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乳幼児のRSウイルスに注意!症状や感染の原因は?治療法や予防法!

RSウイルスは秋から冬にかけて流行する感染症となります。

また、季節に関係なく発症することがあります。

重症化してしまうとRSウイルスについての感染の原因や治療法、予防法についてご紹介したいと思います。

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RSウイルスとは?

まずはRSウイルスについてご紹介します。

2歳までに100%感染

RSウイルスは秋から冬にかけて感染しやすい病気です。

乳幼児が感染しやすい呼吸器感染症ですね。

RSウイルスは感染力が非常に強いため、1歳までの間に半数以上が感染します。

2歳前の間にほぼ100%が感染します。

赤ちゃんは感染しやすい

風邪が原因となるウイルスは色々あります。

その中でも赤ちゃんが感染しやすいのがRSウイルスとなります。

RSウイルスは一度感染しても免疫が十分にできていないため、何度も感染が繰り返されてしまいます。

感染の都度免疫ができると、徐々に症状は軽くなります。

RSウイルス感染症の症状とは?

鼻水

RSウイルスに感染すると、初期症状に鼻水が出ます

鼻の中に入ったウイルスを外へ排出しようとするため鼻水が出るのです。

鼻水がでたときはウイルスを体外に排出しようとしている状態なので、すすらずにしっかりとかんで外に出すようにしましょう。

発熱

一般的に、RSウイルス感染症はウイルスに感染すると2日から8日ほどで潜伏期間のあとに発症します。

RSウイルスにはじめて感染した場合、乳児の場合は約7割が発熱などの症状に見舞われます。

鼻水やくしゃみや発熱などの上気道炎症症状がおこると、数日後に回復に向かいます。

RSウイルスは高熱に弱い特徴があるため、発熱は体内のウイルスの増殖を防ごうとしているのです。

RSウイルスに感染すると、咳がひどくなったり長引く傾向があります。

気道にウイルスが侵入すると、そのウイルスを体外に排出しようとするからです。

咳や痰などの症状が起こります。

気道に炎症が怒ってしまうと粘リけのある痰も増えます。

喘鳴

RSウイルスに感染すると、喘鳴という症状が起こります。。

喘鳴は呼吸をするときにゼーゼーしたり、ヒューヒューといった音がします。

咳き込んでしまい呼吸が苦しくなり、夜に眠れなくなってしまう場合もありますね。

肺炎・気管支炎

RSウイルスに感染した場合、約30%の乳児が肺炎や気管支炎を併発します。

RSウイルスにはじめて感染し、免疫がない場合、乳幼児の病状が悪化しやすい傾向があります。

一度でも感染したことがあればその後RSウイルスに感染しても、肺炎や気管支炎まで悪化してしまうことは少ないです。

急性細気管支炎

急性細気管支炎は、RSウイルスに感染してしまった場合に発症します。

大人はマイコプラズマ肺炎から急性細気管支炎を併発します。

咳が続くと呼吸が苦しくなってしまうこともあり、喘息発作のような状態になってしまうこともあります。

赤ちゃんのRSウイルス感染に注意

 

初めて感染すると…

初めてRsウイルスに感染すると、赤ちゃんは免疫力がないため、症状が重症化してしまいます。

何度も繰り返すことにより、免疫ができてくるため症状がかるくなってきます。

生後3週間未満は注意

生後3週間未満の赤ちゃんがRSウイルスに感染すると、細気管支炎や肺炎などの思い病気に発展してしまうことがあります。

症状が重症化してしまうと、無呼吸発作、突然死などが起こってしまう可能性もあります。

低月齢の赤ちゃんに風邪のような症状が見られた場合、RSウイルスの可能性があるので、早めに小児科に受診し診てもらいましょう。

早産

早産で産まれてきた赤ちゃんの場合、ママからもらえる抗体が少ない傾向があります。

また、呼吸器官が十分に発達していないため、呼吸器感染症のRsウイルスに感染しやすく重症化しやすくなります。

基礎疾患

心臓や肺、筋や神経に疾患がある場合、免疫不全の赤ちゃんはRSウイルスに感染しやすくなります。

重症化してしまうリスクが高いです。

RSウイルスの感染源

接触感染

RSウイルスは鼻水や痰に含まれます。

体外に排出されても、4時間から7時間ほどはウイルスが生きている状態です。

RSウイルスに感染している人の鼻水や痰に触れてしまうだけで感染してしまうことがあるのです。

目、鼻、喉の粘膜に付着すると感染してしまいます。

飛沫感染

RSウイルスに感染している人が咳やくしゃみをすると、ウイルスが飛沫し、そのウイルスを直接吸い込んでしまうと感染してしまいます。

鼻や咽頭の粘膜に付着し増殖し、潜伏期間を経て発症しますね

RSウイルスの治療方法 !

RSウイルスの場合、抗生物質は効きません

解熱剤や痰を切る薬を服用しながらの対処療法となります。

食事がとれないという場合は、点滴を受けて治療する場合もあります。

多くの場合は症状を抑えることが一番大切です。

自宅で安静に過ごしながら、水分をしっかりと摂取しましょう。

脱水症状で薬を飲むこともできないという場合や呼吸困難が起こった場合、二次感染が重篤な場合は入院となってしまうこともあります。

RSウイルスの予防法

手洗いうがい

手洗いうがいは基本的な予防法です。

赤ちゃんがうがいすることはできないのでRsウイルスの感染源を作らないように、家族もしっかりと手洗いうがいをしましょう。

風邪を引いている人との接触を避ける

RSウイルスに感染し症状がよくなっても、症状が消えたあとでも1週間から3週間ほどは感染してしまいます。

予防薬

RSウイルスに対して予防するワクチンは有りません。

しかし、シナジスと呼ばれている予防薬を月に1回摂取することにより、RSウイルスから発展してしまう肺炎などの重篤な症状を抑えることが可能となります。

ただし、シナジスは高額で、1回の摂取につき、8~25万円ほどかかります

大人の場合は保険が適用されませんが、子供の場合は乳幼児医療証が適用される場合があります。

早産児や低出生体重児などの条件により健康保険が適用となる場合もあります。

まとめ

赤ちゃんや乳幼児期はRSウイルスに感染しやすい時期となります。

風邪のような症状からはじまりますが、初めての感染の際は肺炎などの重篤な症状に発展してしまうことがあります。

赤ちゃんに風邪のような症状が見られた場合は、早めに小児科に受診しましょう。

またRSウイルス感染症は何度も感染してしまいますが、徐々に症状は軽くなる傾向があります。

しかし、市販薬などを服用させずに、小児科に受診し処方してもらい安静に療養するようにしましょう。

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