯が抜ける時期に個人差があります。
ところがなかなか抜けない状態が続くと心配です。
なにか対処法が必要なのかも気になるところですよね。
そこで今回は乳歯がなかなか抜けないとき、生え変わらないときの対処法についてご紹介します。
また、なかなか乳歯が抜けないのにも関わらず、永久歯が生えてきてしまうという場合の対処法や病院へ行くべきかなどもお送りしていきますね。
目次
子供の乳歯はいつ抜ける?
子供の乳歯はいつ頃抜けるのか?ということについてです。
子供の乳歯が抜けて永久歯が生えてくる時期としては、6歳前後~始まります。
6~7年程かけ、だいたい12歳頃までに乳歯はなくなり永久歯となります。
20歳ころになると親知らずが生えてくることもありますね。
生え変わったときの歯の本数は?
乳歯の時は歯は全部で20本となります。
しっかりと食べ物を食べる力により、顎や顔の形が整い初め、永久歯が生えることができる場所を確保していきます。
顎や顔の形が整いはじめると、乳歯が抜けた所に28本の歯が生えてきます。
すこし歯の数が多くなるのですね。
子供の乳歯はなかなか抜けない…なぜ?原因は?
子供の乳歯は成長につれて抜けていきます。
自然に抜けていくはずなのに、なかなか抜けないということもおあります。
乳歯がなかなか抜けない場合、生え変わらない場合、歯医者でレントゲンを撮ってもらうと良いです。
すると乳歯の下で永久歯が成長してきているか否かを確認することができます。
抜けずに生え変わらない原因としては以下のことが挙げられます。
歯と顎の大きさがまだ合わない
歯の大きさと顎の大きさがまだ合わないということが考えられます。
顎のスペースが不足している場合、永久歯が上手に生えてくることができないため、抜けるのが遅くなります。
顎の大きさは遺伝であることもありますが、あまり普段から硬いものを噛まない、柔らかいものばかり食べているという場合、顎がしっかりと発達しないため、よく噛み顎を発達させることが大切です。
乳歯が癒合歯に…
癒合歯というものは、歯が2本くっついてしまっている状態です。
2本は1本になっています。
癒合歯は永久歯が1本欠如してしまっているため、生えて来ないことがあるのです
そのため、癒合歯の歯根が溶けにくいため、乳歯が残ることもあります。
虫歯に気をつけて入れば特に治療の必要はないです。
しかし、場合によっては抜歯が必要となることもあるので歯医者で見てもらうとよいです。
永久歯が欠如
永久歯が生まれつき欠如している先天性欠如と言う場合があります。
欠如していると乳歯が抜けずに生えた状態が続くことがあるのです。
しかし乳歯が20歳前後で抜けてしまい隙間ができてしまうことがあるので、気になる場合はインプラントや矯正で治療することになります。
乳歯が抜けていないのに永久歯が…?!
乳歯が抜けていないのにも関わらず、永久歯が横から生えてきてしまうことがあります。
あまり珍しくないケースであり、レントゲンを撮り治療が必要な時は治療が行われるときがあります。
永久歯が生えてきたのに乳歯が残ったまま
永久歯が生えてきているのにも関わらず、乳歯が残ったままの場合があります。
永久歯は歯茎の中に生えてきているものの、表には出ていない状態なのです。
しかし、乳歯の根の近くまで生えて来た時に乳歯が徐々に溶けてしまい自然に抜けるのです。
ところが乳歯の根がうまく溶けないと乳歯が抜けない状態で永久歯が生えて来てしまいます。
乳歯がグラグラしているという場合は問題ありません。
もう少しすると自然に抜けます。
しかし、まったくグラグラしていない、抜ける気配がないという場合は歯医者で抜歯する必要がある場合もあるので受診しましょう。
乳歯が永久歯と並び二枚刃に
乳歯は永久歯の真下から生えてきます。
そのため永久歯により乳歯が押し上げられ抜けます。
ところが乳歯がうまく押し出されずにずれてはえてくることで、乳歯と永久歯が二枚刃のように生えてしまいます。
この場合もすでに押し出され始めていて乳歯がぐらついている場合は自然に抜けるものの、まったく抜ける気配がないという場合は抜歯や矯正の必要がある場合があるので受診しましょう。
乳歯が抜けないとどうなる?歯並びが悪くなる!?
乳歯がなかなか抜けないと歯並びが悪くなってしまうのではないかと不安になりますよね。
癒合歯の場合や先天性月所の場合で乳歯が抜けず生えて来ないと歯が傾いてしまったり、歯並びが悪くなったりかみ合わせが悪くなることがあります。
かみ合わせが悪くなり、顎関節症になってしまうこともあります。
そのため、癒合歯や先天性欠如が見られる場合は歯医者さんに受診し歯科医師に確認してもらいましょう。
診察の上で治療が必要となることもあります。
しかし一方で、早く抜ければ良いという問題ではなく、顎がしっかりとスペースを作ることができてないのに、早く乳歯が抜けてしまうと永久歯が抜けるスペースがなくなってしまったり歯並びが悪くなってしまう原因となります。
乳歯がなかなか抜けないときは…
乳歯がなかなか抜けない時は、しばらく様子を見てみましょう。
歯が生えて来るときと同じように乳歯が抜ける時期にも個人差があります。
また、早く抜けることだけが良いことではなく、顎や顔の骨格の発達がしっかりと済んでいないのにも関わらず抜けてしまってもよくありません。
全く抜ける気配がない、乳歯と永久歯が一緒に生えてしまっているというような場合など歯の心配がある時は一度歯医者に受診して見てもらう事をおすすめします。