妊娠中にお腹が張る!赤ちゃんからの大事なサイン?!お腹が張った時の対処法!

妊娠中、様々なことに気をつける中で、お腹の張りには十分な注意が必要となります。
お腹の張りを感じても、問題の無い場合もありますが、危険性のある張りの場合もあるのです。
ママは我慢出来る張りでも、赤ちゃんにとっては異常をママに知らせるためにとサインを出しているのかもしれません。
そこで今回は、妊娠中のお腹が張るときの見極めかたや対処法について、詳しくご紹介していきます。
目次
妊娠中のお腹の張りはどんな感じ!?
妊娠中のお腹の張りは、妊婦さんごとの感じ方が異なります。
- ギュッと絞られいるような感じがする。
- お腹がへこまないぐらい、ボールのように固くなる。
- 下腹部が引っ張られるような感じがする。
などなどが起こります。
お腹の張りを感じない場合も?!
お腹の張りが分からない、気づかないということもあります。
妊婦さんでも仕事をしている、兄弟のお世話があるなどにより、忙しく動いていると張りに気づかないことがあります。
また、張りが続いていることで気づかないということもありますね。
妊婦健診で、お腹が張っていないかどうか尋ねられても、自分で張っているか張っていないか分からないという場合も少くないのです。
妊娠中にお腹が張る原因
では妊娠中にお腹が張る原因についてです。
妊婦さんごとに張りの感じ方が異なるように、張りの原因もそれぞれ異なります。
問題の無い張りの場合もあれば、流産や早産などの危険な状態を知らせてくれているサインである場合もあります。
張る原因についてしっかりと知っておきたいですね。
動きすぎ・疲れ
動きすぎや疲れが原因でお腹が張る場合があります。
長時間立っている、長時間あるき回った、長時間同じ姿勢で過ごしたなどということが原因となり、お腹が張ることがあるのです。
また、運動などをしたときも張りますし、運動をしていなくても一生懸命日常的な家事をしたときなどにもお腹が張ります。
安定期に入ると、より動くようになるでしょう。
動き回り、疲れを多少感じても、あまり気にせずに動いてしまいがちです。
妊娠は病気ではないため、適度な運動必要、体重管理のためにも運動が必要だといわれますが、負荷をかけすぎてしまうのは危険です。
体に負担がかからないように、無理せずに過ごすようにしましょう。
ストレス
ストレスが原因でお腹が張ってしまうこともあります。
- 仕事中にストレスを感じ張る。
- 兄弟の喧嘩やいたずらでストレスがたまり張る。
- 疲れているのに立て込む家事へのストレス。
- つわりに対するストレス。
- 体の変化に対するストレス。
などにより、張ってしまうこともありますね。
便秘・下痢・ガス
便秘や下痢やガスにより、お腹が張ってしまうこともあります。
妊娠中は便秘や下痢になりやすかったり、ガスは溜まりやすくなりがちです。
また、頻尿気味になってしまい、何度もおトイレに行きたいものの、いくことができず、我慢してるときにお腹が張るという場合もあります。
その他
その他の原因としては、仰向けに寝ているときに張る。
- 横向きになっているときに張る。
- 寒い時に張る。
- 緊張したときに張る。
- 性行為をした後に張る。
などという原因の場合もあります。
妊娠初期のお腹の張りは大丈夫?何かのサイン!?
妊娠初期、妊娠0週~15週頃までの間、お腹は張ることがあります。
初期のお腹の張りは、下腹部の違和感や生理痛に似た痛みが起こる傾向があります。
胎児が大きく成長するために、子宮が大きくなってくるため、それに伴い痛みや張りを感じることがあります。
あまり張りを感じないという妊婦さんも多い時期ですが、仕事などで激しく動いたり疲れたときに強く張ってしまうこともあります。
かなり強い張りを感じた時は、約5分ほど横になって休むのが理想です。
休んで収まればとりあえず一安心できます。
横になってもお腹の張りが解消されない、出血やおりものに色がついた状態、正規付近がヒリヒリ痛むという場合、切迫流産となる可能性が十分に考えられます。
できるだけすぐに早急にかかりつけの産婦人科に受診しましょう。
妊娠初期は無理が禁物、妊娠を継続するために、お腹の張りを感じた時は、できるだけ横になり、体を休め張りが落ち着くのを待つようにしましょう。
妊娠中期のお腹の張りは大丈夫?
妊娠中期、妊娠16週~26週目は、妊娠初期は妊娠の継続に神経質になるくらい安静に過ごすようにしていたことでしょう。
妊娠中期は安定期なので、すこし安心して動くことができるようになりますよね。
しかし、長時間のショッピング、長旅などは控え、無理せず過ごしたいところです。
疲れを強く感じないように、こまめな休憩をとれる予定で行動したり、旅行については主治医の先生と相談してからにしましょう。
胎動を感じるようになり、張りを感じた時は、安定期であっても、無理せず体を休め、張りがおさまるのをまちましょう。
妊娠後期のお腹の張りは大丈夫?
妊娠後期のお腹の張りは、胎児がぐんっと大きくなり、子宮も大きくなります。
そして、一番お腹の張りを感じやすい時期となるのです。
妊娠初期、中期にお腹の張りを感じない妊婦さんだった場合でも、後期になるにつれて、お腹の張りを感じてくることがあります。
予定日が近づくと、より張りを感じやすくなる傾向があります。
予定日近くの張りは、赤ちゃんが出産時の練習をしていると考えられています。
しかし、お腹の張りを1日に何度も何度も感じる、定期的な張りがある、張りが起こる時間の感覚が短くなってきている、出血を伴うというような場合、早急にかかりつけの産婦人科に電話をして受診しましょう。
切迫早産、常位胎盤早期剥離などが起こっている可能性があります。
妊娠中のお腹の張りへの対処法
妊娠中のお腹の張りに対する対処法についてご紹介していきますね。
病院へ行くほどではない張りの場合
病院に行くほどではない張り、行ったものの問題ないと言われた場合の張りであっても、無理しないでください。
仕事中に強いお腹の張りを感じた場合は、周囲の人に相談し、少し休ませてもらうようにするとよいです。
少し横になるだけで張りが収まり楽になります。
これくらい大丈夫だと過信しすぎると大変なことになりかねません。
できるだけ張りを感じた時は休みましょう。
病院で自宅安静と診断された場合
お腹の張りが酷く、病院で自宅安静すべきと診断される場合があります。
子宮頸管長が短くなっている、子宮口が少し空いているなどという理由で張り、切迫流産や切迫早産の危険性があるためです。
自宅安静と診断された場合は、家で横になっていなければいけません。
家事もせず、食事と排泄以外は横になった状態で過ごしましょう。
入院しなくてもよいから、自宅で安静にしていれば大丈夫だからと油断せず、家族の協力を得たり、パパの協力を得て安静にしましょう。
兄弟などがいて、協力も得られず、安静にすることができないという場合は、医師に相談すると入院をすすめれてくれるという場合もあります。
安静入院の場合
お腹がひどく張り、横になっても張りが落ち着かない、子宮頸管が短くなってしまっているという場合、安静入院となることもあります。
突然の入院となってしまい驚きますし、困ってしまうことでしょう。
上の子がいる時は、急に離れ離れとなるので、子供もママも辛いですね。
お世話をしてくれる人を決める必要もあります。
症状が落ち着けば早く退院することができる場合もありますが、出産間近まで退院できないこともあります。
よく張りを感じるなと思う場合は、安静入院となる場合もあるということを考え、上の子をどうするかなどを一応考えておくとよいですね。
安静入院中は、基本的にトイレとシャワー以外はベットの上で横になって過ごします。
また、張りが酷い場合は、排泄も食事も寝たままで行い、シャワーを禁止されるということもあります。
服薬にて張りを抑える治療を行い、それでも収まらない場合は、ウテメリンなどという子宮収縮抑制剤を24時間点滴します。
点滴が続くと、血管がボロボロになってしまったり針を指すことができなくなってしまうことがあり、つらいですね。
お腹の張りは赤ちゃんからの緊急サイン?!
お腹の張りは赤ちゃんからの【ママ休んで】のサインです。
妊婦は病人じゃないのだから動きなさいと医師に言われることもありますし、妊娠していてもギリギリまで働く妊婦さんは少くありません。
そこで無理してしまいいがちですが、分娩までの妊娠期間を安定して進めるように、張りを感じた時は少し横になり休むようにしましょう。
まとめ
妊娠中にお腹の張りを感じた時は、無理せず休むというのが一番の対処法です。
また、張りがなかなかおさまらない場合は、すぐにかかりつけの病院に受診し、相談、診察してもらうことをおすすめします。
張りは無理せず安静に過ごしましょう。