1歳7ヶ月の子供の成長

1歳7ヶ月頃になると、親子のコミュニケーションが出来るようになってきます。
子供自身も自分でできることが増えてきますね。
赤ちゃんの成長がひしひしと感じることができる時期です。
1歳7ヶ月の赤ちゃんの発達に関して、身長や体重、言葉の発達、食事についてなどご紹介していきますね。
目次
1歳7ヶ月の体の成長は?
平均身長、平均体重は?
厚生労働省の調査に基づきご紹介します。
1歳7ヶ月から8ヶ月未満の平均身長と平均体重です。(平成22年)
【男の子の平均身長・体重】
身長…81.6cm
体重…11.61kg
【女の子の平均身長・体重】
身長…80.1cm
体重…9.98kg
女の子のよりも男の子のほうが身長も体重も少し大きめです。
子供の成長は個人差があるため、平均よりも多少小さかったり大きくても成長曲線の範囲内であればあまり心配はいりません。
服や靴のサイズの目安
1歳7ヶ月の赤ちゃんの服のサイズは、80~90cmとなります。
靴のサイズは、12cm~14cmとなります。
子供の成長速度にあわせて服や靴を選ぶことが一番大切です。
今ピッタリな服を買うと、すぐに大きくなって着れなくなったり、履けなくなったりするので、ワンサイズ大きめのを購入すると少し長めに着ることができます。
ただし、靴はあまり大きいと歩きにくく、変な歩き方や足への負担になってしまうことも考えられるので、足の大きさを測って適切な大きさを進めてくれる靴屋さんに相談して決める良いですよ。
1歳7ヶ月の言葉の成長は?
1歳7ヶ月頃になると少しずつおしゃべりが上手になります。
言葉の発達の目安は?
1歳7ヶ月頃になると、喃語に3~10語の単語が混ざってきます。
言葉の発達が早い子供の場合は50語程度の単語を離すことが出来るようになります。
4人に1人の割合で2語文を話せるようになる子供もいます。
喋らなくても大丈夫
1歳7ヶ月頃にまだしゃべらないという場合もあまり心配はいりません。
ママやパパは不安になりがちですが、言葉の面での成長には大きな個人差があります。
2歳頃までまったくしゃべれないということもあります。
名前を呼んだら振り向いてくたり、言葉に従って行動ができるという場合はあまり心配はいりません。
良く聞き理解し、言葉が出るのでゆっくりと待ってあげたいですね。
言葉の発達を促すためには、
- 赤ちゃんの興味に合わせて話しかける
- 擬音音や擬態語を使用する
- 短い文章で話しかける
- ゆっくりと大きな声で話しかける
- 子供が言いたそうな言葉を代弁する
- 繰り返し言葉を使う
- 質問をしない
ということを行なっていると言葉が出やすくなりますよ。
絵本を読み聞かせることで言葉によく触れさせるのもよいですね。
1歳7ヶ月頃の食事は?
1歳7ヶ月頃の食事は、一般的に離乳食の完了期から幼児食に移行し始めます。
しかし、離乳食の進み具合にも個人差があるため、子供のペースにあった食事をしましょう。
大人に近い食事が取れるようになってくるものの、子供の頃の味覚形成は将来の生活習慣病予防にもなるので、薄味を心がけるようにしましょう。
食事の量としては大人の半分程度です。
しかし、あくまでも目安であって、それ以上食べる子もいれば食べない子もいます。
食べることにあまり興味を持たない子供も珍しくない時期です。
健康状態に問題がなく、身長や体重も増えているのであれば、過度な心配はいりません。
授乳はいつまで?
1歳7ヶ月頃になると、食事から必要な栄養素を摂取することが出来るようになります。
そのため、卒乳や断乳をする事が多いですね。
しかし、WHOでは、2歳またはそれ以降も授乳をつづけることを推奨しています。
いつまでに授乳をやめなければいけないという決まりはないので、ママと子供の気持ちで卒乳時期を決めましょう。
急いでやめる必要はありません。
1歳7ヶ月のしつけは?
1歳7ヶ月の子供のお世話のポイントについてです。
夜泣きがひどい
1歳7ヶ月頃の夜泣きがひどいと力もついてきているので大きな負担となってしまうことがありますね。
小さな頃から夜泣きがひどかったという場合もあれば、この頃から急に夜泣きがひどくなるという場合もあります。
日中の強い刺激やできごとが興奮となり夜泣きにつながってしまっている可能性があります。
また、夜中に何度も起きてしまうという場合は、早寝早起きにより生活リズムを整えることも大切です。
寝る環境を整えてあげることも大切ですね。
夜中に泣いて起きてしまっても、飲み物を飲ませたりすることで落ち着いてすっと寝てくれるということもあるので、あまり刺激せずにもう一度寝かせてあげるとよいですね。
授乳をすると夜泣きがおさまる、夜中の授乳の回数が少なくならないというような場合は、授乳をやめることを考えるのも一つの手段となりますね。
夜寝ない場合の対処法
あかちゃんが夜に眠ってくれないという場合は、まずは朝は7時前に起こすようにしましょう。
お昼寝の時間を調節してあげるとよいです。
また日中外遊びをすると夜に疲れて眠ってくれるようになるという場合もあります。
寝かしつけに苦戦していると、パパやママにとってストレスと感じてしまうことがありますが、大人がイライラしてしまうと、より子供にイライラが伝わり寝てくれなくなることがあります。
イライラせずにゆっくりと落ち着いた気持ちで寝かしつけられるとよいですね。
イヤイヤや癇癪がひどい
1歳半頃から、自我が芽生え始めるため、イヤイヤ期が始まります。
イヤイヤや癇癪がひどいという場合は不安になることもありますが、成長過程の一つなのであまり心配しすぎずに過ごしましょう。
ピークは2歳と言われています。
苦労が多い時期ですが、一人、両親で抱え込まずに周囲の人の手を借りたり、気分転換できる時間を作るとよいですね。
室内あそび
手先が器用になってくる時期です。
目と手を上手に協調させることができます。
積み木、パズル、お絵かき、粘土、型はめなどの遊びを取り入れていきましょう。
歯のケア
虫歯予防のために、歯磨きの習慣をつけ始めましょう。
歯磨きに関する絵本などを使用しながら行なうのもよいですね。
上下の歯だけではなく、奥歯も生え揃いはじまります。
また、この時期になってもまったく歯が生えてこないという場合は、1歳半健診などで相談してみるとよいですね。
トイレトレーニング
トイレトレーニングをはじめるのは2歳くらいからということが多いものの、1歳7ヶ月頃からはじめることもあります。
子供のおしっこの感覚は2時間程度あいてくるので、徐々にトイレトレーニングを初めてみるとよいですね。
1歳7ヶ月の注意点は?
まったく歩かない
運動の発達には個人差があります。
1歳半をすぎても歩かない子供もいます。
しかし、1歳7ヶ月になっても全く歩かないという場合は、運動発達遅延や発達異常の可能性もあります。
早い時期に治療を開始すると歩けるようになるということもあるので、早めに専門医に相談してみるとよいですね。
まとめ
1歳7ヶ月の子供の成長や発達のすべてをみてみると、個人差が大きい時期となります。
月齢が同じ場合でも、その子その子によって全く発達のスピードが異なります。
あの子は同じ月齢でこんなことやあんなことができているのに、うちの子はできていない!!という場面に出くわしやすい時期ですが、過度に不安になったり、焦る必要はありません。
ゆっくりとそばで見守っていきたいですね。
しかし、どうしても心配である、成長に不安や心配を感じるという場合は、一度不安を解消するためにも、万が一のためにと、専門家に相談してみるとよいですね。
どんどん出来ることが増えてきて、たった数日でもこんなことできた?!と驚いてしまうような成長のスピードですよ。
夫婦でできるだけ見逃さないようにしたいですね♪