妊娠初期の寒気は流産のしるし?!ほてりや頭痛は?原因と対策!

妊娠初期、寒気を感じるということが多くのママに起こります。
しかし、寒気を感じるということは流産したしるしという人もいます。
妊娠初期に寒気を感じた時は流産してしまっているのでしょうか。
また、寒気を感じるとともに、ほてりや頭痛を強く感じるというママもいます。
そこで今回は、寒気と流産の関係性やほてりや頭痛について、寒気への対策方法について詳しくご紹介していきます。
目次
妊娠初期は寒気が起こる!初期症状なの?
妊娠初期とは、妊娠15週目までをさすことが多い時期となります。
しかし、最近は13週目までを妊娠初期と言い表すこともあります。
受精卵が着床するとされている妊娠3週目頃からは、妊娠の兆候として、妊娠初期症状というものが起こるようになりますね。
吐き気、頻尿、腰痛などを感じるママも多いのですが、寒気を感じるということも少なくないのです。
寒気は妊娠初期症状の一つでもあるのですね。
寒気だけを常に感じるというママもいますが、寒気を感じたり、ほてりを感じたりと交互に変わるというママもいます。
温かい部屋にいるはずで温かいのはわかっているのに、なぜか体だけではブルブルしてしまうくらい寒気を感じる、夏なのに寒気を感じるというような場合、妊娠初期症状だと疑われますね。
妊娠初期に寒気を感じる原因とは?
では続いて妊娠初期に寒気を感じる原因についてです。
高温期による微熱が原因
まず1つ目の原因としては、高温期による微熱が挙げられます。
基礎体温を計測していると、低温期と高温期という時期があります。
妊娠が成立した場合、ホルモンバランスが変化するため、高温期という時期が続きます。
高温期となると、普段の体温に比べ、+0.3℃~0.6℃ほど高い体温が続きます。
平熱が36℃後半くらいの体温だと、高温期の場合、常に微熱くらいの感じとなるのです。
すると、外気と体温の差により、寒気を感じやすくなってしまます。
背中がゾクゾクするような寒気を感じるということもありますね。
自律神経の乱れ
妊娠初期になると、ホルモンバランスが大きく変化します。
すると自律神経が乱れてしまうのです。
自律神経の乱れが起こると、体が冷えてしまい寒気を感じるようになります。
体の芯が冷えると、冷えにより腰痛も起こりやすくなります。
厚着をしたり、身体を温めるようにするとよいですね。
低血圧
遺伝的体質により、元々低血圧の人もいますね。
しかし、妊娠したことにより、低血圧となる場合もあります。
それにより、めまい、たちくらみ、などと共に、寒気を感じてしまいます。
妊娠初期、つわりの影響により、食事が十分に摂取できなかったり、水分補給も上手く行かなかったりということがありますね。
そのため、めまいや立ちくらみがひどくなってしまいます。
食事がうまく摂取できなくても、水分補給はしっかりとして低血圧を防ぐようにしましょう。
つわり
つわりが原因で寒気を感じることもあります。
妊娠初期、5、6週頃になると、吐き気、眠気、嘔吐、頭痛、ほてりなどを感じますね。
寒気も初期症状として起こることあります。
寒気とほてりを感じると、それがストレスの原因となり、より症状がひどく感じることもあります。
腎盂腎炎
腎盂腎炎の症状の一つとして、寒気を感じてしまうこともあります。
腎盂腎炎とは、尿道、膀胱、尿管に細菌が逆流し、腎臓で作られる尿を溜めておく腎盂という場所まで細菌が到達してしまうと、炎症が起こる感染症です。
腎盂腎炎が起こる前、膀胱炎になっているという傾向があり、膀胱炎の症状を感じた場合は、腎盂腎炎に注意が必要となります。
頻尿、排尿時に痛みを感じる、といいうような場合が要注意しましょう。
妊娠中に腎盂腎炎が起こっても、胎児への直接的な影響はありません。
しかし、細菌が血中まで到達してしまった場合、子宮、羊膜、などに炎症が広がってしまうことがあります。
子宮や羊膜に炎症が広がると破水してしまう可能性もあるので気をつけなければいけませんね。
寒気も感じますが、共に鈍痛や尿の濁り、倦怠感、38℃以上の高熱などの症状が起こることもあります。
もし膀胱炎や腎盂腎炎の症状を感じた場合は、早急に医師に相談しましょう。
寒気とともにほてりや頭痛も?!
寒気と共に起こりやすいのがほてりや頭痛ですね。
ほてり
妊娠が成立した場合、高温期という時期が続くため、身体のほてりを感じることもあります。
普段よりも体温が少し高いため、寝汗をかきやすくなるということもありますね。
寝汗が冷えることで寒気を感じるということもあります。
風邪をひかないように、汗の処理、着替えをしっかりと行いましょう。
頭痛
頭痛も共に起きやすい症状の一つですね。
妊娠初期は、ホルモンバランスが変化するため、自律神経が乱れやすくなってしまいます。
そのため、睡眠が思うようにしっかりと摂れなくなってしまうということもあり、頭痛が起こりやすくなるのですね。
寒気と共に頭痛や鼻水なども起こりやすくなるため、風邪を引いてしまったのだと感じる妊婦さんも多く、風邪薬を飲んでしまったということも少なくありません。
妊娠の可能性があるという場合は、風邪薬の服用は医師に相談してからのほうがよいですね。
吐き気
吐き気を共に感じるということも多いですね。
吐き気は起こるものですが、吐き気や嘔吐が強く続く場合は、治療が必要となる妊娠悪阻の場合もあります。
水分すらも十分に摂取することができないという場合早めに産婦人科で相談してください。
腹痛
腹痛を感じるという場合もあります。
妊娠した際、赤ちゃんを育てるためには、大きな子宮が必要となります。
そのため、恥骨、下腹部に痛みを感じるということがあります。
妊娠初期症状で腹痛が起こることはありますが、我慢できないくらい痛い、長期間続いているというような場合は、病院へ受診し医師に相談しましょう。
妊娠初期の寒気は流産が原因?
妊娠初期に感じる寒気は流産が原因であると言われることがあります。
しかし、寒気と流産の関係性に医学的根拠はありません。
ただし、寒気を感じ、寒気以外にも、出血や強い腹痛などを感じるという場合は、流産の可能性も考え、できるだけ早く産婦人科に相談の電話をするとよいですね。
妊娠初期の寒気への対策は?
では妊娠初期の寒気への対策についてです。
食生活
食生活に気をつけるとよいです。
つわりの影響により、吐き気、嘔吐などの症状が起こるため、まともに食事をすることが難しいという時期もありますね。
しかし、可能な場合、根菜類、生姜などを使用する食事を積極的に摂取すると身体があたたまるのでおすすめです。
食事を摂るのは難しいという場合、スープでもよいですし、ゆず茶やジンジャーティー、ルイボスティーなどをあたたかくして飲むのもおすすめです。
身体をあたためる
身体をあたためましょう。
腹巻型の腹帯、吸湿発熱のインナーなどを着用したり、寒い時にさっと羽織ることができる温かいストールやカーディガンなどを活用し、体温調節をおこないましょう。
カイロなどもおすすめですが、カイロを同じ場所に長時間当てたり、カイロを貼って寝たり、カイロで圧迫したりということはやめましょう。
お風呂に入ると体をあたためることができるものの、妊娠中はのぼせやすいという傾向もあります。
通常よりもぬるめの温度の湯船のほうがよいですね。
また、長時間の入浴はさけましょう。
めまいなどにより入浴が難しいという場合は、足湯だけでも効果的となります
軽い運動
軽い運動を取り入れるのもおすすめです。
妊娠初期は身体の血流が悪くなってしまい、寒気を感じてしまうということがあります。
無理のない範囲で、ストレッチやウォーキングを取り入れると、血行がよくなり、身体が温まりますし、ストレス発散や気分転換にもなるのでおすすめです。
まとめ
妊娠初期の寒気は、ホルモンバランスの変化、つわりの影響などにより起こってしまうのですね。
寒気を感じたからといって、流産したというような医学的根拠はなので安心してくださいね。
寒気に対して上手く対策しながら、妊娠初期を乗り越えましょう!