妊娠後期に逆子に!?逆子の原因と逆子を改善するための自宅でできる対処法!

妊娠後期、妊娠生活も終盤にさしかかりますね。
妊娠中に苦しんだつわりや体調不良とももうすぐお別れだと、少し肩の力が抜けてくるころでしょう。
しかし、そんな矢先、検診の結果で、逆子であると告げられてしまうことがあります。
そこで今回は、妊娠後期に逆子になる原因や自宅で改善、予防するための対処法について詳しくご紹介します。
目次
逆子とは?
逆子は骨盤位と呼ばれているものです。
子宮の中で赤ちゃんの頭の位置が骨盤のある方、下に向いておらず上を向いてしまっている状態です。
逆子を放おっておいてしまうと、出産の時、赤ちゃんは産道を頭から通らなければいけないのにもかかわらず、足の方から出ることになってしまうため、自然分娩が困難な状態となります。
逆子とはいえ、殿位と呼ばれているお尻が下に向いている状態の場合と、膝小僧が下に向いた状態の膝位という状態、足を下に向けている足位という3つの種類があります。
3つの種類は足の状態により細かく分類され、出産する際の対処法もそれぞれことなります。
妊娠初期から逆子の赤ちゃんも居る?
妊娠後期になり急に逆子になったと言うわけではなく、妊娠初期から中期に逆子になっているということがあります。
しかし、妊娠後期の状態とは異なり、初期から中期の間は子宮内にゆとりがあるため、動き回ることができ、逆子が解消しやすいのです。
そのため妊娠後期前に逆子だったと言う場合でも、妊娠32週目頃までであれば、上を向いても逆子だとは言い切れません。
逆子になる原因とは?
赤ちゃんも妊娠32週目を過ぎると、身体も大きく成長し、子宮内を自由に動き回ることができなくなってしまいます。
窮屈になります。
頭が重くなってくるので、妊娠中期までは頭が上だった赤ちゃんが徐々に頭が下へと自然になります。
それでも稀に頭が下に向かない場合があり、出産まで下を向かない状態が続く赤ちゃんは全体の3~5%です。
考えられる原因は以下のものが挙げられます。
身体が原因
まずは母体に何らかの原因があると言う場合、逆子になってしまいます。
子宮の内部形状が通常と異なる場合、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮奇形、などの子宮の異常により、胎盤が正常よりも肥育胃位置にある前戯胎盤、子宮口付近に胎盤が付着している低置胎盤、胎盤に異常があるという場合、骨盤が小さい狭骨盤などが原因として挙げられます。
子宮の形が違うので、赤ちゃんが引っかかってしまったり、動きが鈍ってしまったりと言うことが起こります。
赤ちゃん側に原因が…
赤ちゃん側に原因があり、逆子となってしまっていることもあります。
定位体重出生児、水頭症、胎児奇形、双子、三つ子の場合、子宮内胎児発育遅延となってしまいます。
すると動き回ることができず、正常な頭位に戻れなくなってしまいます。
原因がはっきりとしていない
逆子の原因ははっきりと解明されていません。
現段階では逆子になってしまう原因が医学的には解明されていないのです。
羊水方、臍帯などが極端に長い場合、短い場合、母子側に問題がないのに逆子になってしまうことがあります。
逆子が事前にわからない場合もある?
妊娠後期になり、逆子だと指摘されることが多いものの、逆子だと事前にわからない場合もあります。
基本的には32週目までの間、お腹の中で活発に動き回っているため、それまでは様子を見ると言う手段がとられます。
しかし、逆子には自覚症状があるので、医師に指摘されなくても自分で気づくこともあります。
自分は逆子になっていないか確認するためには以下のポイントに注意してみましょう。
胎動が異なる
逆子の場合胎動が異なります。
妊娠19週目、21週目頃から、胎動は始まりますね。
すると通常足や手の動きは激しさが伝わったり、モゴモゴとした動きを感じることができます。
おへその上から胃の下くらいの位置で胎動を感じます。
赤ちゃんの成長と共に、胎動は小さくなってきます。
妊娠後期になると、子宮の中をぐるぐると回る胎動を感じることもあります。
- へそよりも下の位置で胎動
へそよりも低い位置で胎動を感じる場合、特にあまり心配はいりませんが、臍下よりも低い位置で胎動を感じると言う場合、逆子の可能性が高いと考えられます。
赤ちゃんの足が骨盤の方を向いているたそう感じます。
するとママのお腹はとても貼りやすくなります。
おへその下あたりに胎動を感じるだけではなく、膀胱、直腸、肛門の方にどかっと大きな胎動を感じることもあります。
- あばらや胃をぐっと押される
膀胱や下腹部に強い衝撃を感じるだけではなく、あばらや胃をぐっと押されること感じる場合も逆子の可能性が高いです。
お尻と勘違いしていることもありますが、頭があばらあたりにきています。
- トイレが近い
トイレが近くなるという症状もあります。
膀胱のあたりにちょうど足がくるため、膀胱が刺激され、いたみ を感じるだけではなく、トイレがものすごく近くなってしまいます。
頻尿になったり、残尿感を覚えることもあります。
逆子だと帝王切開になる?
妊娠後期に逆子だと診断された場合、出産方法が必ずしも帝王切開となるわけではありません。
逆子にも種類があるので、リスクが低ければ自然分娩が行なわれます。
リスクは殿位→膝位→足位の順に高くなります。
一般的には妊娠30~35週目位までに、逆子を治すための対処法が行なわれます。し
逆子は治すことができるの?対処法は?
では逆子は治すことができるのでしょうか、
自分で行なうことができる対処法についてです。
代表的な対処法としては、医師やプロに行ってもらうことができるお急やツボ押し、外回転術などがありますが、これらは整体院や医師の技術により行ってもらう必要があります。
そこで、今回ご紹介するのは自宅で行なうことができる対処法についてです。
身体を冷やさないようにする
まずは身体を冷やさないようにしましょう。
冷えは大敵です。
お腹の張りにつながってしまったり、赤ちゃんの動きが鈍くなってしまうため、元に戻ることができなくなってしまいます
動きが鈍くなると逆子から元の状態に戻りにくくなってしまいます。
冷たい飲み物や食べ物を控えたり、冷え対策の服装を意識しましょう。
下半身が冷えてしまうと、冷えから頭を守ろうとしてしまい、余計に戻ることができなくなってしまうので、下半身の冷え対策は十分に行いましょう。
寝る向きを意識
寝る向きを意識しましょう。
ママの寝る向きにより、赤ちゃんの逆子は改善されます。
基本的には、赤ちゃんの背骨が上になるように横になるとよいです。
背骨がママの左側にある場合は、右側を下にして寝るようにしましょう。
逆に赤ちゃんの背骨が右側にある場合は左側を下にして寝ましょう。
赤ちゃんの背骨がどちらに向いているかがものすごく重要になります。
適度なウォーキング
適度なウォーキングも逆子への対処法となります。
軽い運動を することにより、子宮や羊水が動くため、赤ちゃんも動きやすくなります。
ただし無理をしない程度に、行なうようにしましょう。
逆子に神経質になりすぎないことが大切
逆子にあまり神経質になりすぎないことも大切です。
妊娠中はお腹が張りやすくなってしまうので、早産の可能性が高まります。
赤ちゃんの頭が子宮の付近になりと、破水もしやすくなってしまいます。
出産の時間が長くなってしまったり、臍の緒が絡んでしまうなどという困難も起こり得ます。
しかし、逆子が出産までの間にずっと続いてしまい、そのまま出産となる確率は5%ほどと低い確率となります。
健康的な妊娠生活の継続のためにも、あまり神経質になりすぎずに過ごすことが大切ですね。